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限界が迫る、がれきの仮置き場 いわき
東日本大震災の津波で多くの建物が損壊したいわき市の沿岸部でがれきの撤去作業が進んでいる。しかし、仮置き場は満杯に近づきつつある。その後の焼却処理にも多くの課題が待ち受ける。最終処分まで長期化の様相を見せ始めたがれき処理の現状を追った。(いわき支社報道部・永林 祐輝)
いわき市平豊間地区では今月4日に損壊家屋の解体作業が始まった。柱や壁、コンクリート片などを山積みした市内13カ所の仮置き場はほとんど空きがない状況となっている。市は11日に二カ所増設したが、量は日ごとに増すばかりだ。
「このままでは収容できなくなる」。作業を請け負う建設会社の男性社員(55)は、解体で発生する新たながれきの処理に頭を悩ます。
経済産業省原子力安全・保安院が5月に市内二カ所の仮置き場で実施した調査で、がれきの放射性セシウム濃度は国の基準を下回った。これを受け、市は平上片寄の北部清掃センターと泉町の南部清掃センターでがれきを焼却する方針を打ち出した。
地域住民の理解を得た上で処理計画を進める考えで、今月7、8の両日、両センターで住民代表を集めた環境対策委員会を開いた。出席者からは住民説明会を開催することや、センター周辺のモニタリング調査地点を増やすよう求める意見が相次いだ。木村徳夫上片寄区長(67)は「処理が進まなければ、いわきの復興が遅れる。しかし、自分だけで判断できる問題ではない」と複雑な事情を明かす。焼却の開始時期は不透明だ。
焼却灰を埋め立てる最終処分場をどう確保するかも難題。市の担当者は「課題は山積している。早急に処理しなければならないが、(住民の感情を考慮し)慎重に進める必要もある」と対応の難しさを指摘した。
周辺環境に及ぼす影響への懸念も深まっている。久之浜市民運動場の仮置き場近くに住む男性(73)は、がれきから火災と見間違うほどの白みがかった大量のガスが出ているのを目撃した。「この暑さが続いたら、悪臭が漂いそうだ」と顔をしかめる。
市は今月、消毒剤などの散布に乗り出したが、膨大ながれきを抱える中で迅速な対応を求める声は強い。
(2011/07/19 09:57)
福島民報
http://www.minpo.jp/view.php?pageId=4107&blockId=9867897&newsMode=article
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