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産経新聞 7月15日(金)7時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110715-00000091-san-pol
菅直人首相が退陣表明後も居座りを続けていることの余波を受け、政府・民主党は「労働協約締結権」の付与を柱とする国家公務員制度改革関連4法案と、国家公務員の給与を平成25年度まで平均7・8%削減し、東日本大震災の復興財源に充てる法案について、今国会での成立を断念した。首相は1月、公務員制度改革に「政治生命を懸ける」と大見えを切っていたが、自身の存在が与野党協議の障害となり6月3日に衆院へ法案が提出されて以降も審議入りすらできずにいる。
「国家公務員の総人件費を2割削減します」
民主党は、21年夏の衆院選マニフェスト(政権公約)でこう高らかに掲げ、有権者の支持を集めた。この実現に道筋をつけるためにも、今回の給与引き下げ法案は乗り越えなければいけないハードルだったが、助走段階で転んだ形だ。
このほか、高速道路無料化や子ども手当など、「国民との契約だ」(鳩山由紀夫前首相)と強調していたマニフェストの中心政策は、ことごとく中途半端にしか実現しておらず、最後の目玉だった公務員制度改革でも行き詰まった。
国家公務員制度改革関連4法案は、人事院と人事院勧告制度を廃止し、国家公務員に協約締結権を与え、政府側の交渉窓口に当たる「公務員庁」との交渉で給与を決定できるようにする。国家公務員の給与削減法案は、月給を役職に応じて10〜5%削減する。
首相は両法案を閣議決定した6月3日、「国民の信頼を得る改革だと理解している。法案を成立させ、よりよい公務員制度が実現するよう努力をお願いしたい」と関係閣僚に指示した。だが、野党側は「(前日の2日に)退陣表明した首相と重要法案は話し合えない」と態度を硬化させた。
さらに自民党には、首相が浜田和幸参院議員を「一本釣り」して総務政務官に起用したことへの反発も強く、法案提出から1カ月以上たっても審議スタートのめども立っていない。
政府関係者は苦しい胸の内を吐露する。
「首相はもうエネルギー問題にしか興味がないのだろう」(康本昭赫)
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