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蓮舫議員が「体育振興費」を事業仕分けで削減提言したものの、なでしこJAPANの優勝を祝福するツウィっターに書き込んだため「お前に言われたくない、」などと反感を招いて炎上したという。蓮舫議員は「仕分けしたのは体育振興費が現場ではなく役員などの人件費に消えているのではないかと追及した」と弁明している。確かに、様々な会のうち活動状況のよく分からない役員が大勢いるのも「体育振興会」の実態だ。
批判されたものにオリンピックに参加した選手の人数に迫る同行役員の数の多さが入場式などで観衆の目を惹いたものだ。問題なのは体育振興会が競技生活で功成り名を遂げた人たちの隠居場になっていないかということだ。
つまり体育振興費が選手の強化費に使われているのではなく、そうしたご隠居の手当に化けていないかということだ。省庁から天下った元官僚が収まった役員手当に化けていないかということを問題にしたのだという。
官庁に関連した各種団体にはそうした実態のものが少なくない。省庁の予算費目では「…強化費」とされているが、実は各種団体の維持管理・役員手当費に大部分が使われている場合が多い。何とも腹立たしい実態が放置され官僚たちも一体となって予算を空洞化している実態が無きにしも非ずなのだ。
原子力利用に関しても実態を伴わない「安全保安院」や「原子力委員会」などが存在していた。本来なら厳しく原発の安全をチェックすべき機関が単に電力会社の下請け広報機関に過ぎなかったと実態を露呈している。それが省庁に関連した各種団体の実態でもある。
本質的な議論に戻らなければならないが、体育振興会が必要なのだろうか。なぜ本省の官僚が担当者を各競技ごとに決めて直接管理運営しないのだろうか。それなら現役世代の官僚だけが関わることになり、天下りのやりようがなくなる。これほどIT技術の進んだ時代に、選手の強化に振興会が必要とは思えないし、競技ごとに存在する運営会も必要なのか疑問に思う。大会役員の異常な数の多さに驚いたものだが、その高齢ぶりにも目を剥いたものだ。
功成り名を遂げた選手たちの長い引退後の暮らしをいかにして処遇するかも問題だが、少なくとも「体育振興会」で養うのが妥当とは思えない。オリンピックなどの随行は次世代を担う選手たちや選考の最終段階で選に漏れた選手たちとすべきだろう。少なくとも「効果的」な派遣を考えるなら、論功行賞のご老人を派遣するよりは未来に対する投資といえるだろう。
蓮舫議員が言いたかったこととズレているかもしれないが、一方的な批判や攻撃は良くない。その真意を汲み、忖度することも世の中では必要だ。そして競技生活を終えた選手たちの長い引退後の暮らしについても、真剣に議論しなければならないだろう。
http://km2295.iza.ne.jp/blog/entry/2366801/
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