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延命の「脱原発」で墓穴を掘った菅裸の王様
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2011/7/16 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
私的な思い」閣内バラバラ、野党猛反発
◆与謝野、野田、中野らこぞって不信感募らす
もはや政権の体をなしていないことは誰にも明らかだ。菅の延命最優先の思いつき「脱原発発言」に、野党ばかりか閣僚からも批判、苦言が相次いだ。
菅は15日の衆院本会議で一転、後退発言だ。
「将来は原発がなくてもやっていける社会を実現していくと私の考え方を申し上げた」
さっそく野党が噛みついた。
「首相の言葉に私見はあり得ない。そういう認識で政治をしているのか」(山本一太・自民党参院政審会長)
「エネルギー政策は最も重要な国の基本をなすもので、個人的見解を述べることは無責任だ」(井上義久・公明党幹事長)
当たり前だ。国の根幹に関わる政策を閣議決定することもなく、勝手に会見で宣言してしまう。あまりのデタラメぶりには閣僚もあきれ果てている。本会議の前の閣僚懇談会でも批判の声が次々上がった。
「口火を切ったのは中野国家公安委員長でした。“首相の発言が混乱を招いている。閣僚はそういう話を聞いたことがない”。その場で首相は“私的な思いで述べた”と釈明したのですが、そんな言い分が通用するはずがありません。その後、野田財務相が会見で“短兵急に進める話ではない。脱原発は政府方針ではない”と言い切るなど、閣内はバラバラになっています」(政界関係者)
言いたい放題だったのは、震災後も原発推進・擁護の発言を繰り返してきた与謝野経済財政相だ。
原発のリスクへの反省がないのではとの報道陣の質問に「そう思っていただいて結構だ」と放言。完全に居直ってみせたのだ。その上で「資源エネルギー政策の中で脱原発が位置付けられなければならない。原発をゼロにすることは、恐らく相当長い時間がかかる」と持論を展開した。
◆すべてが場当たり的
菅を擁護したのは、ベッタリの江田法相と北沢防衛相ぐらい。閣内でも孤立化が始まったのだ。政治評論家の浅川博忠氏が言う。
「閣僚に何の相談もなく行われた13日の脱原発会見は、あまりにもえげつない延命のためのスタンドプレーでした。これでは閣内から批判や苦言が相次ぐのも当然です。原発推進派で一本釣りされた与謝野さんあたりにすれば、何の根回しもなかったことに対する不信感が募っているのでしょう。増税で利用するだけ利用しておきながら、用済みになったらポイか、というわけです。菅さんにしてみれば、永田町よりも国民受けをということでしょうが、すべてが場当たり的なので国民も見限っている。完全に裸の王様です」
脱原発を切り札にしようとした延命首相だが、逆に墓穴を掘ってしまった。
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