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この国の異常性は国会議員たちの無能性と無責任さである。公務員制度改革によって人数や給与、待遇、天下りの禁止などを公約にした民主党は全てが何もなされていない。政治主導についても菅直人政権になってからあっさりと看板を下ろしてしまった。全てはマスコミと官僚による小沢一郎の抹殺により、依然と同じように何事もなかったかのように予定表通りに進められている。
なぜ改革といわれるものが何も進まないのか。それは何度も言っているように国会議員たちによる立法行為がない事による。この国は政治家というものが、あたかも行政府の仕事であるかのようにマスコミによって国民に刷り込まれ続けている。憲法上の三権分立は何の意味も持たず、国会議員たちは無駄な議論とか委員会を開催するだけで何も決められない。国会討論の茶番は何も変わらないひどいままである。それは予算委員会だけを見ても分かるだろう。そこでは予算の事は何も議論されずに、政治家に対する国民の憂さ晴らしショーに過ぎないひどいものになっている。立法行為は「議員立法」などといわれて多数の制限が課せられている事を誰も不思議とも思っていない。全てを各省庁の官僚に丸投げしている状態で、彼らの権限や既得権を無くしたり、制限したりしようとする法律を作ろうとしたら、一体どのような事態がおきるのか、子供でも分かる理屈である。誰が自分たちの首を絞めるような法律を自分たちで作るというのか。
この国は、本気で今の立法制度を本来の国会に戻さない限り何も変わらない。今のままでは緩慢な死に向かってゆっくりと進んでゆくだけだろう。誰もが分かっていながら何も変えようとしない。全ては他人任せ、何かあれば政治が悪い。確かに悪いのだろうが、だから何をすべきかを誰も語らない。自分の事として考えずに政治家だけを非難している。一億総ヒステリー化しているだけでは何の進歩も得られない。変える事を具体化できる国会議員を選び、それが多数になって始めて実現できる。言葉だけに騙されず、何をどうやるという具体的なものを持った信念のある議員はいるのであろうか。それを考えると暗澹たる気分になる。
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