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『脱原発』、それを言うのは簡単だ。
それが必要なことは分かる。
しかしそれを菅直人の口から聞くと、急に不安になるのはどうしてだろうか。
『脱原発』をして本当に日本の『電力不足』はまかなえるのか。
その不安が消えない。
自然エネルギーにはコストがかかる。
電力料金は値上がりする。
その負担に日本の経済が耐えられるのか。
大切なのはそのシミュレーションである。
それがないまま、『脱原発』を言うのは誰にでもできる。
やはり『良いとこ取りの菅直人』との感を否めない。
首相としてそういうことは最後に言うべきであって、
責任ある発言をしようと思うなら、十分な検討をしたあとに、『電力不足』解消の策を立ててから言うべきである。
菅のポピュリズムはいつも無責任である。
パフォーマンスだけはうまい。
しかしそれも今では見透かされている。
『こんな、やりっぱなして大丈夫なのか。あとは野となれ山となれ』
国民が抱いている不安はそういうところにある。
昨年9月の代表選の時、『1に雇用、2に雇用、3に雇用』と叫んでいた菅直人だが、
今ではすっかりそのことを忘れてしまっているようだ。
言葉に重みがなく、信用できないのだ。
誰も菅を信用していない。
それは菅直人への支持率が10%台に低迷し、いまだに下がり続けていることを見ても明らかである。
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