http://eiji008.blog19.fc2.com/blog-entry-596.html

　＜海江田経産相＞原発輸出交渉　トルコに経産職員派遣へ
　http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110723-00000057-mai-pol

　海江田万里経済産業相は２３日、テレビ東京の番組に出演し、原発プラントの受注に向けて交渉中のトルコに、近く経産省職員を派遣し、日本の原子力技術の安全性などについて説明することを明らかにした。菅直人首相は「脱原発依存」を打ち出したが、海江田経産相は原発輸出に力を入れる姿勢を改めて明確にした。

　海江田経産相は番組で、トルコや既に受注が決まったベトナムが、東京電力福島第１原発事故後も日本の原子力技術に期待しているとの認識を示し、「トルコに行って実際の技術をしっかり話して来てくださいと（指示した）」と述べた。

　原発輸出については、２１日の参院予算委員会で、菅首相が「議論したい」との答弁を繰り返す一方、海江田経産相はベトナムやトルコに「特派でも派遣して説明する必要がある」と交渉を続ける姿勢を示していた。【和田憲二】

いかんなあ。
この記事を読んで、思わず笑ってしまったよ。
もう、なんというか、この政権の出鱈目さ加減に慣れてしまって、怒るよりも先に失笑してしまう、というか。
笑ってちゃいけない、もっと怒らなきゃと思うのだが・・。

ブレーキの効かない車を売るセールスマンは、現実にはいないと思うのだが、国家間レベルでは、どうやら存在するらしい。
「日本の原子力技術の安全性」という言い回しが、まともな神経の持ち主ならブラック・ジョークとしかとれない筈という常識的な思考からすれば、海江田経産相の神経は、とても「マトモ」とは言えない状況なのだろう。
こういうキケンな人物に、国の重要なポストをまかせておいていいものだろうか。

国土の一部を、誰も近寄ることができない「死の地帯」にしてしまった原発。
地に足をつけて、先祖伝来の土地を守り、伝統的な地場産業で国に貢献してきた人々の生活を破壊し、ことごとく「根無し草」にしてしまった原発。
国の未来を背負って立つべき幼な子たちに、深刻な「被曝」の洗礼を浴びせた原発。
それを「安全」と強弁するのは、詐欺師の口上に他ならないのではないか。

「ニッポンの技術は優秀」という「神話」は、重大な事故を起こした後では、もはや捨て去るべきだろう。
いくら技術が優れていても、それを生かす「哲学」と「人材」が、この国には不幸なほどに皆無であり続けた。
「ゼロ戦」も、戦艦「大和」や「武蔵」も、それそのものは「優秀」でも、使う者が哲学も何も持たぬ「拙劣」であったため、何の役にも立たず、歴史の渦の中に沈み去ってしまった。

ニッポン人よ、目覚めよ。
何度も何度も繰り返す「失敗体験」を、今こそ総点検して、国の未来の備えよ。
どうしようもない国だが、僕はこの国土とそこに住む人々を愛している。
もう二度と、「亡国」の憂き目を見てはならないのだ。

コメント
01. 七転八起 2011年7月24日 15:28:37: FjY83HydhgNT2 : qqCNcK3o9g 資料　１０８　原発事故　自民党が原発に反対できない理由 (木霊の宿る町) http://onomar.jugem.jp/?eid=3681#sequel 　リンク先にこういうブログが載っていました。これが本当だとすると自民党が原発に反対することはないのでしょうね。 それにしてもおのまは平均的な日本人よりはネットでニュースを追いかけていると思うのですがこんな報道はみていません。マスメディアの諸君、こういうものはもっと大々的に報道して欲しい。日本の根幹的な問題ではありませんか。 自民党の議員への個人献金の実に７２％が電力会社役員かＯＢから提供され、一議員への献金額は平均して実に4700万円というニュースが流れました。 72%?! そうか！　困った！ どうも自民党の原発の安全性追求の動きが鈍かった。自民党の政策として、全体として原発に賛成なのは一応、理解できるが、それでも東電の追求、再開に当たっての安全性の確保、福島の人の救済、農業や漁業の人の補償など、どうしてこんなに野党なのに動きが鈍いのか？と思っていたが、そうか！ ・・・・・・ 自民党の議員を約300名としよう。選挙の状態で上下するけれど、そのぐらいとしてカラクリを計算してみたいと思う。 人数300名×献金４７００万円＝１４１億円 これに対して、原発に出されている税金は、4500億円。 つまり、１４１億円を議員に出すと、4500億円の税金が原発に投入され、原発の収益がぐんと上がる。 投資額に対するもうけは、実に32倍に上る。 ・・・・・・ この１４１億円は「個人献金」と言うけれど、役員や役員ＯＢをぜんぶ足して100人としても、一人1億4000万円近くの献金をしている。 これはすべて「私たちの電気代」から支払われているものだ。こんなことをしているから、日本の電気代は世界トップレベル、電力会社は威張っていて、事故を連発する。 これ以外に、学者に払っている研究費、テレビや新聞の広告代・・・など「日本丸抱え経費」はいったいいくらになるのだろう？ ・・・・・・ 困った！ 民主党政権には辟易しているのだが、民主党がダメで自民党に入れる訳にはいかない。 選挙が来て欲しくない！ 実に変な社会になったものだ。 （平成23年7月23日　午前11時　執筆） http://takedanet.com/2011/07/post_fbd4.html
02. 2011年7月24日 16:50:32: 0ruzAX9hXM 　解散こそ真の政党を作る道筋となる。新党は機を見て踏み切るべきだが、その時が近づいたように思う。小沢さんの挙げた手にどれだけの人が集まるかの準備をしているところだろうか？ 　　 　農家の母ちゃんたちの言葉、管はダメ。自民党もダメ、というところにきている。議員は末端の空気をまだ読み切れていないが、政治に幻滅を感じていることは間違いない。新しい真の政治を求めている。 　地域で人を動かす名もないリーダーは、小沢さんの誠に気付いているよ！！
03. 2011年7月24日 17:12:23: FKGTI7fXrk 原発は民生品ではなく武器の輸出と見なせば、開発中に事故が起きて死者が出るなんて当たり前じゃないかな。 NPT的に微妙だが。
04. 2011年7月25日 13:30:26: FUviF2HWlS 原発は本来は安全だが、菅首相の民主党政権の支配化にあったため、事故が起こった。海外の、菅政権より上等な政権なら、安全に使いこなせるはずだ。
05. 2011年7月25日 14:04:44: O4yCPlzhrc 04さんへ ＞４さんへ 　化学工場で働いた経験から。 　原子炉以外の保安設備のお粗末に驚きました。　水素対策のベントバルブを操作する件でも、着手までの時間がかかり過ぎており、このことの真相があきらかでない。水素爆発対策の窒素ガス導入すら事前に設備化されていたか（米国の助言で進めたのか。） 原子力発電所として　耐震性能、津波対策のまえに 高圧ガス製造所、危険物取扱所としての許可に不思議を抱きます。 地震予知とか、土木とか、電気とかではなく、化学プラントとしての最低限の対策を怠つたのではないかと考えます。石油は燃え尽きるまで待てばいいけど原子炉は 制御できなければ、地獄。　やはり大学工学部の社会的責任をだれも議論しないのはおかしいのではないか？
06. 2011年7月25日 17:32:55: FHVyh15Kso 日本のメディアが、中国の新幹線事故を「どや顔」で嘲笑しているけど、 他国の不祥事をあざ笑うより、自国の原発事故をきちんと検証すべきだろう。 新幹線も「時速を競う」だけなら、早い車両はいくらでも作れる。 しかし、安全な運行はハードだでけでは不可能で、安全運航のためのソフトが大事だ。 福島の原発事故は、ハードもいい加減だったが、それ以上にソフト特に危機管理がボロボロで多数の無実の被曝者を生み、 放射能汚染は未だ終息の見込みが立っていない。 一旦事故が起きてしまうと、事故の終息のための計画くも立てられなければ、周辺住民の健康なんて構っていられない程の ぜい弱な「ソフト」しか持ち合わせていない、現状の原発なんて「中国の新幹線」を笑っていられなほど、恥ずかしいシロモノだ。
07. 2011年7月25日 17:44:46: FUviF2HWlS >>05 いまや誰でも知っていることですが、東電の原子炉の設計はＧＥの原子炉をベースにしています。初期の頃の日本の原子炉メーカーの技術者の主要な仕事は、ＧＥの設計図のインチ表記の寸法を、電卓を片手に、センチ表記に換算して書き直すことでした。完全な輸入技術で、日本の大学などの専門家を集めて安全対策を体系的に構築する過程を経ずに建設したプラント技術だったわけです。 今でも、ＰＷＲやＴＷＲが欲しくなったら、その都度、技術を会社ごと買う、という点で、変わってはいません。原発メーカーは、安全対策を含めて「技術を自ら開発するのではなく、海外から優れたものを買う」という考え方は続いています。 日本の原子力技術は、日本の大学工学部の技術を結集して得たものではないのですから、技術面で日本の大学工学部の社会的責任を問うことはできません。ただ、大学教授には、現場の技術を知らないのに、政治力を期待されて業界の意のままに従った責任はあります。
08. 2011年7月26日 04:58:47: FKGTI7fXrk 自国が装備しない武器を売る国もあるのだから、 日本は脱原発しても原子炉を売ることに問題はないはず。
09. 2011年7月26日 11:47:33: FUviF2HWlS 売ることの道義の問題はある。 それはそれとして、原発を売るには国家的な支援が必要になっている。 日本政府には、原発を売るための営業力が弱くなったのは事実だ。 日本の原子力産業は、仏アレバ社の子会社化した方が得策だ。

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