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だからこの男はしがみつく セシウム汚染牛の拡大は菅政権の犯罪だ
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2011/7/19 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
畜産農家は訴訟を起こせ
セシウムわらによる汚染牛の問題が、とんでもない広がりを見せている。汚染わらを与えていた地域は福島県の南相馬市や浅川町だけでなく、郡山市、喜多方市、二本松市、本宮市、須賀川市、白河市、会津坂下町など広範囲に拡大。本宮市の稲わらからは1キロあたり69万ベクレルの放射性セシウムを検出した。宮城県や新潟県からも汚染わらが検出され、これらを食べた牛、648頭が全国に流通していることも判明した。放射能の恐ろしさを思い知らされた格好だが、これは明らかに人災だ。
SPEEDI(スピーディ=放射能拡散予測システム)を有効利用し、そのデータを迅速に公表していれば、こんな事態にならなかった。政府の無策は犯罪的だ。
「セシウムわらを牛に与えていた浅川町の農家は、問題のわらを白河市から購入したと言っています。浅川町も白河市も福島原発からは70キロ以上離れている。宮城県の登米市や栗原市からも汚染わらが出ましたが、こちらは原発から150キロ。国は3月19日に屋外放置したわらをえさとして与えないように通達したと言いますが、通達は徹底していなかった上に、どこが危ないかを示さなかった。スピーディの図を出せば、どこに放射能が拡散しているかが一目瞭然で、農家にも注意を喚起することができたのです」(政界関係者)
問題のスピーディの予測は事故翌日の12日未明に首相官邸にファクスで届いた。ところが、放射能の放出量を仮定したシミュレーションだったため役人が黙殺、枝野官房長官に届いたのは数日後だったとされる。データを取り直して、きちんとした形で公表したのは事故から2カ月後のことだ。こうした事実から、枝野は、悪いのは官僚と言わんばかりだが、「怪しい」ものだ。
細野豪志原発担当相は公表を遅らせた理由について「パニックを避けたかった」と言っている。意図的な情報隠しである。パニックではなく、責任回避の可能性も強い。結局、こうした“ミス”が同心円状の避難という誤った方針を招き、放射線量が高い住民の避難が遅れただけでなく、汚染わらの拡大と牛の内部被(ひ)曝(ばく)という2次被害を招いた。ここの部分こそを徹底解明するべきだ。
◆スピーディー黙殺がすべての元凶
「そのうえで、福島県の農民は行政訴訟を起こせばいい。東電に賠償を求めるのはもちろんですが、行政側にも責任がある。汚染拡大が分かっているのに放置したという未必の故意があるのです」(この問題をツイッターで徹底的に取り上げている東京都副知事の猪瀬直樹氏)
目下、政府の事故調査・検証委員会(畑村洋太郎委員長)がスピーディ問題も含めて調べ始めているが、フザケた話だ。被告は菅直人であり、枝野である。それなのに事故調が独立していない。
汚染牛の問題で明らかになったように、これには犯罪性がある。しがみつき首相をひっぱがして、公正・独立した委員会が検証し、官邸の罪を明らかにすべきだ。それをやらせず、しがみついている首相を見ていると、「ははあ、これが辞めない本当の理由か……」と思えてくる。“犯罪者”を野放しにしてはいけない。
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