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65歳定年延長は、年金年齢引き上げの言い逃れに過ぎない - (ひょう吉の疑問)
http://www.asyura2.com/11/senkyo116/msg/775.html
投稿者 七転八起 日時 2011 年 7 月 20 日 09:42:45: FjY83HydhgNT2
 

http://blog.goo.ne.jp/akiko_019/e/eb1c03523e423344929360ee28cf1a71


 産経新聞 より
http://www.sankei.jp.msn.com/economy/news/110719/biz11071918500023-n1.htm


定年65歳引き上げ「議論する状況にない」 経団連が反論
2011.7.19 18:48
 経団連は19日、政府が検討している法定定年年齢を65歳に引き上げる案に反対する提言を発表した。
現行の60歳定年を引き上げるには賃金制度や人事配置など解決すべき問題が多いとして、
「定年引き上げの議論を行う状況にはない」としている。

 定年をめぐっては、政府が昨年6月の新成長戦略で
「希望者全員が65歳までの雇用を確保されるよう2013年度まで措置を講じる」
と規定。
今年6月の厚労省の研究会では
「定年年齢が65際に引き上げられるよう議論を深めるべき」
と報告された。

 だが提言は激化する国際競争を背景に企業は雇用維持にすら苦慮していると強調。
希望者全員を65歳まで雇用すると高齢労働者数が2017年には現行より約33万人増加し、
将来を担う新卒採用を抑制せざるを得なくなると主張した。

 また経済の先行きが不透明なうえ当面は高齢就職希望者の増加が見込まれることから「自社内での雇用確保には限界がある」として、子会社や資本関係のない企業への転籍も高齢者雇用安定法に定められた措置を講じたものにすべきだと求めている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【私のコメント】

江戸後期の伊能忠敬は50歳で商売を辞めて、それから『大日本沿海與地全図』を完成した。
50歳前後で仕事を辞めるのが普通であった。
もちろん今とは平均寿命の違うのだが、違うのはそれだけではない。
『いつまでも働くものではない』という意識が広く社会に行き渡っていたのだ。
いわば『余生』を楽しんでこそ人生だという観念があった。
そしてその『余生』も今の『余生』とは違う。
『余生』とは『余り』の『人生』ではなく、そこから本当の人生が始まるという第二の人生であった。

もちろんそこには今と違って、若者だけに価値をおかず、年を取れば取るほど人間は奥行きが深くなるという考え方があった。
だから第二の人生が本当の人生になれたのである。
若いときに一生懸命働くのはこの第二の人生を豊かにするためであった。
そうでなければ伊能忠敬の偉業は理解できない。
彼の成し遂げた仕事はご隠居さんの道楽程度のものではないのである。

江戸時代に比べれば現代社会は豊かな社会である。
この豊かな社会では江戸時代以上の豊かな第二の人生が開けるはずである。
ところが今は55歳を過ぎても、60歳をすぐても、働かなければならない社会になっている。今の若い世代は65歳を過ぎても働かなければならない社会になるといわれている。
一体いつまで働くのか。

年を取っても、働きたい人は働いてもいい。それが保障されることはよいことである。
しかし年を取っても働かなければ生きていけない社会は貧しい社会である。
今の社会はそうなっている。

働きたいから定年を65歳に延長しようとしているのではない。
60歳で年金支給ができなくなったから65歳まで働かなければならなくなっただけである。

伊能忠敬の時代には、50歳で現役を引退できるようにするために若いときから一生懸命働いた。

ところが今は、若者たちの雇用の場が失われつつある中での、定年延長である。

むろん働きたい人は働いてよいのだが、若い頃から40年近くも働けば、誰でも引退できる社会というのが望ましいのではないか。
生活のためにいつまでも働かなければならない社会というのは、貧しい社会であって、望んでそんな社会になるべきではない。

しかし政府は定年延長を求めて、年金支給年齢の引き上げを正当化しようとしている。

そしてそれに対して経営者団体が反対を表明している。
政府は企業の論理にも合わないことをやっている。

企業にとっても若い方が良いのである。
年を取ると若いときのようには働けなくなる。
リストラが横行する今の社会でこういうことをいうと、お前は企業の回し者かと、非難されるかもしれないが、
生活の保障さえあれば、50歳を過ぎて60歳に近づいた人間が仕事を辞めようと思えばいつでも辞められる社会というのは、暮らしやすい社会である。
それは結構豊かな社会ではないのか。

『生涯現役』
今やこれが一つの価値観になっているが、日本の伝統社会というのはそういうものではなかった。

子どもを育て、成長させたあとの現役引退後の時間こそ、本当に自分のしたかったことができる。
このような生き方は伊能忠敬だけではなく、石門心学の祖、石田梅岩にも見られる生き方である。
そうであってこそ豊かな人生を送れる。

これを時代錯誤という人もいるかもしれない。
しかし昔よりも豊かになったはずの現代社会でなせ昔よりも長期にわたって働かなければならなくなったのか、しかも生活のために、その疑問は消えない。

しかも若い人は職に就けずに困っているというのに。
職がないから収入がない。収入がないから結婚できない。
結婚できないから子どもができない。
子どもをもてる年齢がどんどん上がり、子育ての終わる年齢もどんどん上がる。
そうするとますますいつまでも働かざるをえなくなる。
この悪循環がいつまでも続く。
高齢者が働いて、若い人たちは働けない社会というのは、いずれ衰退していく社会である。
 

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コメント
 
01. 2011年7月20日 09:54:31: h69tTYryng
しかし公務員は結構なご身分だ。
すでに人事院は2013年からの65歳定年延長を決めている。
収益は関係ないからいくらでも定年は延ばせるのが強い。
また公務員は60歳時が一番高給だから現行の給与体系では
定年延長で60歳以上の高齢高給職員が激増して行くことになる。

大企業や中堅企業は世界競争が厳しすぎてパワーの無い高齢者の雇用は無理。
それどころか実質定年は50歳の企業も多く肩をたたいて関連企業に片道出向が多い。
運良く本社に残れても60歳以上は給与半分の再雇用制度がほとんど。
やはり日本は公務員の生活が第一の国だ。


02. 2011年7月20日 10:15:31: sd0yEkrOVg
だからこそのベーシックインカムBIである。家が裕福なら、おじいちゃん、おばあちゃんは働かなくても家族から大事にされ、趣味に第二の人生を開花させ、子供たちは十分な教育を受ける。お父さんががんばって働いて家にお金を入れ、その家を裕福にし、家族がそのおかげで豊かに暮らしていても、お父さんは、なんで俺だけ働かなくてはいけないんだよとは決して言わない。もちろん、その家の裕福な基礎を作ってきたのはおじいちゃんであり、それを保ち、ますます反映させていくのは子供たちである。この家というものを地方自治体や国に置き換えたとき、働いて富を作る人たちと文化を花開いていく人たち、花開かなくてもそれを楽しみ才能のある人たちの受け手となる人たち(美術展や小説などの鑑賞者、音楽会の聴衆)が質も高く層も厚い社会とはなんと豊かな社会であろうか。
 現在、対外債務がほとんどない、むしろ対外債権者である日本の国は、今こそベーシックインカムを導入して、世の支えとならんと志ある人だけが。その自由意志で日本の豊かさを支えていけばよいのではないのだろうか。その背景には、この国の技術力の高さがあることは言うまでもない。

雇用、雇用、雇用とさけび、富を分配する道具としての要らない仕事をわざわざ作って、日本を、地球を破壊する行為は、20世紀までの悪しき慣習としなければならない。いつまでも、富の再配分に、昭和の馬鹿査定に習っているべきではない。たいていのひとは衣食住が足りればあくせくとは食うためには働きたくないものだ。でも、一部を除いては、何かをしたくてウズウズしているのだから、BIを行ったら、誰も社会を支えるための仕事はしなくなるなんて考えね心配はない。もちろん、昼間からパチンコしたりギャンブルにうつつを抜かしている輩もいるにはいるが、社会の歩留まりと考えれば腹も立つまい。それに、パチンコ屋に税金いっぱいかけて歩留まりから富を回収してしまえば、そんなに実害はないのでは。他のギャンブルは胴元の分をパチンコや富札なみの50%にしてしまえば、効率よく回収できるから問題ないでしょう。そのうち、趣味が、家庭菜園、一日漁師という人が増えていけば、食料の自給自足率が高まり、健全な社会になっていくと考えている。

若い人たちが、率先して、震災被災地のボランティアに行き、子孫を作り終え、放射能リスクの弊害をあまり受けないであろうと覚醒した層の技術者たちが、原発による日本の未曾有の危機に決死隊を組んで戦っていてくださる。

このさい、今、水面に浮いてきた塵は捨て去って、その下の澄んだ水で、日本を再構築していこうではありませんか。


03. 2011年7月20日 11:16:30: i7CGvypOTw
> 希望者全員を65歳まで雇用すると高齢労働者数が2017年には現行より約33万人増加し、将来を担う新卒採用を抑制せざるを得なくなると主張した。

欧米のように、労働に応じて給料を支給すれば、65才であろうと70才であろうと、企業の負担は同じである。
外国人労働者を雇用すると、将来を担う新卒採用を抑制せざるを得なくなると主張すべき。

> 年を取っても、働きたい人は働いてもいい。それが保障されることはよいことである。

その通り。
今の社会は、働きたい人も強制的に辞めさせられる。
アメリカでは年齢を理由に辞めさせることは憲法で禁止している。

> しかし年を取っても働かなければ生きていけない社会は貧しい社会である。
> 今の社会はそうなっている。

その通り。
残念ながら日本は未だ貧しい人が沢山居る。

> 働きたいから定年を65歳に延長しようとしているのではない。
> 60歳で年金支給ができなくなったから65歳まで働かなければならなくなっただけである。

その通り。
年金が破綻して誰も年金を受け取れなくなるよりは、65才まで働けて年金を受け取れる社会の方がましである。

> むろん働きたい人は働いてよいのだが、若い頃から40年近くも働けば、誰でも引退できる社会というのが望ましいのではないか。

定年が65才になっても60才でも引退できる。
ただし、それに見合った年金しか貰えないと言うこと。
60才で止めても65才で辞めた人と同じ年金を支給せよと云う主張は経済的に無理である。

> 伊能忠敬の時代には、50歳で現役を引退できるようにするために若いときから一生懸命働いた。

江戸時代の平均寿命は30才、日本人の出生時平均余命が50歳を越えたのは1947年。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1010561460

「50歳で現役を引退できるようにするために」ではなく、食べてゆくために必死で働いた。
江戸時代に年金制度は存在しない。

> ところが今は、若者たちの雇用の場が失われつつある中での、定年延長である。

「若者たちの雇用の場が失われつつある」は企業が安い賃金の外国人労働者の受け入れに熱心だから。つまり、企業の利益のため。

これは、労働人口の減少を補うためには定年延長が必要不可欠、と言うべき。

> しかし政府は定年延長を求めて、年金支給年齢の引き上げを正当化しようとしている。

ヨーロッパの経済大国ドイツでは平均寿命は76才で日本よりは短いが、定年は65才。
日本の平均寿命は約80才、60才で定年になり80才まで20年間も年金で暮らすのは経済的に無理がある。


04. おっさんZ 2011年7月20日 11:54:21: vf1pLsPn/FgHY : G5q49oTzcE
今、定年だからといって仕事を辞めたら、たちまち赤貧洗いまくりですよ。
若い連中が、「俺たちの金を年寄りの年金に使うな!」とか、「年金生活者は早く死んでくれたほうがお国の為」とかいうのが『愛国者』とやらだそうですから。
年金も天下り役人に食い尽くされてどんどん減っていきますし、鳩山さんがやった『仕分け』も中途半端に終わって消費税倍増計画とかうすら寒い事ばかり聞こえてきますしね。

ああ・・・おにぎりが食いたい(苦笑)。


05. 2011年7月20日 12:14:54: h69tTYryng
03さんへ
>ヨーロッパの経済大国ドイツでは平均寿命は76才で日本よりは短いが、定年は65才。

確かに定年はそうだが欧米は定年前に引退が普通。
また早くやめるほど年金が有利になるのでドイツは63歳くらいで引退。
米国は定年70歳だが実際はやはり63歳前後で引退。
ドイツでは現役時の80%が保障される。
これでは早く辞めたくなるのは当然。
フランスはもっと早くて57ー58歳くらいで引退が多い。
フランスも現役時の70%を保障。
ギリシャはもっとすごくて53ー55歳で引退が多く、
現役時の90%を保障。
まあこれでは財政破綻するのも当たり前だが。。。。


06. 2011年7月20日 13:07:30: i7CGvypOTw
>>05
> また早くやめるほど年金が有利になるのでドイツは63歳くらいで引退。

アメリカでは下に示すように[1]早く辞めると年金は減額され、年金は不利になる。

> 米国は定年70歳だが実際はやはり63歳前後で引退。

アメリカには定年制度はない[1]。

> ドイツでは現役時の80%が保障される。

下に示すように{2}、「年金水準(Rentenniveau)」は2009年時点で、名目が47.7%、税引き前の実質が52.0%で、こちらは年々減少傾向にある。
平均支給額は旧西ドイツ地域で男性969ユーロが、現役時の80%ではあり得ないだろう。

ポルトガルは現役時代の100%の年金が受け取れるようだが、ギリシャと同じように財政危機がある。

[1] アメリカの定年制度
http://otaru-journal.com/2010/koho/anerika-hoshi/america7.pdf
アメリカには定年制度はない。公務員、会社員にかかわらず定年制度はない。したがって定年は本人が決める事であって、何の制約も受けない。定年とは永久退職であるから、退職後の連邦政府や会社から支給される恩典を考慮しなければならない。ちなみに遺族年金制度は存在しない。
連邦政府からの恩典は社会保障金 (Social Security Benefit) であるが、満額受給には満66才が条件で、しかし申請をしなければならない。然るにアメリカでは66才が定年年齢と言われている。妻(配偶者)は就業暦の如何にかかわらず、夫の受給額面の半額が恩典となる。解釈によってはこれは遺族年金に類似するが、夫の生死に関係なく、妻が62才になるまでは受給の資格は得られない。又62才から恩典が受けられるが下記のように減額率が設定されている。一旦受給が開始すると変更は出来ない。
62才 25%減
63才 20%減
64才 13.3%減
65才 6.7%減
66才 満額
67才以上70才未満 毎年 2.5%増

[2] 数字で見るドイツの年金
http://www.newsdigest.de/newsde/content/view/3006/99/
ドイツの公的年金制度は日本と同様、現役の被保険者世代が拠出する保険料によって年金受給者世代の年金財政を賄う「賦課方式」を採用しており、保険料によって賄いきれない不足分(約30%)は国庫負担となっている。保険料率は現在19.9%(表1)。労使折半型で雇用者と被雇用者が半分ずつを負担する。この割合の今後の引き上げについては、2020年までは20%以下に保ち、2030年時点で22%以下に抑えることが定められている。

一方、45年間年金に加入していた年金受給者の、現役世代の実質・名目の平均所得に対する年金収入の割合を示す「年金水準(Rentenniveau)」は2009年時点で、名目が47.7%、税引き前の実質が52.0%で、こちらは年々減少傾向にあるという(表2)。また、同年の年金の平均支給額は旧西ドイツ地域で男性969ユーロ、女性500ユーロ、旧東地域では男性1019ユーロ、女性700ユーロ(グラフ1)だった。


07. 2011年7月20日 13:35:22: h69tTYryng
06さんへ
なんか統計の間違いでは?
ドイツの年金が月1000ユーロなんてことは
絶対にないはず。それは国民年金だけでは?
当方の知り合いでドイツ企業に定年まで勤めて
今はフランクフルトに在住の者がいるが
月に5000ユーロはあるようだ。
円に直すと約60万円。3年前だと80万円。
これだとやはり現役の80%程度にはなるだろう。
ちなみに化学会社でBASFーSE社。

08. 2011年7月20日 15:46:02: FG1p2LyBb9
 私は自営業で定年は無いが、定年延長されたサラリーマンに対して、会社側は、彼らをそれまでと同じ給料を出して継続雇用を続けるだろうか?
 一番働き盛りの時には、住宅ローンや子供の教育費が重なり、60歳を超える頃には、否が応でも病院通いが重なってくるので、医療費の出費が重なり、手持ちの貯蓄は減り続ける。
 私の知り合いは、ドイツの国立オペラ劇場の専属歌手として40年間在籍して昨年定年となった。彼の話しでは「現役時代の6割の年金」が保証されている・・、国籍は日本のままだ。

09. 2011年7月20日 16:06:22: ifMKhq4r2A
 65歳定年制、一体どの年代の人が決めたのか。
おかげで、高給取りの年寄りが増え、若者の雇用が減ってしまう。
60歳の人の子供が22歳ではないだろうから、痛くもかゆくもない。

10. 2011年7月20日 16:28:11: h69tTYryng
09さんへ
これは表題にもあるように65歳定年が目標では
なくて厚生年金が65歳支給になるのでこれにあわせるもの。
当方の記憶では厚生年金の65歳支給延期が決まったのは
確か15年前。18年をかけて2013年から実施となった。

まあその頃の厚生官僚は日本の景気がここまで悪化する
とは思っていなかったはず。
当時確かにバブルははじけていたが今ほど悪くはなかった。
中国もまだまだだったし、メイドインジャパンが主流だった。
しかしこの15年で様変わり。若者の雇用は悲惨としかいいようがない。
結局定年延長は若者の雇用をさらに奪っていくことになるだろう。



11. 2011年7月20日 18:27:47: zTZ1azkWYI

定年年齢が65歳?

企業なんて、40才であれ、50才であれ解雇するさ。
65歳まで勤めさせてくれる企業は少ないよ。

こんな日本に誰がした〜ああ〜


12. 2011年7月21日 00:32:07: jATPBrlJOo
>年を取っても、働きたい人は働いてもいい。それが保障されることはよいことである。
>しかし年を取っても働かなければ生きていけない社会は貧しい社会である。
>今の社会はそうなっている。

そのとおり。
だからこそ、発想を転換、
すなわち「働かざるもの食うべからず」から「働かざるもの飢えるべからず」へ発想を転換する必要がある。

■ベーシックインカム(基礎所得保障制度)導入で、生きやすい国になる!安心して暮らせる社会になる!(SPA!)
(1)労働環境が改善され、企業の負担も軽くなる
低賃金や長時間労働など、劣悪な労働条件のもとで働くことを拒否できるようになり、労働環境は改善される。
(2)家族の形態が変わり、少子化問題も解決
家族が多いほど収入も増えるため、結婚や共同生活も増える。
これで少子化問題も解決。
(3)第一次産業が復活、文化的に進歩する
生活の不安がなくなることで、芸術や学問、スポーツなど、自分の一番好きな分野を追求する人が増える。
(4)ホームレスや自殺者激減、再チャレンジも可能に
全国民に一律に支給されるため、現在の生活保護のように、後ろめたさを感じる必要はない。
失敗してもやり直しが可能なため、さまざまなチャレンジが可能となり、自由な競争が促進される。
ホームレスや自殺者、生活苦による犯罪も激減する。
(5)行政の仕事がスリム化する
生活保護や年金などの社会保障がなくなってBIに一本化されるため、
煩雑な手続きや審査が必要だった行政の仕事が不要になり、その分の労力を他の重点政策に振り分けられる。
また、官僚・公務員の人数やムダな予算も大幅に減らすことができる。
(「週刊SPA!」より)
http://spa.fusosha.co.jp/backnumber2009/20090505.php

■負の所得税、とか
最近ふと気がつくと、ベーシック・インカムとか負の所得税とかについて、ウダウダグダグダ考えている。
個人的には、「全員に無条件で一律○○万円給付」というベーカムよりは、負の所得税のほうがおもしろそう
――いやいや、理にかなっているように思える――ってのはすました言いかただな。
私の性に合う、といったほうがいいか。
負の所得税とは、簡単にいうと、所得がある一定の金額を下回る場合には所得税を課すのではなく現金を給付する、というものだ。
先日からモトをとるために何度もとりあげている『ゼミナール経済政策入門』にも概略が載っている。
たとえば所得税の課税最低ラインを月給16万円としよう
(この数字は民主党がマニフェストにかかげた「最低賃金1,000円」を参考にして、時給1,000円×8時間×20日として決めたもの。
でも、この金額自体には意味はない。以下おなじ)。
ここで、月間の所得が16万円を下回るとき、所得が1万円ふえるごとに(その50%の)5,000円づつ給付するとしたら、どうか。
つまり、所得が2万円だとしたら、7万円を給付する。可処分所得は9万円になる。
4万円だったら、6万円を給付。すると10万円になる。で、16万円になったら給付は終了。
それまでは所得税が負(マイナス)なので、「負の所得税」というわけだ。
かせいだ分とおなじ額だけ給付を減らされるのではない、というところがミソだろうか。
所得がふえても、ふえる分よりは給付の減額分のほうがすくないから、
労働のインセンティブを阻害する恐れも緩和されそうだ。
ベーカムとちがって一律同額給付ではないので、財源の問題もベーカムにくらべればハードルは低くなるように思える。
http://d.hatena.ne.jp/JD-1976/20100203/p1
税制と組み合わせれば、ベーシックインカムと負の所得税は、実質的には同じ。
事後的に再分配するのが、負の所得税。
事前的に再分配するのが、ベーシックインカム。(税制の累進性を強化すると再分配効果大)


13. 2011年7月21日 09:59:50: yMx7eAEsns
公務員は60歳が給与のピークというのは間違い
何も調べないで、知らないで物を言うべきでない>1
公務員と10羽1からげに言うべきでない   >1

55歳で昇給ストップだし、この10年給与は毎年1パーセントずつ下がっていて
この10年はまったく上がっていない。いや下がっている!

もっとも高級官僚は別のようで昇進するにつれてマージャンのバンバンが効いてくる。


14. 2013年7月09日 21:25:45 : CB5SOgPpKQ
大手企業の実質定年は50歳−52歳です。
ただし、大手企業は子会社や関連会社に行けることが多いですね。
悲惨なのは自営業。
年金だけでは食べてゆけず、事業がうまくいかないと生活保護しかない。
今後、生活保護は増加してゆくと思う。

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