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菅首相は「百害あって一利なし」 民主党国対役員室
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2011/07/10 依存症の独り言
菅直人のようなトップがいたら、もう会社、辞めたくなるのは間違いない。
前線で懸命に戦っているのに、平気で後ろから鉄砲を撃ってくる。
もうやってられないでしょ、部下は。
安住淳国対委員長をほめるわけではないが、彼は70日間という限られた国会会期の中で、菅首相が成立を目指す3法案を何とかしようと必死で働いていた。
参院は与野党が逆転している。
だから野党に譲歩し、信頼関係を醸成しながら野党の協力を取り付けようとしていた。
にもかかわらず菅は、自民党参院議員を1本釣りして野党を激怒させてしまった。
で、菅の言い草はというと「私の顔を見たくなかったらこの法案を通せ」である。
海江田万里経産相の場合も同じだ。
海江田は、夏場の電力不足による混乱を防ぐために休止中の原発を再稼動させようと、地元の町長や県知事に必死でお願いしていた。
そして安全宣言をやり、ストレステストは必要ないとした。
その甲斐あって佐賀県の玄海原発は再稼動に向かって動き始めたのである。
ところが菅は、TVカメラが回っている国会で、「原発を再稼動させるにはストレステストが必要」と強調した。
これを聞いた玄海町長は激怒、再稼動は白紙に戻ってしまった。
すると菅は、「経産省と早い段階で意思疎通すべきだった」と釈明。
はしごを外された格好の海江田は、もうウソつきにされてしまった。
振り返ってみれば、突然の消費税10%引き上げ、TPP参加による平成の開国、浜岡原発の全面停止、諫早湾の潮受け堤防常時開門の上告断念、すべてが人気取りのための場当たり的発想である。
前後も左右も見ずに、ただ「世論受けしそうだ」という嗅覚だけを頼りに重要な政策判断を下している。
これでは周りの者はたまったもんじゃない。
それだけではない。
菅のせいで国会が混乱し、政治が停滞する。
迷惑を被るのは大震災の被災者と国民である。
菅は官僚を信用しないことで有名である。
官僚の意見を聴かず、独断でブレーンを起用する。
そのブレーンも、菅の関心が他に移ると使い捨て。
挙句に大臣や党執行部さえ無視する。
この男には人や組織を動かす基本的資質が欠けているのだ
そういう点では「左の小沢一郎」という評価は正しくない。
小沢は独裁的でイエスマンを好むが独裁者ではない。
少なくとも官僚は活用する。
それは彼が「政治家」だからである。
が、菅はどう見ても「政治家」ではない、「運動家」である。
風の向きに敏感で、風を政治に利用しようとする。
だから菅のやることは、都度々々の風向きによって変わり、その結果、そこには一貫性も整合性もまったくなくなるのだ。
船長が進むべき最適の航路を示さず、風まかせで右に行ったり左に行ったり、蛇行を繰り返す。
そこで費やされる無駄な時間とエネルギー、その分だけ“日本丸”は遅滞する。
1分でも1秒でも早く辞めてもらいたい―
おそらく永田町の政治家のほとんど、そして霞ヶ関の官僚の全員がそう思っているに違いない。
こういう首相は史上初めてだろう。
「百害あって一利なし」
民主党国対役員室に貼り出された文句である。
〜文中敬称略〜
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