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首相退陣3条件 補正通過でまず「ワンアウト」 でも民主幹部は「野球は2アウトからだし」と投げやり
2011.7.21 00:13 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110721/plc11072100160001-n1.htm
平成23年度第2次補正予算案の成立が確実になったことで、菅直人首相の「退陣3条件」の1つがクリアされた。残るは特例公債法案と再生エネルギー特別措置法案。民主党執行部は野党の協力を得るため、首相交代に向けて外堀から埋めようと躍起だが、肝心の本丸に落城の気配はない。
自民党の石原伸晃幹事長は20日、ニッポン放送番組「高嶋ひでたけのあさラジ!」で、民主党の岡田克也幹事長から聞いたという話を暴露した。
「この前、岡田さんから『8月7日に代表選をやりますから』といきなり言われました」
石原氏は「首相は辞めない。8月になると、ものを言いそうな日がポンポンポンと来るからだ」とつけ加え、広島、長崎の「原爆の日」や8月15日の終戦の日にあわせて、首相が政権延命を図る発言を行うとの見方を示した。
岡田氏は石原氏の発言を否定しているが、執行部の一人は「8月上旬に代表選をやる目標は変わっていない」と語る。首相退陣の前提となる3案を8月上旬までに仕上げ、即座に両院議員総会を開いて新代表を選ぶ−という想定だ。
しかし、民主党が自民、公明両党を特例公債法案の賛成に引き込むため行っている子ども手当制度の見直し協議では、野党側が態度を硬化させている。再生エネルギー特措法案に関しても自民党は「結論を急がない」とする。8月上旬に3条件を整えるのは今や風前のともしびだ。
そこで、民主党内で奇策が持ち上がった。菅首相(内閣総理大臣)が党代表だけを辞任し、新代表が野党との交渉を進める「総代分離」論だ。岡田氏は20日の党常任幹事会で、出席者から総代分離の可能性を問われ、「できないことはない」と答えた。
「8・7代表選」説も「総代分離」論も、退陣しようとしない首相を、民主党代表の座から引きずり降ろすことによって、なんとか野党の理解を得ようという苦肉の策だ。
もっとも、首相が承諾しているわけではなく、自民党も公明党も真に受けていない。小沢一郎元代表や鳩山由紀夫前首相のグループも、岡田氏や仙谷由人官房副長官らこれまで首相を支えてきた面々への不信感から「お手並み拝見」を決め込み、「菅降ろし」は盛り上がらない。
「3つの条件を一つ一つこなすことに協力しながら、新しい体制が必ずできると信じようじゃないか。『早く辞めろ』みたいな行動はとるべきではない」
鳩山氏は20日夜、都内の居酒屋で開いたグループ幹部との会合で訴えた。
実は鳩山氏は今週、首相から電話を受けていた。ペルーのリマで28日にあるウマラ次期大統領就任式典の特使を依頼された鳩山氏が「私にお願いしたということは、分かっていますよね?」と暗に辞任を促すと、首相は「分かっています」としおらしく答えた。
だが、首相は20日の衆院予算委員会で「福島第1原発は工程表のステップ1が予定通り完了した。そういう責任をきちんと果たしていくことが私自身の今の基本だ」と意欲を見せた。
執行部の一人は投げやり気味にこう漏らした。
「まずワンアウト! もっとも、『野球はツーアウトから』というから怖いよな…」(加納宏幸)
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