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2011年7月12日 (火)
夏場の電力需給逼迫期高校野球中継を見直すべし
原発再稼働の条件として「ストレステストをクリアすること」が設定され、原発推進勢力が猛反発している。
原発推進勢力=原発利権勢力は、なし崩し的に原発再稼働を実現し、福島原発事故を過去のものにしてしまおうとしている。
しかし、よく考えてみれば、原発の稼働再開に際して、慎重の上にも慎重を期すことは当然のことである。
菅直人氏が6月18日、6月19日に原発再稼働にゴーサインを出しておきながら、7月6日の国会答弁では、政府による原発再稼働要請の行動すら把握していないかのような発言を示し、そのうえで、原発再稼働に待ったをかけて、新たなハードルとしてストレステストを提示した。
菅直人氏の行動は糾弾されるべきである。しかし、国民の生命と健康、地球の生命を重視する立場からは、こうした政治の迷走と、原発問題とは切り離して考えることが求められている。
利権のことしか頭にない、カネ亡者である財界からは、さっそく抗議の声が聞こえてくる。財界首脳は経済界を代表する立場にあるのだから、カネの亡者としての立場以外に、社会における発言者としての立場を自覚すべきだが、現在の経団連会長などには、その自覚がないようだ。カネカネカネと騒ぎたてる姿はあまりにも醜悪である。
さらに、九州電力は原発再稼働に関するテレビ中継を伴う説明会で、あろうことか、やらせメール事件を引き起こした。会社ぐるみでやらせメールを指揮し、実行し、発覚後はこれを隠蔽するという、驚くべき犯罪的行為に及んだのである。
九電の社長、会長の辞任は免れないが、九電会長が開き直って、社長も会長も辞任する必要がないことを示唆すると、マスゴミは突然、沈黙に転じている。このような体質を放置して原発再稼働が認められるわけがないことは明白である。
原発利権勢力の広報部隊であるマスゴミも、原発再稼働に向けてのストレステストについて、批判的な論調を意図的に形成している。これから夏場の電力需要拡大期に向けて、原発再稼働が遅れることによる電力不足の懸念を強調しているのである。
本当に夏場の電力使用ピーク時における需給ひっ迫を懸念するなら、ピーク時の電力使用量を引き下げるための、あらゆる工夫をすることを、まず優先するべきである。
一般的に夏場の電力使用量ピークは、夏休み半ばの午後の時間帯に発生することが多かった。夏の高校野球大会のテレビ中継を多くの国民が視聴し、他方、クーラー使用がピークに差しかかるタイミングで電力利用量がピークになるというものだ。
そうであるなら、まずは、高校野球の試合、あるいはテレビ中継について、午前11時から午後5時までの時間帯は、試合を行わないか、あるいは、テレビ中継を行わないことを決定すればよい。
また、電力需給ひっ迫期には電力供給を中断することがある旨の特約が付いた、大口電力の供給を絞れば良い。
高校野球のテレビ中継あるいは試合のピーク時回避などは、やろうと思えばすぐにできることである。
原発再稼働について、安全性チェックを高めるために、こうしたピーク時電力利用量を引き下げる努力の注ぐべきことは当然ではないか。
高校野球のテレビ中継の利権を守るために、原発の安全性チェックをおろそかにするとの発想が不当である。
まずは、夏の高校野球の運営およびテレビ中継について、何らかの対応策を取るべきである。
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