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細野豪志・原発担当大臣のカウンターパートが判明した。ジョン・ホルドレンである。(ジャパン・ハンドラーズと国際金融情報 )
http://www.asyura2.com/11/senkyo116/msg/726.html
投稿者 クマのプーさん 日時 2011 年 7 月 18 日 20:04:35: twUjz/PjYItws
 

http://amesei.exblog.jp/14121828/

2011年 07月 18日
細野豪志・原発担当大臣のカウンターパートが判明した。ジョン・ホルドレンである。


アルルの男・ヒロシです。

 細野豪志・原発担当大臣がアメリカの指示を受けて福島第一原発の事故収束のステップワンとステップツーまでの工程表の履行を行っていることは分かっていたが、一体、アメリカ本国のカウンターパートは誰なのだろうということが私はずっと、気になっていた。NRCの職員が日本にやってきたりしていたことが分かっていたがホワイトハウスのカウンターパートは一体誰なのだろうと。

 そして、アメリカ国内のジャパン・ハンドラーズとホワイトハウスや合衆国議会といった最高権力層との若干の考え方の違いにも気になっていた。

 マイケル・グリーンやリチャード・アーミテージたちは、今すぐにでも菅直人首相を退陣させるべく、子飼いの前原誠司前外相を使って、不信任案政局で腰砕けになった鳩山グループや小沢グループを取り込んで「菅降ろし」にとりかかっていた。しかし、小沢一郎は今回はさすがにのらなかった。鳩山由紀夫も乗らなかった。日本の政局はアメリカのジャパン・ハンドラーズごときが仕掛けた「菅降ろし」という動きでこの数ヶ月あっちにフラフラ、こっちにフラフラしてきた。

 また、長島昭久が仕掛けた「菅降ろし」の呼びかけも虚しく、集まったのは民主党員の32人しかいなかった。メディア報道では長島昭久やもう一人の呼びかけ人の吉良州司が仙谷由人に近いことを小沢グループが嫌ったとなっているが、要するに長島や仙谷がアメリカのジャパン・ハンドラーズ寄りということである。(この中に私も大昔に選挙のボランティアを手伝った長尾たかしさんが含まれているのは残念な限りである。もっと大きな図で世界を見たほうがいいよ、長尾さん)


 ところが菅直人はびくともしない。それは菅政権がホワイトハウスや議会の重鎮からの一定の了解を受けて原発事故収束を行うように指示を受けていたからで、菅もこの指示にうまく乗っかって、脱原発路線、クリーン・エネルギー路線を推進している。こんなことは孫正義ごときの一人と菅首相がくっついたからできるという話ではない。だから菅政権は当面続くのではないか。ステップツーの終了がメドだと思う。

 ただし、孫正義はグローバル財界人だから、アメリカでは原発推進よりも今や新しいエネルギーである太陽光技術やそれ以外のガス革命、スマートグリッドなどのITを絡めた新しい技術競争が中国を巻き込んで始まっているのに気づいている。すでに私がブログで書いたように、新しいアメリカの商務長官となるジョン・ブライソンという男は、太陽光パネル企業の重役だった。孫正義はそういう風向きの流れを読んで再生可能エネルギーへの先行投資を行いたいわけだ。


 ところが、ジャパン・ハンドラーズといわれる「知日派」たちは冷戦時代の申し子だから、単純に安全保障の範囲でしか物事を考えられない。彼等の関心ごとは中国を以下にして軍事的に封じ込めるかということであり、その他の再生エネルギーも中国をいかに外してアメリカが太平洋地域で勝ち残るのかという発想である。

 ところが、細野豪志や菅直人が直接支持をうけているホワイトハウス人脈の人間たちは違う。
そのことがだんだん分かり始めてきた。

 その一例が今朝の日経新聞の記事である。

(貼り付け開始)

米大統領補佐官が来日、福島第1原発を視察へ
2011/7/18 0:12

 福島第1原発事故の対日協力を担当するホルドレン米大統領補佐官が21〜24日の日程で来日する方向で、日米両政府が調整に入った。ホルドレン氏は福島第1原発を視察して現場の状況を直接、確認する一方、脱原発依存を打ち出した菅直人政権の方針を見定める考えだ。

 福島第1原発では敷地内に入って建屋周囲の状況を視察し、汚染水を処理した水を原子炉へ再注水する循環注水冷却などの対応についても説明を受ける方向だ。日本滞在中、細野豪志原発事故担当相や原子力安全委員会の幹部らとも会談する。

 ホルドレン氏は科学技術担当の大統領補佐官で、原発事故発生後は米側窓口を務めてきた。原発視察は米側の希望という。

(貼り付け終わり)

 このホルドレンという人物の名前、地球温暖化問題でアメリカの人脈を調べたことがある人ならご存知だろう。ジョン・ホルドレンというのはオバマ政権の環境対策チームの主要人物であり、アル・ゴアと似たような考えを持つ、温暖化マフィアの一人である。もともとはハーヴァード大学教授だったが、気候・エネルギーが専門の物理学者で、核兵器の廃絶運動でも活躍している。分かりやすく言いえば、アメリカにおける小宮山宏・前東大総長のような男である。

 オバマ政権はもともとは外交政策上のリアリストたちというよりも、このようなグローバルな地球環境問題を利用していかにアメリカが環境対策でのリーダーシップを握っていくかという進歩主義的な価値観をもった勢力が主流だった。ヒラリー・クリントンの国務省やロバート・ゲイツの国防総省は、どちらかと言えば、リージョナルなアメリカの覇権をいかに維持していくかという観点で物事を考えてきた人たちが多く、日本の官僚たちもこの勢力への対応を考えてきたわけだ。

 ところが、ジョン・ホルドレンというのはいわゆる「新世界秩序」を常にアメリカは模索し続けるべきだという考えであり、人口増加が地球環境を蝕むという優生学的なエリート的発想の持ち主である。いわばアメリカ民主党系の典型的なエリートの考え方を持つ人間だ。ホルドレン補佐官に加えてキャロル・ブラウナー補佐官、スティーブン・チューエネルギー庁長官といったオバマ政権の環境対策チームが発足していたが、ブラウナー環境担当補佐官は今年の3月に退任しており、科学技術担当補佐官であるホルドレンとチュー長官がどうやらホワイトハウスの福島原発事故対策チームの最高責任者となっていたようだ。

 実は、細野豪志は6月上旬に訪米した際にはホワイトハウスに出向き、NRCのヤツコ議長や、このホルドレンと会合を持っている。(参考:http://www.houseofjapan.com/local/kans-adviser-to-brief-on-fukushima

 更に重要なことは、ホルドレンを高く評価するのが、あのジェイ・ロックフェラーであるということである。ジェイは石炭州のウェストヴァージニア州出身であり、原発政策についての詳しい見解は、ジェイが原発事故直後に「自分は原子力の熱狂的なファンではないが、この政策問題を他の国の事故に左右されるべきではないのも事実だ」と言ったこと以外は詳細には分からない。しかし、ジェイは、議会における電気自動車や新しいクリーン・エネルギー技術開発の委員会(米上院商業科学運輸委員会委員長)の議長でもある。ホルドレンのことを数年前、ジェイは、「水の上で歩くまるで聖人のような人」と手放しで絶賛した。

 最近、アメリカでは異常気象の影響か、川沿いに立地する原発への浸水事故がよく起きている。アメリカ国内では104基の原発が動くが、もはやアメリカ国内では原発新規立地という空気ではない。それは最新技術で石炭をクリーンな形で利用する技術(コール・トゥ・リキッド)や、合衆国内で相次ぐ非在来型の天然ガス、米国オクラホマ州内での巨大油田の埋蔵確認などの相次ぐ発見があるからだ。さらに核廃棄物を長期的に保存するユッカマウンテンの建設もうまくいかない雰囲気が濃厚であるから、なおさら原発をアメリカ国内で利用するということにはならない。しかもGEやWHは日本の属国会社に原発企業の表看板を背負わせている。いざという時には原子力部門を切り離すという意味である。

 そのようなアメリカのエネルギー革命の中核をジェイ・ロックフェラーやホルドレンのような進歩主義的なグローバリストが握り始めている。ジェイは石油企業には興味が余り無いようだ。デイヴィッド・ロックフェラーも衰えているので、ジェイがいよいよロックフェラー家を掌握し始めている。アメリカ国内でマードックのニューズ社の盗聴疑惑を率先して捜査せよといったのもジェイ・ロックフェラーだった。アメリカ国内ではデイヴィッド死去に向けて、勢力の立て直しが始まっているとも言えそうだ。

 菅直人がなかなか首にならないのは、そのようなオバマ政権直属の環境グローバリストチームと提携しているからだ。従来の安全保障人脈ではない。ただ、このふたつの勢力はどこかでそれを媒介する「つなぎ屋」がいる。TPP参加を促す動きはこの民主党系のグローバリストにとっても、共和党系のグローバリスト(グリーンやアーミテージなどCSIS系)にとっても、アメリカの帝国としての存続を左右する大きな問題であり、ここでは二者は共闘するだろう。

 その時こそ、菅政権の真価が問われるときである。今はアメリカ国内の違う種類の利権のバランスの中でうまく綱渡りをしているのが菅政権ということなのである。

 その時までに民主党政権は自国の利益を定義し、うまくアメリカと交渉する胆力を持った政治家を生み出すことができるか。いずれにせよ、今の菅政権は、従来の安全保障分野におけるジャパン・ハンドラーズという狭い利権を越えて、ホワイトハウスの指示をうけている。だから崩れないのだ。

 このことがホルドレン来日のニュースではっきりと分かった。  

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コメント
 
01. 2011年7月18日 22:25:56: 0HWREZWYs6
要するに、板垣英憲みたいなものか。
この文章じゃ売れないな。

02. 2011年7月18日 23:25:25: hMSQ53G7t6
「アルルの男・ヒロシ」って副島隆彦に等しいじゃん。
副島隆彦関連はカルト板以外投稿禁止だろ?

投稿者もそのへん考えたら?
管理人さんではないが、副島系陰謀論なんぞみたくもないんだよ。


03. 2011年7月18日 23:42:32: HoeVuDOVpo
ん、なんか都合の悪いことが書いてあるのか?

まあ、副島もいろいろあったが
このような有益な情報に、馬鹿2人のコメントのみとは、いけませんな


04. 2011年7月19日 00:38:06: wyI9xaFisu
>ホルドレン氏は福島第1原発を視察して現場の状況を直接、確認する

わざわざ、放射能を浴びにね〜
なんかよっぽど重大な理由があるんだろうね
どういう連中が一緒にくっついて行くのかが気になるかな?

>脱原発依存を打ち出した菅直人政権の方針を見定める考えだ

具体的には何をするんでしょうな?


05. 2011年7月19日 01:43:32: oDGSwflCPo
>>1 >>2

カルト板におたくらの仲間がいるよ。
そこで仲間同士で和気藹々やられよ。


06. 2011年7月19日 02:32:01: HoeVuDOVpo
イギリスでの犯罪被害者への盗聴でマードックの側近が逮捕されでいることなども絡め
なぜ菅が、ここまで居座れているのかなど
自分の疑問や推測に答えてくれる推論だと思う

副島一派はジェイに肩入れしているところがあり
それが正しいかどうかの根本的大問題があるが

米民主党、共和党ともに結局は自分が思う国益で動いているのであり
そのまま言いなりでは、食い物にされるという指摘もあり
なかなか惹かれるものだ


07. 2011年7月19日 08:01:05: 0HWREZWYs6
>>06
お前は菅が気に入らないんだろ?
だったらなんでこの、小沢派に向けた菅好感サブリミナル記事に惹かれるのかが分からない。
お前に馬鹿呼ばわりされたのは実に心外。

菅が辞めないのは、辞めるに辞めれないからに決まってんだろ・・・
国会は菅のせいで実質ストライキ状態なんだから、そんな男に利用価値などあるか!

だいたいこんな歴史教科書みたいに、暗くて単調で、勢いも凄みもカリスマも迫力も何もなく、
だらだらと長ったらしい一方で、事実関係も判然としないようなぼやけた文章であるくせに、
妙にマスゴミ的な、無駄に高踏的で人の知性を侮るが如きこしゃくな論調では、
一般大衆はもちろんのこと、インテリこそ相手にしないだろう。

オウムの青山みたいな奴には、受けるのかも知れないが、
これで飯をくおうというのは無謀。

そもそも菅がどの程度、どのような形でNWOに関わっているのかが書いてない。
それで急にホルドレンとか言われても、なんのことやらさっぱり分からない。
こういうわけの分からない話は、良識ある健全な人間は相手にしない。頭が悪くなる。

第一、菅おろしは小沢・森の仕掛けた不信任案から始まって、
菅・鳩山会談で辞意を漏らしたのが決定打となった。だからアメリカは全然関係ない。
その後はただ官邸に立てこもって、辞めないと言い張ってるだけ。実質的にはただの死体に過ぎない。

そんな下らないことを、わざわざアメリカにこじつけるのは頭がおかしい。スパイか変態に違いあるまい。
板垣英憲は、話自体は作り物であっても面白いから、中田よりは明らかに数段上。
そこは板垣ファンには謝るべきかも知れない。

俺は副島の本はよく読むし好きだが、中田安彦は朝鮮カルト臭くて我慢できん。
中田こそカルト版に相応しい。だから副島に対する管理人の態度は理解できない。

>oDGSwflCPo
お前中田だろ? ID変えたな。卑怯者。


08. 2011年7月19日 14:53:54: dOncuDGMPs
「脱原発」のために、菅総理を支持しています。アメリカが菅路線を支持してくれるならそれは、それで心強いが、日本の脱原発は、どこの国がどうだからどうのという問題でなく、「脱原発」しなければ日本と日本人の生存は将来、有り得ないいえるほど重大な問題を含んでいます。日本の原発推進派の国賊たち「産。官。学や政財界や大手メデイアなど』は『安全な原発」があるような幻想と妄想をバラマキ猛り狂つて原発再稼動を企てています。が全国、数千万人の反原発派の民衆がいのちに賭けてそんなことを許さない。原発は日本と日本人へのホロコーストへの引き金です。原発再稼動反対に右も左も無い。経団連はカね儲けのために国民の被害など眼中に無く再稼動さすために「産業の空洞化」などと喚いているが、日本から出て行きたいなら、さつさと出て行け。民衆は放射能汚染地獄で、逃げる場もなく、吸う空気もなく、飲む水もなく、食べるものも無い、阿鼻叫喚のなかを幽鬼のように彷徨いたくない。50余基の原発有る限り、死の灰、プルトニウーム。プるサーマル。高速増殖炉。有る限り日本と日本人は絶滅の危機に毎日さらされるのだ。人間には「神の火」である核の火を制御することは永久に不可能なのだ。たとえ貧しくとも、原発さえ日本から無くすれば日本人は生きられる。原発を無くしなければ、原発が日本を無くすだろう。こんな未来は別に確率微分方程式や一秒で一京回の計算できるコンピューターで計算しなくても、原発の甘い汁を吸い、注射もされて麻薬である原発に中毒sている依存患者『産官学や政財界や大手メデイアら推進派」以外なら分かる事だ。日本の核武装派は『脱原発」は原子核研究の遅れを生じ「日本の核武装が難しくなる」と憂慮している本も本屋で散見する。「日本が「核発射ミサイル付き原潜」50隻以上や水爆など保有を急げとを主張するタカ派の本も出ている」。総合すると日本の原発推進派にはかなりの核武装派が居ることを感じる。先制攻撃が日本の伝統的戦略であるから、日本が米。ロ。中国。北朝鮮。のどこを対象に核武装するのか知らないが、アメリカが「さあ、どうぞ、どうぞ。」と言うのだろか?疑問だ。菅総理は8月にはヒロシマで9月には国連で『反核と脱原発」宣言を世界向けて格調高いレトリツクで宣言して欲しい。脱原発で解散しなくても、『脱原発」のメドがつけば11月ぐらいに次期政権を脱原発派に託し、ゆつたり気分で秋の四国路へんろの旅に出てもいい。『吾亦紅へんろは風になびくに似て」小生作。『秋風の吹き来る方に帰るなり』前田普羅。作

09. 2011年7月19日 17:52:12: Y3zbOZUhPQ
08さん、

本当に脱原発にしたかったら、菅なんかを頼みにしていたら、
永遠に脱原発できませんよ。口先だけの延命野郎ですから


10. 2011年7月19日 19:01:26: beC0W8AvuA
3さんに同意

コメント数の割にはゴミがよく湧いていますね。
ゴミ達は何か痛いところ突かれてる見たい。

311までは私は原発B層でした、副島さんとかアルルさんの実行力と分析力には
何時も驚き納得もさせてもらっていますが、
ひょっとしてあなた達も原発B層だったんでは。間違っていたらごめんなさい!?

副島さんとお仲間の人々も大事に思っていますが、今一番次に続く世代に、
(続けれればの話ですが、かなり悲観的です、)
大事な事は広瀬さんとか小出さんのご意見の拡散だと思います。

私の超B層の姉でも(やめろ、やめろと言うのにボケ防止の為朝日を取り国営プロパガンダ局に視聴料払っている、)原発がどうしようもない事がかなり分かっていました。一般B層と違って、原発B層はかなり簡単に覚醒できそうです。
これを突破口に一般B層の覚醒も目指せると思います。

みなで少しでも次の世代のため、良い国目指しましょう。

小沢さん頑張って!


11. 2011年7月19日 21:58:06: enO6VwWEko
長島昭久?
このがきは、北朝鮮のスパイじゃないのか?
この時期に原発推進を言う奴は、全員国家転覆を謀るスパイだ。

中国意人民解放軍が、尖閣に攻めてきているんだからな。
こんな重要な時期に、通常爆弾で、壊滅的な打撃を受ける原発なんぞを動かそうとしている。
国家転覆を謀るスパイ以外の何者でもない。
だれが何を喋ってどういう行動を取るのか、よおおく監視しておくべきだ。


12. 2011年7月19日 23:32:54: oDGSwflCPo
http://takemoto.ko-me.com/Entry/5/

「副島隆彦先生」と「弟子アルルの男・ヒロシ」の師弟関係を見て思うこと。

副島隆彦先生は、福島第一原発事故で、読書人階級のみならず、広く世間に認知され一躍脚光を浴びました。原発に関する初期の発言は、大きな国家の運命を見据えた勇気ある発言の数々で、多くの人々に感動を与えたと思います。「決死隊」という言葉は、メディアでも取り上げられましたが、これは副島発だと私は思っています。


その後、事態は進行し、世間は次第に放射能の危険性に関心が移っていきます。反原発の大御所、広瀬隆さんや小出教授などがネットで発言し始め、大きく「安全派」と「危険派」に分かれていきます。副島先生は、「もう大きな危機は去った。落ち着いている。大丈夫だ。」という考えで、「安全派」の主張になりました。


私は、この副島先生の主張に対して、弟子達はどのようなスタンスを取るのか、と思いながらホームページを見てきました。そして、私自身も安全なのか危険なのか迷いに迷いました。そんな中私が特に気になったのは、「アルルの男・ヒロシ」こと中田安彦氏の苦悩・迷いです。こんなマニアックなところに注目しているのは私ぐらいだと思いますが、今日はそのあたりについて思ったことを書こうと思います。

@中田氏には、副島先生に育てられた恩があります。本を出せたのも、本が売れたのも、講演ができるのも、副島先生の力、支援、推薦があったからです。まだ、言論人として自力で生きていくことはできないでしょう。(私は中田氏の出した本は全部買ってますが、やはり副島先生の弟子だからという理由が大きいです。)

A中田氏の性格、文章の書き方は明らかに副島先生とは違います。やはり、副島隆彦は天才肌です。鬼才かつ奇才です。中田氏はおそらく自分は副島先生のようになれないし、できないと感じていると思います。

B中田氏は、広瀬隆のようなコツコツ調べて書く作家タイプが合っていると思います。広瀬隆の情報収集力、整理・分析能力を中田氏は尊敬しているのではないかと私は推測します。新聞の切り抜きをやったり、図書館で情報収集したりして、自宅の書斎でコツコツと黙々と本を書き、それで飯が食えれば理想的でしょう。しかし、広瀬隆のような人生はこれからの時代は厳しい。1970年代にインターネットが普及していたら、広瀬隆もおそらく作家では食べていけなかったと思います。それは中田氏本人も十分にわかっているはずです。

C今回の原発論争で、広瀬隆は詳細なデータ・資料に基づき危険性を訴え続けていますが、中田氏もその主張の中身は十分に理解し、共感しているはずです。反論するだけの科学的知識も持ち合わせていないでしょう。しかし、副島先生が逆のスタンスに立っており、広瀬隆はCIAに育てられた人間であるとまで言っているため、中田氏は戸惑っているでしょう。頭では、広瀬・小出の理解をしつつも、体は副島先生にくっついて福島の現地へ行かざるを得ないという激しいジレンマに苦しんでいるでしょう。

D頭のいい中田氏は、もう気付いているでしょう。今回の原発論争は、アポロ論争と同じパターンであることを。「人類の月面着陸は無かったろう論」が、今回は「福島第一原発はもう安全だろう論」になったようなものです。どちらも副島先生の鋭い直感知による部分が多く、各論で科学的な批判にさらされやすいです。副島先生の視点は単なる科学者ではなく、それを超えた大きな国家戦略、政治的駆け引きを視野に入れた主張をしているわけですが、これは万人に理解できるものではありません。

Eアポロ論争は、一時的に激しい批判に晒されましたが、時間が解決してくれました。しかし、今回の原発論争は、人間の命に関わる重大事で、国民皆が関心を持っていますし、長期戦になりそうです。態度をあいまいにして、やり過ごせるのか判断が難しいでしょう。ここが、原発論争の厄介なところで、アポロ論争とは大きく違います。

F中田氏は、副島先生の主張と同じスタンスに立つか、あるいは少し距離を取るか、あるいは批判する立場になるか、苦悩しているはずです。副島先生は「将来、どんな批判を浴びようと構わない」と言えますが、中田氏の人生はまだまだこれからです。それに、多くの人に叩かれた経験が少ないため、バッシングに対する耐性も十分備わってないでしょう。強靭な副島先生に長年付き添って、端から見てきたとしても、いざ自分がそうなった時に乗り越えていけるのか私には疑問です。そもそも中田氏はそういうタイプの人間ではないと思いますし、本人もやはり世間の評価が怖いでしょう。

Gおそらく中田氏にとって、もっとも彼らしい選択は次のどちらかでしょう。なるべく自分の主張・断定を避け、引用に徹して、原発論争の交通整理役になるのか、あるいは放射能の危険性の話はなるべくスルーして触れずに、違う論点でこの原発事故を論評していくのか、そのどちらかが無難な選択になるでしょう。中田氏は間違っても、副島隆彦という「命綱」を外してはいけないと思います。

と、ここまで書いてきて、私は結局何を言いたいんだろうか?という気がしてきた。私は副島先生もアルルも好きで、本はほとんど買っているほどの学問道場ファンですが、たぶん師弟関係がギクシャクしないか勝手に心配して、いろいろ考えてしまったのだと思います(笑)

まあ、結論は、「アルルの男・ヒロシ頑張れ!」って事です。


13. 2011年7月20日 04:01:03: QiSKN4ZQsE
ジョン ホルドレンという男は 確か 優生学の専門家で 有色人種の人口削減プログラム等の推進者なはずです。恐ろしい事になってきたような気がします。
阿修羅のどなたか 裏を取れないでしょうか?
ネタ元は ALEX JOHNES だったとおもいますがーーー。
変な意見が 気持ち悪いぐらいわいてきていますが。

わたしも アルルの男・ヒロシ頑張れ!と応援しています。


14. 2011年7月20日 13:01:04: oRTnvonFcg

「細野豪志や菅直人が直接指示をうけているホワイトハウス人脈の人間たちは(脱原発派)。」とのことだが。

細野は、最近のTV出演で、産業空洞化を言って、ばりばりの原発推進派だが?、この文章とかみ合わない。

また若いのに細野は、尖閣ビデオ公開を絶対反対した政治家、どう見ても国民側政治家とは思えない。

菅は、出来る出来ないに関係なく、脱原発依存は言っている。

しかし、脱原発依存では何も改善しない、「脱原発」でなければ、放射能の恐怖は
消え去らない。
脱原発でも使用済み燃料がこの世にある限り、まだ何の解決にも至らないのだ。

アメリカも日本での原発事故は、空中、海洋汚染で傍観者ではいられず、原子炉熱源は、このように世界にも影響を与へ、人が決して手をつけてはならない地獄の使者なのである。



15. 2011年7月20日 16:58:49: ieWTAudjoA
妄想の仮説ですが、もしかしたら原子力の制御法は元々あったりして。

16. 2011年7月21日 13:22:43: 9kMSboacTk
コメント12,13様はやはり、藍より出でし青となったアルルくんっていうところなのでしょうかね?

アルル氏は師匠の代筆もし、師匠の精神状態も心配しなきゃならないから大変だ。

要は、アルル氏は師匠を監視しなければならないということだ。


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