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隷米ポチ長島らの動きと仙谷の焦り 10月まで菅延命は小沢の復権
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2011年07月19日 | 日記 :世相を斬る あいば達也
米国・軍産複合勢力のポチのポチのポチ、もう二つくらいポチが付きそうな仙谷由人の子分たちが、菅首相の即時退陣要望書を9日に官邸に、全く効果がないのを承知で持って行った。仙谷に要望書を手渡したらしいが、「ここは、こう云う表現じゃなく、こうした方が良い」等と、仙谷クーデター将軍に指示を受ける始末で、有耶無耶に。
続いて15日は長島昭久らは「菅首相の即時退陣を求める決起集会」を画策、100規模で菅首相を揺さぶる行動に出た。 400人超の民主党議員全員に決起集会への参加を呼び掛け、吉良州司・元外務政務官と長島昭久・元防衛政務官は「菅首相の思いつき政策で日本経済は壊滅しかねない。即刻退陣を突きつけたい」と気勢を上げたが、時間になって集まったのは呼びかけ人達11人だけ。慌てふためいて、あちこち電話を掛けまくり、恫喝?泣き落とし?でやっとこさ30人が集結。中には「これ何の集会なの?」と惚けたことを記者に尋ねる議員もいたようだ。
唐突に仙谷人脈の吉良州司と長島昭久が動いた事実は、まったく効果がない上に仙谷が自らの派閥を前原と距離を置いて構築しようとしている動きにさえ見えてくる。仙谷のことだから、筆者の目からでも判るような工作を仕掛けると云うことが、凌雲会率いる前原誠司への、何らかの政治メッセージかもしれないし、民主党議員全体へのメッセージかもしれない。また、自民党を中心とする米軍軍産複合勢力グループ(石破・中谷)らへのラブコールを意味しているのかもしれない。
上述のような解読は評価し過ぎで、民主党内で一番悪いのは菅、二番目が仙谷と云う流れを断ち切りたいだけ。もっと矮小化すると、菅政権から完全に干された仙谷が、この場に及んでも自分の影響力の健在ぶりを菅直人に見せつけようとした、と云う分析も可能だ。どちらにせよ、この勢力の拡大など全く可能性がないのだが、引くに引けない長島などは、TBSの番組で「100人署名を求める」と息巻いている。
≪ 100人超の署名目指す=首相即時退陣で長島氏
民主党の長島昭久衆院議員は18日午後のTBSテレビの番組で、菅直人首相の即時退陣を求めていることについて「3桁に乗せないと運動として意味がない」と述べ、100人超を目指して署名を集める考えを示した。呼び掛け人の間で取り沙汰されている集団離党に関しては「まずは民主党政権を立て直すことに全力を挙げたい。短兵急に離党ということはできない」と慎重姿勢を示した。 長島氏は「(東日本大震災の)被災地そっちのけと思われるのは不本意だ。国会を動かす最大の障害が、残念なことだが首相だ」と強調した。≫ (時事通信)
長島が出るような番組をみることはないので、詳細は判らないが ≪呼び掛け人の間で取り沙汰されている集団離党≫ なんて素晴らしい事も伝えられている。なんと云う素晴らしいアイディアなのだろう。(笑)正統民主党を作るには、いずれ「新党・**党」を創らなければならないと考えていた筆者などには朗報だ。ところが、それ程ことは単純でもない。 問題は、仙谷らが民主党を出て行くような事はあり得ないのに、有り得る如く行動した意図は何か?
今さら、菅首相に即時退陣100人署名等と云うものが突きつけられても、何の痛痒もない。そんな無駄をするほど彼等も馬鹿ではないだろう。そうなると、違う側面がある筈だ。9分9厘、間違いではないだろうが、この動きは鳩山・小沢グループへのけん制と云う見方が最も的を得ている。
小沢一郎復権の動きは急で、鳩山も戦闘態勢に入っている。 この鳩山グループの動きと、小沢の小グループスキンシップ夜会は着実な方向性を示している。9月に石川議員らへの判決が出る。10月から小沢一郎公判が始まる日程になっているが、この公判は事実上控訴取り下げの可能性もある。
これは、反小沢クーデター勢力の足並みが乱れ出している証左だが、最も混乱しているのが凌雲会だ。どうも仙谷と前原の間に齟齬が生まれつつあるようだ。重ねて、花斉会(野田佳彦)との蜜月にもヒビが入り出しているのは事実だ。つまり、代表選を間近に控えての思惑の行き違いなのだが、反乱勢力等と云うもの、常に分裂と云う時限爆弾を抱える運命だ。
その上、可能性が高まった「陸山会お咎めなし」、「小沢一郎無罪」が悪い夢ではなく正夢に近づいている事を知りつつある民主党内は、実は菅直人の退陣以上に浮足立つ原因になっているのが事実だ。つまり、今民主党内で起きている問題は、菅直人を引きずり降ろすなら、8月中じゃないと困る、何が何でも8月退陣、9月代表選なのだ。 10月、11月の代表選は“小沢一郎復権”と云う代表選挙になってしまう。
仙谷は弁護士であり、法務・検察・判事人脈が豊富。まして権力フィクサーとして生き残りをかけている。原発推進者でもある。八百長のすべてが胡散霧消するような行為を傍観する事は出来ない。しかし、裁判の方向は明らかに“小沢一郎復権”に向かっている。代表選終了後に「小沢無罪」は仕方がない。しかし新しいリーダーの座を小沢に渡すわけにはいかないのだ。 今後も、菅首相降ろしは8月末を目処に、死に物狂いの攻防が起きるだろう。
小沢一郎、鳩山由紀夫は口でこそ「早目に辞めろ」と言っているが、本気で降ろそうと云う動きはしていない。例の不信任案賛成から否決への動きが事実を証明している。あまり追いつめて「原発解散」は現状では好ましくないと分析しているのだろう。力は見せつけるだけで良い、これも戦法の一つだ。阿吽の呼吸かどうか判らないが、菅直人も10月までは小沢は本気で殴りには来ない。逆に10月まで頑張れば、小沢さんに塩を送る結果にもなる。
このような政局の味方もあるだろう。鳩山グループの大刷新も戦力の見せつけであり、“民主党が潰れること厭わず”も見せつけ戦法の一つだろう。チビチビと出す、政治メッセージと云うものは、文学の行間を読む難解さがあり、マスメディアの馬鹿や提灯解説で生きている評論家連中には及びもつかない、文学性があるものだ。そう云う意味で、政局を読むことは、知的ゲームとして面白い。当たろうが当たるまいが、政治家の勢力争いは、実に愉しい読み解きゲームだ。 マスメディアどもは“被災地が置き去り、政局に明けくれる国会”等とオウム返しを繰り返し、多くの国民も鸚鵡になるのだが、速度が落ちても復旧復興はなされる。ただ、日本で最も腕力胆力のあるリーダーが真打登場で数カ月後に現れるのなら、それを待つ方が得策だと云う判断を筆者は選択する。
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