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菅首相は13日「脱原発」を明言した。「原発に依存しない社会を目指し計画的、段階的に脱原発依存度を下げ、将来は原発がなくてもやっていける社会を実現する」と記者会見で述べたのだ。
10日に世田谷で「反原発・菅やめろ」デモが盛大に行われた直後だ。
各界の反応は種々様々で、経団連をはじめとする原発推進派からは「唐突だ」とか「原発を捨てれば経済が破たんし失業者があふれる」というような批判が噴出した。
一方社民党の福島みずほ党首などからは「英断だ!歓迎する」との声が上がった。
「反原発・菅やめろ!」のデモに参加した一般市民はまた裂きにあったようなもので混迷が広がるばかりだ。
閣内不一致、党内不統一で死に体の菅首相は「ポピュリズム」で急場をしのぐしかないというのが実態だろう。いよいよ手詰まりで苦肉の策が出てきたと理解するのが賢明ではないか?
「菅やめろ!」と言えば原発推進派に塩を送ることとなり、単純に菅賞賛に走れば「延命のためのポピュリズム」に手を貸すこととなる。福島党首は複雑な政治力学を全く理解していない。軽率としか言えない。ヒットラーもポピュリズムにより民主主義を破壊したのだった。
今どきヒットラーのような独裁者が表れることはありえないとしても、「あちら立てればこちら立たず」の状況はガラスの塔のようなものだ。下手に明言すれば悪意ある勢力に利用されるだけだ。もう少し冷静に待ったほうが良い。「菅政権も原発推進勢力も風前の灯だ」と云うことを忘れてはならない。
両者が同時に瓦解することはないが、両者は駆け引きや足の引っ張り合いを繰り広げるだろう。どちらか一方が敗退するか、妥協して正体をあらわすかのいずれかだ。これを待ってからでも遅くはない。充分に見極めてから打って出ればよいだけだ。
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