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毎日新聞 より
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110723ddm005010045000c.html
「独裁者じゃ回らない」−−たちあがれ日本・片山氏
22日の参院予算委員会で、たちあがれ日本の片山虎之助氏が「脱原発」など個人的見解を発表して閣内に不協和音を広げる菅直人首相を
「議院内閣制について正しい理解があるのか」
と挑発した。
片山氏は菅首相を
「議院内閣制とは、意思決定は閣議の全会一致。大統領制とは違う」
と批判。
手順や手続き、閣僚との熟議など事務的な積み上げの必要性を指摘し
「すっ飛ばして自分だけで独裁者やったら、この国は回りませんよ」
と説いた。
首相は
「自民党時代のやり方は、内閣のほとんどの決定を官僚任せにしてきた。選挙で多数をいただいた政党が内閣全体の責任を持つのが、議院内閣制の基本的考え方だ」
と切り返した。
毎日新聞 2011年7月23日 東京朝刊
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【私のコメント】
日本の首相がトップダウン型の政治を行えば、首相の権限は大統領よりも強くなる。
なぜなら日本の首相には議会の解散権が与えられているからだ。大統領には議会を解散する権限はない。
なぜ日本の首相にこういう強大な権限が与えられているかというと、日本の政治にはもともとトップダウン型の首相権限が想定されていないからだ。
明治憲法下では日本の国務大臣は天皇を直接輔弼し、その省庁の権限は各国務大臣に任せられていた。
首相の権限は各省庁間のとりまとめ役といったところであった。
この首相の形態は、戦後の日本にも受け継がれて、首相は閣議を開いて各国務大臣の了解を取り付けてから、方針を発表するのが常であった。
ところが菅直人がやっていることは、独断専行、開き直り、そして前言撤回、朝令暮改、最後には解散権のフリ回しである。
これでは日本人の知恵はでてこない。
おまけに首相自体が無能ときている。
片山氏が警鐘をならすのは当然だ。
『選挙で多数をいただいた政党が内閣全体の責任を持つのが、議院内閣制の基本的考え方だ』
これもおかしいのでは?
なぜなら日本国憲法には内閣と政党との関係は規定されていない。
問題のすり替えだ。
市民運動出身の首相は憲法の規定も知らないのか。
最大多数の政党党首が、どのようにでも国政を左右することができるとする思い上がりを、この言葉は示している。
政党政治に対する危険な理解の仕方である。
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