http://www.asyura2.com/11/senkyo116/msg/491.html
Tweet |
http://blog.goo.ne.jp/veritas21/e/64342065824ffe3f31831e77d325d237
先日、民主党への決別宣言を出した。
従って、別にどうでも良いのだが、やはりこのまま祖国の沈没を座して見ている訳にはいかない以上、敢えて一つだけ「民主党」議員各位にお願いしておきたい。
一刻も早く、自らけじめをつけて欲しい、と言う事である。
見ている限り、唯一まともな言動をお取りになって居られる『西岡参院委員長』の、再度の呼びかけに関して。
▶西岡参院議長が論文、「民主が不信任、問責を」(讀賣見出し)
>読売新聞社は11日、民主党出身の西岡参院議長が同党所属国会議員に菅首相退陣に向けた行動を呼び掛けた論文「国難に直面して、いま、民主党議員は何をなすべきか」を入手した。
>首相が退陣時期を明確にしないことを踏まえ、民主党から衆院に内閣不信任決議案、参院に首相問責決議案を同時に提出することも促している。
【讀賣新聞/7月12日(火)3時7分配信】
拙ブログで、何度か述べて来たが、これほどの「悪質」な政府を作ってしまった責任を、民主党自体が深く反省し、憲政史上かって無かった事では有ろうが、「与党民主党」自身が自ら『内閣不信任案』を提出するべきであった。
官僚と同じ思考回路しか持たない、岡田幹事長には「毛頭」理解出来ない事ではあろう。
しかし、この菅直人政権を生み出したという「大惨事」を引き起こしてしまった事を、自ら正しく把握して、その原因を造り出した事への真摯なる自己批判をする事が、絶対に必要不可欠な事である。
そして、その一連の事実に対する「自己批判」をして、国民に謝罪する為には、<自ら>の手で政権に引導を渡す事を置いて、他にあり得ない事を理解すべきである。
したがって、「野党自民党」ではなく、敢えて「与党民主党」から、不信任案を提出し、それを粛々と可決しなければならなかったのである。
残念な事に、そうはならなかった。
ただ、次善の策として、野党提出の「不信任案」を、可決で出来る所まで「流れが出来ていた」のだった。
悪魔的狡猾さを発揮した「菅直人首相」のペテンに、鳩山氏が見事に嵌められてしまったが故に、この次善の策すら、流れてしまった。
国民全員が、慚愧に堪えない思いである。
そして「案の定」菅直人首相は、詭弁を弄し続けている。
「わかくしは、わたくしみずから、わたくしの退陣を考えた事も、口に出した覚えも有りません!」
と言う次第。
あの日の発言を聞いて、私は直ぐに、そんな所だろうと理解した。
見え見えであった。
素人であればこそ、言葉尻に込められたニュアンスを理解出来たのだとは思う。
政治家の先生方に取っては、「阿吽の呼吸」で、逆に騙されてしまったのだろうが。
素人を馬鹿にしてはいけない。
そして、事態は好転するどころか、増々急坂を転がり落ちるが如くに、逼迫して来ている。
日本中の流通業界において、農産物の「原産地表示」が為されなくなって来たようだ。
表示していても、複数県の作物を混ぜ合わせ、必ず「福島産」の物が混ぜてあるケースが、頻発していると言う。
表立って流通させにくい物は、「放射線量」をあえて計らぬまま、学校給食用に、廻されていると言う。
メーカーや販売会社に問い合わせても、産地や「測定」したかどうか、は一切答えが得られないという。
我が子を心配した母親達が、給食を拒否し「弁当」を持参させても、教師が恫喝し、級友達が虐めるという。
『風評被害』というまやかしの免罪符で、国民の自己防衛行為を踏みにじっている。
これらの状況は、私自身は正確なソースを提示出来ない情報であるが、ツイッター等、ネット上で連日報告されている事である。
「一億総火の玉」と言う思考回路が、懲りもせず再現されている。
そして、菅直人首相の「延命」の為だけに、次々と為されるめちゃくちゃな政策(と呼ぶ事すら笑止千万ではあるが)がもたらす混乱の中で、また怪しげな事が取りざたされている。
『ストレステスト』である。
本来であれば、停止中の原発の再稼働に当たって、「保安院」と「東電」という身内同士の定期点検による再稼働の手続きに、新たな検査を課す事にする事自体は、喜ばしき事である筈なのだ。
ただそれが、あくまで原発に疑問を唱える人々に向けた「目くらまし」に過ぎない事が、大問題なのだ。
所詮は「保安院」が作る「チェックシート」を使用するテストで有る以上、客観的批判精神はそこには存在しない。
チェックする「条件」と「項目」、その為の各種「データ」は、あくまで稼働を前提としたデータにならざるを得ないのだ。
再稼働に否定的な「条件」を入力する訳が無い。
で有る以上、「早く再稼働」せんがために、たんに「通過儀礼」になってしまう。
つまり、それを行う事で「稼働」に許可のお墨付きを与える事が目的、になってしまうからである。
▶民主・岡田幹事長、原発のストレステストについて短期間での実施を検討するよう求める(FNNニュース見出し)
>民主党の岡田幹事長は、岩手県内で、「EU(ヨーロッパ連合)並みに長期間ストレステストを行い、その間、まったく再稼働できないなら、産業や国民生活に、さまざまな問題が及ぶ」と述べ、短期間での実施を検討するよう求めた。
【FNNニュース/7月11日(月)0時38分配信】
所詮は、そう言う事である。
しかも、霞ヶ関と東電とは、一丸となって「原発推進」で固く団結している。
その前提で、延命の為なら毒でも喰らう「菅直人首相」が、経産省官僚の筋書きに沿って動かない筈は無い。
▶経産官僚「上層部は原発再稼働を優先課題にしている」と証言(NEWS ポストセブン見出し)
>ジャーナリスト・武冨薫氏の司会&レポートによる本誌伝統企画「覆面官僚座談会」。呼びかけに応えた官僚(経産省ベテランA氏、財務省中堅B氏、総務省ベテランC氏)が、「脱原発」について仰天の証言をする。
>経産A:いいたいことはいろいろあるが、今の上層部が原発再稼働を優先課題にしていることは認めます。望月晴文・前次官と松永次官のラインはエネルギー畑の出身で東電、電力業界と親密だ。省内には10年前のトラウマも残っている。
>経産A:1999年頃、省内で電力自由化を進めるべきだという改革論が勢いを持った。それに対して東電は政治力を使って反撃してきた。わが省は財界を味方につけている時は政治力を発揮できるが、そうでないと脆い。最後は改革派が総崩れになった。その後の東電の報復はすさまじかった。自由化推進派だった部長は、将来の長官ポストが約束されていたのに、局長を1年やっただけで退官に追い込まれた。その部下も地方に飛ばされた。時の次官は改革派と見られていたが、最後は白旗を揚げて、「改革はいいが、命あってのものだ。自分の身は自分で守れ」と言い残して天下った。これで電力改革を唱える官僚はほとんど消えて、出世したのは自由化反対派ばかりだ。
【NEWS ポストセブン/7月12日(火)7時5分配信】
やはり、政治家は官僚に支配され、官僚は財界に支配され、財界はアメリカに支配されている構図は、不動である。
いくら政治家といえども、各種の専門分野総てに精通している訳では無い。
当然、担当官僚がレクチャーする。
その中身を、正しく判断して受け入れるか却下するか、これはひとえに「政治主導」が出来るか否か、政治家の資質と、その姿勢の問題となる。
大半の政治家は、有る事無い事ささやかれて、官僚の軍門に下ってしまう事ぐらい、見ていなくとも「見ている如くに」良く分る。
当然、官僚主導になる。
官僚は、省内での成績を上げる為には、財界と二人三脚せざるを得ず、その財界が天下り先で有る以上、財界の意向には逆らえない。
以上、追って知るべし。
ただ、震災から4ヶ月を経たこんにち、悠長な事は言っていられない事ぐらい、今の民主党議員各位でも、解るであろう事を期待する。
4ヶ月でやれた事は、有能な政府なら4週間で充分、と内外から揶揄されてる始末である。
しからば、民主党議員各位は、何をやるべきか。
繰り返したくも無いが。
日本中が「口を酸っぱく」して言い募っている事。
つまり、菅直人を退陣させる事である。
絶対辞める気のない男を、総理の座から引きずり下ろす為に、「今民主党議員がやらなくてはならない事」は、ただ一つ。
野党が「再び」内閣不信任案を提出する直前に、「不信任案を否決した首相」に対して、改めて『信任案』を提出する事である。
そして、それを「責任を持って」否決する事!
その直後に、野党提出の不信任案を審議すれば、自ずと可決の流れが出来上がる。
ここが肝心。
与党としては、野党が不信任案を出す以上、対抗して信任案を出す事、と言う戦略は、肯定出来る筈である。
そして、『信任案』を否決しただけでは、「信任されないだけで不信任では無い」とか言い出しそうなペテン師に対して、直後に「不信任可決」を導き出して、ダブルパンチを浴びせる。
これで完全に「雪隠詰め」となる。
与党として、「野党に対抗した」という形式上の面子も立とうと言うもの。
その上で、目的を達成出来る。
その為には、「脱原発解散」等と血迷った事をやらせない為に、菅直人の「原発依存」の発想を暴き出して、決して彼は本質的に「反原発」の発想などを持ってはいない事を、国民の前に曝けだす行動をとっておかなければならない。
これは、彼の過去にさかのぼっての言動を、あちこちで話題とし、議論の対象とし、国会予算委員会で何度も突っ込んで確認すれば良い。
日本の、この一年の停滞。
国民への、この一年間の裏切り。
日本の、この四ヶ月の地獄絵図。
国民のなめさせられている、この四ヶ月の辛酸。
その大変な厄災を国民に背負わせてしまった責任は、総て民主党議員に有る。
その責任を、今こそ取らなければならない。
民主党議員各位に、敢えて問う。
野党の不信任案提出と同時に、「内閣信任案」を提出せよ。
そして、粛々と否決せよ。
その上で、野党提出の不信任案も可決せよ。
そして、即座に「臨時代表」を選び、小沢氏とその他の党員資格を停止されている、同士達の復権を決めよ。
貴殿らに、出来るか!!
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK116掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。