http://www.asyura2.com/11/senkyo116/msg/849.html
Tweet |
若者国民は なぜ怒らないのか 権力に弱過ぎる国民に警告
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-3447.html
2011/7/21 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
インターネットやケータイによる国会への大規模デモが必要になっているこの国の政治・経済・社会の現状
--平均年収2100万円以上の国会議員という税金ドロボー、無責任極まる霞が関役人の腐敗、倫理なき財界経営者などにいいように国を操作され、就職の機会もなく、あっても低賃金の派遣労働という世相を黙認していいのか
岡田幹事長が「8月7日に民主党代表選をやりますから」と、自民党サイドに漏らしたという。そんな準備もないのに、なぜ8月7日かというと、政権しがみつきのズル菅首相が、6日の広島原爆記念日か9日の長崎原爆記念日に狂気の「原発解散」を宣言する危険があるかららしい。いやはや、どっちもどっち。二の句が継げないとはこのことだ。
太い信頼関係がないと成り立たないはずの首相と政権与党の幹事長。その2人が疑心暗鬼でソッポを向き合い、震災対応そっちのけで牽制しあっている。アホ丸出しではないか。政治が機能しないのは当然で、ひでぇ政権だ。
西岡参院議長が「首相は最悪の独裁者。一日たりともこの政権が続くことは、日本の将来のために許されない」と異例の声明を発表。民主党議員に、内閣不信任案の再提出や参院問責決議案を出せと反乱を勧めていたが、そこまで状況は深刻なのである。
「私も、そう思いますよ。最低最悪の菅首相を追放するには、どんな手だって使わないと本人は懲りない。それで菅首相が頭に血が上り、解散するなら、それでいいじゃないですか。ウソつき首相が思いつきの“脱原発”を叫んだところで、大惨敗は確実。解散になれば菅退陣が確定するのです」(政治評論家・森田実氏)
選挙をやっている余裕なんて一日もないのに、自爆解散でしか変えようがない政治情勢。この国は本当にドツボにはまってしまった。
◆性根から腐った権力亡者
菅政権になってからの1年、ずっとこんな無駄と停滞と閉塞の連続だ。ただ総理になることだけを目的にしてきた菅は、息を殺して鳩山・小沢の失脚を待ち、タナボタで総理の椅子を手に入れたが、やりたいことがあるわけじゃないから、あとは仙谷の悪巧みに乗って「小沢叩き」で大マスコミ世論に迎合してきた。
内ゲバだけにエネルギーを使い、その仙谷も追い出して独裁を手に入れた。そんな男だから、ハナから政策なんて実行する気はなく、消費税増税、TPP、社会保障と税の一体改革、最小不幸社会、1に雇用2に雇用と、打ち上げたのは全部口からデマカセ。政権延命に利用してきただけだ。
「経験の浅い民主党は、一致団結しなければ、自民党を敵に回して、政権運営なんてやれっこない。それには経験のある小沢氏に協力してもらうのは当然ですし、内輪モメしている余裕はないはずなのです。しかし、菅という男は自分の立場が一番。力のある者は排除しないと気が済まない。それで政治が動かなくなっても気にしない。器も能力もなく、ここまで国全体のことを考えない首相は戦後初めてですよ」(政治評論家・山口朝雄氏)
大地震発生も延命に利用し、悪辣なことに、退陣の“メド”をつけさせないために震災対応を遅らせている。要は、ガレキが片付かず、原発もグチャグチャな限り、ずっと首相でいられると考えている性根の腐った権力亡者なのだ。
歴代自民党政権も確かにひどかったが、菅はそれと比べても目に余る。一利もない百害だけの首相。ヘドロか放射能が詰まった空き菅のようなものである。国民はもっと怒らないと、半殺しにされてしまうのだ。
◆海外なら大規模デモで政府が倒されている事態
ここまでデタラメ政治が続いたら、世が世なら、とっくに菅が暗殺されていてもおかしくない。これが日本じゃなければ、各地で倒閣デモが起きているはずだ。
実際、チュニジアを皮切りにアフリカ、中東諸国で沸き起こった民主革命の原動力は、市民のデモだった。エジプトでは連日の大規模デモが30年以上続いたムバラク独裁政権を退陣に追い込んだ。元レバノン大使で外交評論家の天木直人氏がこう言う。
「アメリカやドイツ、イギリスなどでもデモは日常的に行われています。それだけ政治意識が高く、権力に対する批判精神を持っている。先進国で、日本ほど権力の言いなりになっている国は他にありません。今も黙って無能政権の延命を許している。今週の補正予算審議も前代未聞のヒドさでしたが、一体どれだけの国民が注視していたか。野党議員の質問に対し、菅内閣は首相はじめ関係閣僚も誰ひとりロクに答えられなかった。この内閣は誰も仕事をしていない、機能していないということですよ。菅政権の機能不全が震災の復旧・復興を遅らせているのは明らかです。それどころか、無能政府の尻拭いを増税という形で押し付けられようとしているのに、なぜ国民は黙っているのか。不思議でなりません」
かつては日本でもデモ隊が国会を包囲したり、学生運動が盛んな時代があった。しかし、支配層や警察権力の弾圧と分断工作によって、いつしか不平不満は高度成長の波にのみ込まれていく。小利口な学生はヘルメットとゲバ棒を投げ捨てて一流企業に就職。残りはセクトに分裂し、“極左”と化したが、内ゲバとリンチのイメージをあおられ、革命デモを一般社会から遠ざける材料にされてしまっただけだ。
学生運動から宗旨変えしたサラリー族は「モーレツ社員」として経済成長に貢献。その上にドッカとあぐらをかいてきたのが、政官財の利権構造である。
◆どこまで搾取されたら若者は怒り、立ち上がるのか
歴代自民党政権は、終身雇用や年功序列制で庶民にそこそこの暮らしを保障する代わりに、権力に歯向かわないよう飼い慣らしてきた。蜂起した民衆のパワーと怖さを知っているから、規制も抜かりない。例えば“ほめ殺し”の皇民党事件をきっかけにして88年に制定された「静穏保持法」。これで国会や政党本部周辺での大声を上げるデモ活動は禁止された。民主党本部も、昨年10月から禁止区域に指定されている。
そうやってガンジガラメにされた市民は、政権に対する不満があっても、世論調査に「不支持」と答え、せいぜい新聞の投書欄で「菅政権の継続は国益にマイナス」「一刻も早い退陣を」などとボヤくのが精いっぱい。そんなもの、連中は屁とも思っていないのだ。
「長年の官僚支配政治によって、すっかり為政者にとって都合のいい社会が出来上がってしまった。“一億総中流”と信じ込まされてきた国民はキバを抜かれ、気づいたら中流層が崩壊して、二極化の超格差社会になっていた。政官財の支配層が権力にまかせて利権とカネを分け合い、弱者はますます弱体化。声を上げることすらできなくなってしまったのです。しかも社会の格差を是正するはずの大マスコミが、高給を取って権力のお先棒を担いでいるのだからどうしようもありません」(天木直人氏=前出)
汗水垂らして働くサラリーマンの平均年収は406万円。いや、定職があればマシで、いまの若者は就職もできず、仕事にありつけても低賃金の派遣労働が当たり前になっている。なぜ、もっと怒らないのか。直接行動に出ないのか。
狂人首相ごときを引きずり降ろせない国会議員の平均所得は2178万円だ。政党からの交付金や年間1200万円の文書通信費もあるし、赤坂の一等地に立つ豪華な議員宿舎は月額9万円チョイ。それでいてマトモに仕事もせず、悪政失政のツケは全部庶民に増税や電気料金値上げという形で回される。官僚や財界経営者も含めた税金ドロボーたちに対して、若者はもっともっと怒らなければウソなのだ。
今はインターネットやケータイがある。中東では、ネットが民主革命の起爆剤になった。日本人も「なでしこスゴイ」とかツイッターでつぶやいてる場合じゃないのだ。
デモは、憲法で保障された国民の正当な権利だ。10万人規模で国会へ突入するくらいの勢いで、庶民弱者の怒りを目に見える形で示さないと、この国は何も変わらない。いま立ち上がらなければ、死ぬまで搾取される生活が延々と続くのだ。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK116掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。