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◆朝日新聞asahi.comが7月11日、「小沢氏処分『一時棚上げし、活用を』平野復興相関連」という見出しをつけて、以下のように配信した。
「平野達男復興担当相は11日の衆院復興特別委員会で、民主党の党員資格停止処分を受けている小沢一郎元代表について『(震災の復興に)活用することが国難を乗り切る上でプラスと判断されるなら、党内事情は一時棚上げ、取り消しは当然あってしかるべきだ』と語った。平野氏は岩手県選出の参院議員で、ともに小沢グループに属している民主党の階猛氏(衆院岩手1区)の質問に答えた。平野氏は『国難に与党・政府一体で取り組むのは当然だ』と述べた上で『政治経験の豊かな、信用できる政治家をきちっと配置し、助言を求め、一定のお願いをして担っていただくことは大事なこと』と強調した」
平野達男復興担当相は、岩手県選出の参院議員で、達増拓也岩手県知事とともに、小沢一郎元代表の側近議員である。小沢一郎元代表を嫌って感情的な報道をし続けている朝日新聞にしては、珍しい記事だ。
◆政治資金規正法違反事件というのは、いわゆる形式犯であり、この法律名が示しているように「政治犯」である。殺人や強盗事件などの自然犯とは本質的に違う。謀略により政敵を罪に陥れるのに使い勝手のいい武器となり得る。
江戸幕末という時代こそ違うが、奇兵隊を組織して幕府軍を打ち破った長州藩の高杉晋作は、政敵である保守派(俗論党)などに追われて、たびたび逃亡、それでも幕府軍が長州征伐に押し寄せ、藩が危急存亡に陥ると、急遽、高杉晋作を探し、呼び戻しては、敵に立ち向かわせ、重宝に使っていた。何でも「そうせい」と言い、そうせい公と呼ばれた藩主・毛利敬親公の「いい加減さ」が、高杉晋作を救ったとも言える。まさに、幕末の名君の1人であった。
ところが、いまの民主党の岡田克也幹事長は、頑迷固陋、脳みそまで苔むしているうえに、救い難い「原理主義者」ときている。それでいて、自分や自分に似た者に対しては、ご都合主義者でもあるから始末が悪い。菅直人首相に対する野党自民党など提出の不信任決議案に賛成ないし、棄権か欠席した者には、党員刺客停止や除籍処分で厳しく臨んでいながら、いまは、自分たちが、菅直人首相に「叛旗」を、「一刻も早く退陣せよ」と詰め寄っている。にもかかわらず、だれからも処分されないという不思議現象が起きている。
これらに比べければ、平野達男復興担当相や達増拓也岩手県知事は、切実である。東日本大震災・大津波・福島第1原発大事故が起きてから早くも丸4か月が過ぎたというのに、「瓦礫の山」は、20%〜30%が処理されたにすぎない。瓦礫の山から発せられる悪臭はひどい、蠅や蚊が湧き出て、被災民を悩ませている。これは、小沢一郎元代表を党員資格停止という名の座敷牢にぶち込んだまま、使いこなそうとしなかった菅直人首相や岡田克也幹事長ら政府与党の執行部の「コチコチ頭」に元凶がある。毛利敬親公のようにもっといい加減に対処すればよいものを、頭の回りが悪い。
◆平野達男復興担当相や達増拓也岩手県知事と言えども、親分の政治力(政治的影響力=人、モノ、カネを動かす力)には、とうてい及ばない。被災者の苦痛を考えれば、待ったなしなのだ。被災地では、前途に希望を持てない高齢者を中心に自殺者が、相次いでいる。これは、もはや為政者による「二次被害=人災」だ。菅直人政権の不作為を許してきた多くの国民も、同罪である。昨年7月の参院選挙以来、どれほど菅直人政権を支持してきたことか。それがいまは、菅直人政権に対する支持率が、朝日新聞の7月12日付け朝刊の世論調査の結果によるとわずか「15%」というから、笑ってしまう。
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/fd87865979f8751bf459f4c0daba54a7
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