02. 愚民党 2011年7月23日 04:12:38: ogcGl0q1DMbpk
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救援本部ニュース107号 2011.7.23http://blogs.yahoo.co.jp/shinsaikyuenhonbu/4909881.html 反原発7・17いわき集会 発言集(その1) 誰の責任なのか! 一切のごまかしを許さない怒りの声を! これから何号かにわたって、反原発7・17いわき集会での発言を紹介していきます。 司会 辻川あつ子さん(動労水戸家族会) 私は茨城のひたちなか市で、日立で働いています。会社の同僚と友人が、このいわきに嫁いで住んでいます。 この集会の開催にあたり同僚や友人たちと、原発事故のことなどを話してきました。 友人は、原発事故以来、ストレスで胃炎になっていると言っています。毎日、冷蔵庫を開けるたびに、子どもたちに配布されたヨウ素剤が目に付く。テレビをつければ「直ちに影響がある値ではない」と。「そりゃそうだ、直ちに影響は出ないよ。もう、直ちに影響が出ないという言葉にはうんざりだ」と怒っています。 校庭の除染や、部活動の大会など、親たちの熱心さの度合いで学校の対応もまちまち。親の関心の度合いで子どもたちの状況も変わる、と言っています。 福島市の母親たちが「子どもを守ろう」と始めた(校庭放射線量基準値)20_シーベルトの撤回行動が、政府・文科省に対する「もうだまされない」という怒りにかわり、先生たちも一緒に闘っています。 広範囲にわたる藁の汚染が判明した問題で、何の責任もない農家の方が「これからどうやって生きていったらいいんだ」と言っています。 「原発は絶対安全だ」と推進してきた連中は誰なのか! 誰の責任なのか! 私たちはハッキリさせていきましょう。 これからも続く汚染、これから予想される健康問題、いままでの広島・長崎の認定、水俣病の認定など、因果関係を認めず責任回避する動きは明らかです。 「一切のごまかしを許さない」という怒りの声を、ここいわきからも大きくあげていきましょう。今後のネットワーク作りの出発点ができるような集会にしていきたいと思います。 私の同僚や友人は、用事があって参加できてませんが、この集会とデモを本当に応援してくれています。 主催者あいさつ 動労水戸・石井真一委員長 今日は、たくさんの結集、本当にありがとうございます。 3月11日以来、いわき市民のほとんどの人が避難生活を送り、ほとんどいわきの街もゴーストタウンのようになっていましたが、放射能汚染があるのを知りながら、仕事や生活があり、牛や馬や鶏や豚を捨てることはできないということで、ここに戻って生活を始めています。 放射能汚染、津波、地震で被災し、いまも大変な状況にあります。数日前も、南相馬の肉牛から2300ベクレルの放射能が検出され、中通りの浅川町の肉牛からも汚染が発表されています。豚や鶏や野菜、人間までも汚染されています。 私たちはしかし、放射能で汚染されていることは百も承知ですが、常磐線沿線や福島、茨城から逃げることはできないし、ここで闘って生きるしかないと思います。 子どもを抱え悩みながら、いろんな事情を抱えながら、必死で闘っているいわき市民のみなさんの怒りと連帯し、すべての原発を止める、福島原発を廃炉にし、除染して浜通りを復興させたいという思いで今日の集会を呼びかけました。 私も、福島県の矢祭町で生まれました。地震や津波だけなら復興のめどもたつ福島県なんですが、原発のせいで復興のめどもつかない。矢祭町は山と川以外、なにもないところです。川の鮎がうまい。いわきの友達には、「おまえは魚も食ったことないだろう」と言われ、ケンカをしたこともありますが(笑)、いわきの人は、本当にこの街がすきで、どんなに遠くてもいわきから通っている。私の組合にも、ぜったいにいわきから離れない組合員がいます。本当にいわきの魚はうまいし、水戸の魚なんか食えないよ(笑)と言われるんですよねでも「今年はろくに食ってねえよ、悔しい」と言ってます。 私たちはJRで働く労働者で組織している動労水戸という労働組合です。いわきに住み、いわき運輸区で働く組合員もいます。津波で家を流され、JR貨物で働いている組合員もいます。いわきから勝田車両センターに通勤している組合員もいます。 常磐線は、久ノ浜から亘理まで寸断されています。駅や、原ノ町運輸区の労働者は、職場、仕事、古里をおわれて、すでに転勤も実施されています。鉄道というのは市や町の中心的役割を果たしていますし、原発を無くすことと、鉄道を通すことは一体です。 JR東日本は、鉄道を通すと建前上は言ってますが、これ幸いと不採算部門を切り捨てようとしています。その証拠に、JRは東電や政府に何も原発事故の収束について何も要求していない。朝日新聞にも「巨額、JR及び腰」という見出しで記事が出ています。何よりも我々が、常磐線を取り戻す闘いをやっていくことが重要です。 なぜ動労水戸がこの集会を呼びかけたのか。それは、労働組合がカギだろうと考えたからです。 動労水戸は24年前の国鉄分割・民営化に反対して結成されました。3人に1人が首という攻撃で、反対していればJRには採用されないと言われました。その過程で中曽根元首相が、狙いどおりに労働組合を解体。総評労働運動の中心であった国労や動労を解体するということをやってきました。中心部隊であった国労は大きく組織を減らし、動労は路線転換して国鉄分割・民営化に賛成しました。私たちはそういうことは認められないと動労水戸を結成し、動労千葉とともに分割・民営化に反対して闘うために結成しました。 会社からは24年間、あらゆる不当労働行為、昇進・昇格差別、運転士登用差別、駅の売店や蕎麦屋、ベンディングセンターへの配転など、22年間も攻撃され続けました。 しかし2008年12月に、運転士登用差別めぐって最高裁で勝利し、2009年12月には23年ぶりにハンドルを取り戻す闘いをやりきりました。 本当に労働組合の方針が大事だ、と思います。平支部の旗、この勝利記念で新調、今日がお披露目です。この旗をなびかせて、今日はいわきの街をデモしたい。 国鉄分割・民営化にはみんな反対でした。なぜ反対できなかったのか。原発も同じです。なぜ東電で反対と言えないのか。大熊町や楢葉町で反対と言えない。国鉄分割・民営化の構造とまったく同じです。東電労組、電力総連などが、原発反対ではなくて賛成なんですね。九州電力でおきたニセメール事件も、労働組合がハッキリ原発反対で闘っていれば、こんな事はおきなかった。労働組合の方針が本当に大事だ、と思ってこの集会を呼びかけました。 原発を止めるためにどうするのか。集会やデモも、本当に大事です。しかし、今もっとも必要なことは、自分の職場で、会社に対して「反原発をハッキリさせろ」と言うことを要求することです。労働組合があれば「反原発を方針に掲げろ」と要求して闘うことです。そうすれば、原発を止める展望がはっきりしてくる。 菅直人が「脱原発に傾いている」と言ってますが、そんなものに一喜一憂するんじゃなくて、労働者の力で原発を止め、廃炉にしていくことが重要です。8・6広島、8・9長崎の反戦反核の闘いもあります。9・11に反原発の大デモをやろうという計画もあります。こういうことも射程に入れながら、福島原発の足下であるいわき市から、世界に強烈な反原発のメッセージを送り、今日から闘いをつくっていきたいと思います。 被爆66周年ヒロシマ・ナガサキ・フクシマをくり返すな! すべての核と原発をなくせ! 戦争をとめよう! 8・6ヒロシマ大行動 ★原爆ドーム前ヒロシマアピール 8月6日(土)9時〜 原爆ドーム前(10時〜デモ) ★8・6ヒロシマ大行動 8月6日(土)12時半〜 広島県立総合体育館小アリーナ アメリカから「反戦の母」シンディ・シーハンさんも参加 主催:被爆66周年 8・6ヒロシマ大行動実行委員会 http://hansen-hiroshima.blogspot.com/
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