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(抜粋)
ボロボロにたたかれる裏には、何かがある。
被災者を人質にして官邸に立てこもる菅直人。
たしかに、人に道にはずれた権力亡者である。
しかも、エセ脱原発を唱えることによって、盛り上がり始めた原発反対の声を分断し、原発と共存するエネルギーシフトという方向にミスリードしようとしている。
この許し難い菅直人に対してですら、誰も彼もが異口同音に批判を繰り返すようになったときは、何か裏がある、と私は疑ってかかる。
今のところ、朝日だけは菅支持を続けているから、逆に菅がアメリカの日本利権集団(親日派またはジャパンハンドラーズ)の言うことを聞いているのだな と透かしてみているが、このところ、やや雲行きが変わってきた。
潮目は、先日のプチ改造で、亀井静香、松本龍、浜田和幸らが動き出したあたりだ。
■■
非常におおざっぱで恐縮だが、ここで日本をめぐる勢力図を考えてみたい。
細かいことは、ばっさりと省略する。
@旧来の自民党 つまり、大地主や国内の大企業。日本国内に利権をもつ日本国内の勢力
A日本の利権を食い物にするアメリカ人 親日派とかジャパンハンドラーズと言われる人びとと、その子分である日本人
Bどちらにも縁のない普通の人々。日本の富の元になる労働力や中小企業。気がつかないうちに@やAに吸い取られている。
日本で生活している人のほとんどが、自覚しているかどうかは別にして、@〜Bのどれかに、あるいはまたがって所属している。
経済的には、このように実は単純だが、これが政治にどのように反映しているかというと、少しややこしい。
これまた、ザックリと理解するために、守るべき国内の利権があるかどうか という軸と、アメリカに貢ぐことを拒否するかどうか という軸で判断すると分かりやすい。
A.国内に利権あり アメリカ貢ぐのいや
B.国内の利権あり アメリカ貢ぐのOK
C.国内の利権なし アメリカに貢ぐのいや
D.国内の利権なし アメリカに貢ぐのOK
E.利権なし 貢ぐのいや と見せかけて後から石を投げる
F.利権なし 貢ぐのいや と見せかけて権力亡者
民主党、自民党は、A〜Dまでが、入り乱れている。
自民党は、Bが最大で、Aも結構多い。
民主党はおそらく、A〜Dまでバラバラ。
Eは、言うまでもないが日本共産党と、場合によっては公明党である。
そして、Fが橋下徹などの、既存の利権がないからこそ、利権亡者になっているファシスト的な連中だ。
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菅直人がどこに位置するかというと、首相になる前はDである。
国内に大きな利権はもっていない。だが、アメリカに忠誠を誓うことで、労せずして首相の座に納まることができた。
首相という利権を手に入れた以上、そして、いままた「新エネルギー」利権を手に入れつつある以上、いまの菅直人はBの立場になったと見るべきだろう。
ところが、その菅直人が、どう考えてもAの立場である3人を、目玉商品として入閣させたのだから、私はクビをひねった。
亀井静香については、解説するまでもない。
自分たちの利権でもあり、日本の富でもある郵政マネーを、アメリカに渡さないというのが、亀井静香のレゾンデートルである。
松本龍については、数日前のツイートを再掲する
悪評紛々たる松本ドラゴンや浜田和幸が、菅−前原禅譲と、その裏でうごめく復興構想会議や日米パートナーシップにどう対応するか、注目したい。日本中(のメディア)がこぞって非難をするときは、付和雷同したくない。立ち止まって注目する。
松本ドラゴンの辞任:暴言が理由と思われているが、実際は宮城県の村井知事を正面から敵に回したから。村井のバックに付いている巨大利権集団が引きずり下ろしたと見るべき。対立関係を表面化させたところまでは、おそらくドラゴンの作戦だったのだろうが、圧倒的に寄り切られてしまった。
なぜ宮城の村井ばかりがクローズアップされるか。いわゆる「助けない」発言したのは岩手県。でも、岩手県庁には10数件の抗議電話。一方宮城県庁には殺到しているという。
野村総研の言いなりになり、宮城の復興計画に「地元の人は入れない」と言い切る村井にこそ、宮城県民は怒るべき
宮城県の復興会議は、野村総研顧問や三菱総合研究所理事長らが委員。委員12人のうち県内在住者はわずか2人。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-05-29/2011052901_02_1.html
だからこそ、「地元のコンセンサスをとれ」「(自分たちで)知恵を出せ」という松本ドラゴンの言葉は、乱暴ではあるが意味があった
巨額の復興利権には、ジャパンハンドラーズと経団連が束になって「日米パートナーシップ」という組織を作り、地元を排除して吸い上げる体制を着々と築いている。
正義ズラした宮城の村井知事は、まさにこの組織の手先だ。
そこに、普段の顔と豹変してケンカを売りに行った松本龍は、私はけっこう評価している。
もちろん、彼自身も国内に利権を持つ立場であることはよく知られており、あきらかにAの立場だ。
浜田和幸については、以前の記事を参照いただきたい
菅内閣に転がり込んだ浜田和幸という人
彼自身が利権と言うほどの者をもっているのかどうかは知らないが、その言動は右翼というのが一番ふさわしい。
やはり、立場としては、明確なAであろう。
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こうした人たちが閣内で動き始めると、一気にマスメディアの調子が変わった。
まず、あの松本龍たたきだ。
これは、松本の作戦が下手くそすぎたせいもあり、マスメディアの大勝利に終わった。
そして、今度は浜田和幸の不祥事探しが始まった。
浜田総務政務官:借入金の報告も怠る 当選時の資産公開
2011.7.8 毎日
政務官就任と「借金返済」多額融資の地元自民党、激怒
2011.7.11 aera
aeraの記事はリンクがないので、こちらから内容がわかる
政治嫉妬の圧力のなか震災復興の志を貫く浜田和幸 総務政務官
2011年7月 6日 Net IB
ちなみに、aeraの記事を書いているのは、元朝日新聞の記者である佐藤章。
佐藤章で調べると、こんな記事を書いている。
亀井「郵政」が日本潰す
2010.4.25 aera
あきらかに、コイズミ流に郵政マネーをアメリカに貢ぐことを意図している。
そうとは書いていないが、その危険性について熟知しているにもかかわらず、ひと言も触れずに、国民新党を批判することは、紛れもなくそういう意図がある。
この佐藤章は、立場的には、あきらかに「D.国内の利権なし アメリカに貢ぐのOK」という類だろう。
いかにも庶民の味方という顔をしながら、「A.国内に利権あり アメリカ貢ぐのいや」の立場の人を集中的にタタキ、結果的にアメリカに貢献する というのが この人たちの得意技だ。
その史上最大の作戦が、立花隆による田中角栄の追究とロッキード事件だ。
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こういう佐藤記者のような人に、侮辱的なまでの記事を書かれるということは、ある意味名誉なことかもしれない。
菅内閣に入ったけれども、ジャパンハンドラーズに完全に取り込まれていないという証明になるからだ。
それにしても、やはり分からないのは、アメリカに完全に監視されている菅直人が、なぜこうした人事をできたのかということ。
一つの可能性は、オバマラインとジャパンハンドラーズの確執だ。
財政破綻の危機にあるアメリカは、正規ルートと非正規ルートがまったく違う顔になってしまっている。
典型的なのが、辺野古の問題。
アメリカ議会の本流は、今さらカネを使うことはするな というもの。
辺野古の飛行場などやめて、普天間に統合せよと言っている。
しかし、ジャパンハンドラーズは、あくまで辺野古だと頑張っている。
前原など日本の子分たちも、意地になって固執している。
オバマラインは、吸い上げた利権はアメリカの国庫に入れるべきだとおもっているし、一部の利権を稼ぐために国庫を減らすべきでないと思っている。
が、ジャパンハンドラーズは、アメリカの利益を騙って自分たちの懐をふくらますことが一番だ。
日本にすれば、吸い取られるのは同じなのだが、その立場は微妙に違う。
もう一つの可能性は、菅直人の権力欲の延長で、目付役にささやかな反抗をしているということ。
もしそうであるならば、8.6解散までたどり着けずに、遠からず菅は退場することになるだろう。
後釜は、言わずとしれた前原誠司だ。
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こんな 重苦しい空気の中で、私たちですら嫌気がさすのに、被災者の心情はいかばかりか。
とまれ、黙っていて良い方向にいくということは、絶対にない。
「C.国内の利権なし アメリカに貢ぐのいや」である、私たち普通の人間が、声を上げるしかない。
利権がない故に一番力はないけれども、数は圧倒的に多い。
新エネルギーがどうのこうのと浮かれている場合じゃない。
あんな幻術に惑わされちゃいけない。
まずは、被災者を救うこと、そして倒産が増え続ける経済の底辺を底上げすること、復興利権をジャパンハンドラーズと経団連に吸い上げられないように監視すること、そして全ての原発を止めること。
これが、今緊急に政治に求められることだ。
「A.国内に利権あり アメリカ貢ぐのいや」の立場の人とも、ケースバイケースで連携しつつ、「生きさせろ!」と叫び続けよう。
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