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菅首相言動とストレステストの是非を分けて考えよう (植草一秀の『知られざる真実』)
http://www.asyura2.com/11/senkyo116/msg/383.html
投稿者 祈り 日時 2011 年 7 月 09 日 12:06:44: HSKePa2Cm.aPs
 

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2011/07/post-af92.html
2011年7月 9日 (土)
菅首相言動とストレステストの是非を分けて考えよう


 原発再稼働の条件として「ストレステストをクリアすること」が設定されたことに対する風圧が強い。
 
 菅内閣は6月18日に原発再稼働要請を発表した。安全性について政府が保証するから再稼働してくれというものだった。事実上の原発安全宣言だ。
 
 この安全宣言を発したのは海江田万里経産相だが、翌日の6月19日、菅直人氏は、
「私もまったく同じだ。すべての原発を停止するとは言ってない。浜岡は例外的で特別な事情があるが、他の安全性が確認されたものは稼働していく」
と発言した。
 
 つまり、海江田経産相が発表した原発安全宣言は菅直人氏も了解する政府公式見解だった。
 
 状況が一変したのは7月6日である。衆議院予算員会質疑で、菅直人氏が、6月18日の海江田経産相による原発安全宣言について、自分は無関係であることを装い、玄海原発の再稼働を容認しない姿勢を示し、再稼働にはストレステストをクリアすることが必要であるとの「新見解」を示したのだ。
 
 自分の了解のもとに6月18日の海江田経産相の原発安全宣言への不関与を装い、玄海原発再稼働に待ったをかけた菅直人氏の行動が大きな批判を招くのは当然のことだ。
 
 梯子を外され、地元に迷惑をかけたから辞任せよと迫られた海江田経産相は菅直人氏の傍若無人の振る舞いの被害者でしかない。
 
 マスゴミ論調は、「唐突にストレステストを持ち出されても混乱するだけ」との関係者の言葉を盛んに引用し、ストレステストそのものを撤回させようと懸命だ。

 ここで、日本国民は冷静に考えなければならない。論議が二つの問題を混同して論じているからだ。
 
 二つの問題とは、
@菅直人氏の言動の是非
と、
Aストレステストを再稼働の条件とすることの是非
だ。
 
 マスゴミの論調は、菅直人氏は6月18日には原発再稼働にゴーサインを出したのに、それを後から撤回して、新たにストレステストを持ち出したからけしからんというものだ。
 
 地元自治体関係者の批判も、この一点に集中する。
 
 よく見ると、この批判の主は、基本的に原発推進派であることがわかる。つまり、福島原発の事故により、日本における原発運転に対して強い逆風が吹くことに過剰な警戒感を示す人々である。
 
 これらの人々の共通点は、「人間の命、健康よりも自分の利益、カネを優先する」ことにある。原発ビジネスは巨大利権ビジネスである。この巨大利権を手放したくないから、彼らは何が起ころうと、地球が滅亡しようとも原発推進なのだ。
 
 菅直人氏の行動には重大な問題がある。6月18日に原発再稼働にゴーサインを出しておきながら、自分は関与しなかった風を装い、いきなり原発再稼働に待ったをかけた手口は最低である。
 
 7月6日の国会質疑では、
「6月18日にはいったんゴーサインを出したけれども、その後、もう一度よく考えて、ここは、慎重に対処するべきものと考えを変えた」
と発言するべきだった。

 しかし、主権者国民は、菅直人氏の行動の是非ではなく、ストレステストの是非を考えなければならない。
 
 ストレステストとは、巨大地震や巨大津波に対して原発がどこまで耐えられるかを評価する手法である。3月11日に発生した地震と津波により、福島原発は重大事故を引き起こし、日本を滅亡させかねない影響を発生させた。このようなことを再度引き起こすことは絶対に許されない。
 
 そうであるなら、日本全国に54基あるすべての原発原子炉について、このストレステストを実施して、その安全性を確認することは、当然の作業である。
 
 多数の原発原子炉が老朽化している。この老朽化の現状を踏まえてストレステストを実施しなければ、いざ、巨大地震、巨大津波が発生したときに、今回同様の巨大事故を引き起こす可能性を否定できないのだ。
 
 巨大地震も巨大津波もけっして「異常な現象」ではない。日本の歴史では、定期的に繰り返されてきた「通常の現象」である。
 
 3.11原発事故で、日本は滅亡の危機に直面したのである。このような事故は、金輪際、決して引き起こしてはならないのである。
 
 であるなら、全国のすべての原子炉について、ストレステストを実施することは当然の責務である。このような当たり前のことについて、強烈な反発が生じるほど、日本における原子力利権複合体のエゴイズムは強烈なのだ。
 
 ストレステストを再稼働の条件に設定すると、来年春にかけて、全国の原発が停止される状況が発生し得る。その時には電力需給がいまよりはひっ迫するだろう。再稼働推進勢力は、電力需給がひっ迫する場合の生産活動への影響が大きいと脅しをかける。
 
 しかし、日本の滅亡がかかる問題である。ある程度の犠牲を確保してでも安全性確保を優先すべきだとの主張も当然に生まれる。
 
 大口電力契約には、電力不足の場合に電力供給を制約するとの特約が付いているはずだから、この特約を活用すればよいのだ。病院や基幹交通網など、生命や国民生活に重大な影響を生じる部門を除外して電力使用量を削減する工夫は十分に可能なはずである。

 最終的には日本国民が、
@日本滅亡の危険を冒してでも原発再稼働を進めるべきと考える
か、
A最悪リスクを回避するためには、ある程度の我慢を容認すると考える
かに依存する問題だ。
 
 結論を得るのが難しいようなら、最後は国民投票を行えばよい。
 私は、大多数の賢明な国民が安全策を選択すると確信する。

 

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コメント
 
01. 2011年7月09日 12:25:53: 3LluuxRM0w
ストレステストとという言葉が目新しいので
植草先生も騙されている
原発立地の折にはもともとどんな大地震でも
ダイジョウブひとシュミレーションをして
許可をだしのが保安院なのだろう
何故福島が起きたか、彼らにとっては想定外だった
これを今度 東日本大地震がきて耐えれるか
設定基準上げる話しだろうが
常に事故が起きると想定外なものなのだ
むしろ、事故が起きる前提でどこまで
抑えられるのかの検証が大事
福島があれだけ拡大した事故になったおとについて
どういう対応をすればそこまでいたらないかの
シュミレーションを公開するべきだし
政府に説明させるべき
起きない前提より起きたらどう対応するのだ

02. 2011年7月09日 12:29:55: cQBghib9FJ

民主・自民の幹部の中で東電の利権と繋がっていないのは菅直人だけである。
http://esashib.web.infoseek.co.jp/kanorosi01.htm
今までの首相なら追認して海江田と経産相のペースで収められてあっという間に再稼動となっていた。
菅だからストレステストまで引き返した。
ここで引き返すのは普通は出来ない。
腐敗の極にある財界に飼育されて来た従来の首相なら普通は出来ない。
菅だから出来たのだ。
数十年に渡って腐った財界から覚醒剤を脳天に打たれ続けてきた腐敗政党自民党の鉄板の膿みがそう簡単に取れはしない。
菅の孤立無援のたたかいは続くだろう。
たたかいを放棄して辞めるなど許されない。
踏み止まって闘い抜け、菅!
トロイカ鳩山と小沢がどれほど違法デタラメな攻撃であっという間に叩きつぶされたかを見ている筈だ。

昨日のあらゆるマスコミは「海江田がハシゴを外されて怒っている」という菅叩きの論調だった。
真相は逆だ。
海江田と経産相によって菅がオミットされ、情報遮断されていたんだ。

この前も菅は経産省に同じようにヤラれている、
気がついて枝野と引き返した。
原発事故調「骨抜き」の動き 経産省画策、首相が拒否2011年6月11日3時0分
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20110611/1307756244
「菅首相は枝野幸男官房長官らと翌朝協議し、提案を拒むことを確認。
7日の新成長戦略実現会議の配布資料から事故調に関する文言をすべて削除し、
同日設置した「エネルギー・環境会議」のメンバーから直嶋・近藤両氏を外した。
 さらに、原子力安全・保安院の経産省からの分離を議論する検討委員会の新設決定を明記。
検討委の議論に、「東電に関する経営・財務調査委員会」の資産査定や
財務内容の点検結果を反映させることも盛り込み、経産省を牽制した。」

http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20110708k0000m070125000c.html
民主・自民の幹部の中で東電の利権と繋がっていないのは菅直人だけである。

菅は延命工作をまったくと言っていいほどしない、
人がいいのか恬淡とした性格なのかよくワカラン。
引き降ろされるのに身を任せているようにしか見えない。
「誰が勝手に辞めろと言った!
踏み止まって闘え、菅!
無責任に辞めるんじゃないぞ!」
というのが国民の正しい対応でR。

菅は人がいい(by上杉隆)から一瞬再稼動に「同調」したが、海江田と経産相に切れた。
今までの首相なら追認して海江田と経産相のペースで収められてあっという間に再稼動となっていた。
菅だからストレステストまで引き返した。
ここで引き返すのは普通は出来ない。
腐敗の極にある財界に飼育されて来た従来の首相なら普通は出来ない。
菅だから出来たのだ。


03. 2011年7月09日 12:45:43: NP73wt64gs
海江田が なにを基準に安全だというのかわからない
辞任する気がないのに 辞任するだと?この人はそんな根性持ち合わせていない
なので菅総理が主導権を発揮して 経済産業相を解任した方がよいのでは?  
それから、ストレステストは当然だと思いますけどね
あと 半径300キロ以内の自治体の意見も聞く必要があると思う
一県やひとつの市町村の意見だけの原発誘致賛成では、不公平でないですか

04. 2011年7月09日 13:16:25: 8HikxGtgtU

 *** 愛の愛は愛の 原発断固反対 ***


 まったく 植草の言うとおり 

 官僚は 現状維持(原発継続)の方向だろうが 

 結果的には 菅は 原発反対の方向に舵を切っているわけだね

 菅は 小沢と歩調を合わせているといわれ 小沢も反原発なのだろう

 ===

 フレーフレー 狂気(凶器)の内閣総理大臣
 


05. 2011年7月09日 13:18:05: 8HikxGtgtU

 追信


 海江田 なんて 辞めちまえ!!

 


06. 2011年7月09日 13:42:06: 2x41b1WttY
今回の一連の動きではっきりしたのは海江田というのは「国民の為に」という軸足でものを考え無い上に、官僚側べったり、利権側べったりの非国民としてかなりの上位に位置する人間だということだ。

こういうやつは次回は必ず落選させねばならない。どなたか落選候補リストの上位に記載しておいてくださいな。とはいえ、阿波狸のように最上位の次期落選候補の一番上の人間など民主党にはいっぱい居るなぁ。

海江田にかぎらず「椅子と饅頭が第一」って輩が多すぎる。国民の生活が第一って本物とははっきり区別しなくちゃいけない。

森ゆうこさんに寄付しなきゃねー。


07. 2011年7月09日 14:01:16: rWmc8odQao
この問題はビミョウですね。ざっくりと
(1)ストレステストを実施しても、それ自体がアヤシイものだから原発の安全性は確保できないし、インチキ合格したら再開にお墨付きを与えるものだ(小出裕章氏)
(2)ストレステストを実施すれば、テストに合格しないのだから、原発を停められる(少なくとも再開を延期できる)(飯田哲也氏、山口二郎氏など)
(3)ストレステストなどしなくても、原発は安全なのだから再開できる
(海江田万里氏、岡田克也氏など)
の3派ですかね(違ったらご指摘ください)。

(4)できれば原発の再開は避けたいが、避けられないならせめてストレステストをしてほしい。そうすれば少しは安心できる。
という世論もあるのかもしれません。

私は(1)の小出裕章氏の主張が正しいと思いますが、政治をよく知る人には(2)が現実的に映るのかもしれません。
うーん…経過観察。

植草氏、がんばってください。応援しております。

【参考】
金子勝氏
「岡田民主党幹事長が「原発安全性テストと再稼働は別の話」だと、ストレステストを暗に批判しましたが、大間原発の推進を言ったり、原発推進派になりました。」
https://twitter.com/#!/masaru_kaneko/status/89416884298059776


08. 2011年7月09日 14:12:02: QXVaulDOhs
論理として、「日本国内の全ての原発の安全を徹底的に検証しなければ危険だ」というのであれば、当然ストレステストによる検証は現在停止中の原発の再開の条件になる。しかし、この論理に従えば現在稼働中の原発も危険であるから一斉に止めてストレステストを行う必要がある。

ストレステストといってもコンピューターシミレーションとのことである。現在運転中の原発は緊急の危険性はそれほど大きくなく、安全性をさらに追及するために必要だというのであれば、現在停止中の原発でも従来の検査に合格したものであれば現在運転中の原発と危険性に大きな違いはないと考えられるので、運転を再開した上でストレステストを行えばよいのではないか。ストレステストに通らない原発は再開したものであっても現在運転中のものであっても直ちに止めればよい。

しかしストレステストでOKが出たからといって安全とは限らない。原発が危険だという国民的合意であれば現在停止中のものも現在運転中のものも全面的に停止しなければならないだろう。

ストレステストを検査のため停止中の原発の再開条件とすることは論理的に無理があり、菅総理の思う壺だろう。


09. 2011年7月09日 14:32:57: esmsVHFkrM
植草の言うとおりだ。

ストレステストのどこが気に入らないと言うのだ。

現にこれのおかげで玄海原発の再稼動は土壇場で阻止された。玄海は止まったままだし、これが駄目なら他の原発も動かない。ストレステストで揉んでいるうちに他の稼動中の原発も随時定期点検に入る。つまり、ストレステストを使えば原発全停止に追い込む展望が出てくると言うことだ。

これは、原発反対を望む日本人にとっては夢のような状況だ。また、逆に原発の意地と更なる推進を望む屑どもにとっては悪夢だろう。

ストレステストについてこれからもめればいいだけの話だ。安全性を確かめるテストなのだから、その前提は現実的なものでなくてはならないと言うことについて表立って反対することは難しい。であれば、当然、地震の規模はマグニテュード9以上、津波の高さは凍傷東電が主張していたはずの18メートルだろう。大震災においては当然伝漸減喪失で、インフラは壊滅状態だから電源復旧も数ヶ月以上はかかる。道路も寸断されているから電源車がすぐ駆けつけることなんかできない。

当然原子力村の連中は、ストレステストにおける想定の是非をああでもないこうでもないと言ってくるはずだが、議論の環境はこっちに有利だ。何しろ、東電も保安院も今まで、今回福島原発事故があまりにも巨大な震災と津波のせいだと、地震と津波の規模を自ら大きく言い立ててきたのだから、その規模をストレステストで使わないとの主張はきわめて困難だ。

これに備える設備の手配なんか不可能だし、できるとしても膨大はコストがかかる。また、それを実施するまで再稼動なんかできない。つまり、原発なしでも電気は大丈夫だし、日本は大丈夫だと言うことが誰の目にも明らかになるのに十分な時間が経つまで原発を動かすことなんかできなくなると言うわけだ。

だから、原子力村とその口車に乗せられた馬鹿どもは、何とかしてストレステストを葬ろうとして唐突だとか現地が混乱するとか難癖をつけているわけだ。ストレステストに対する賛否を見ればその人間が真剣に原発を止めようとしているかどうか簡単に分かる。

ストレステスト万々歳だ。



10. 2011年7月09日 14:37:07: KMR0Flxwek
 ストレステストというのはどんなものかよくわかりませんが、コンピューターでシミュレーションして耐性を評価するということらしが、このテストにパスしたからといって、100%安全なのでしょうか?
 プログラムを恣意的に設定し、すべてクリアといういうことも出来るだろうし、ストレステストで基準をクリアしたのだから、国民の皆さん再稼働には反対しませんね、との説得にも使われるだろう。
 将来、原発事故があった際、「今回の地震による原発事故はストレステストをやっていたし責任はない」と責任回避の手段に使われるかもしれない。
 
 最終的に判断するのは、人間であり、コンピューターではない。
 そして、責任を取るのは人間でありコンピューターではないのだ。

11. 2011年7月09日 14:41:42: EDzzFi9mSo
ストレステスト、良いことじゃないですか!!
今まで安全だ!!と言って来た原発が地震で火災を起こしたり配管が壊れたり、挙げ句の果てには
福島原発は爆発を起こして甚大な被害を出して放射能を未だに撒き散らかしている。

なら、今までの基準で安全と言う理屈が覆されたのだから、少なくとも今後発生するであろう災害に対する
最悪の想定を行ない、ストレステストを行なうべき。
これに合格したら一応安全だと言う事になってしまうが・・・

問題はいくら試験を行おうが監督する側に隠蔽・改ざん工作をやられては元も子もない。

今までの原発は、建設第一に考えて建設してきたから、マズイ情報は無かった事や知らなかった事にして
作ったもの勝ちで行なって来たんじゃないだろうか。

原発の設計ミスが審査後に発覚しても、間違いがあればそれは認めた側の責任になるから訂正は認めないと
武田邦彦氏が暴露していますし、浜岡原発に至っては、地下岩盤が頑丈ではなく、地震などの
影響で岩盤自体が脆くなっており、実際には計算通りの強さは無かったので、知らなかった事にして
強固な岩盤として計算され、その上に建設されたと阿修羅掲示板で暴露した関係者の話がありましたね。

菅総理は確かに異常だが、全てにおいて異常だと判断すれば、国民に取って大事な件案があったとしても
国民自らが投げ捨てる行為を行なう可能性がある。
だからこの件案はむしろ国民の為に必要なテストなのは事実。

ストレステストがなぜ必要無いのか、安全確認の必要がどうして要らないのか?
ストレステスト反対を叫ぶ人は国民にどうしてなのか細かく説明してもらいたい。

そんなムダな事をしている暇があれば、休止中の火力発電所や水力発電所の安全点検もちゃんと行なってほしい。

ストレステスト、もしかしたら菅総理の考えではなく、誰かのアイデアを管総理に伝えたのかも知れない。
取りまき(ブレーン)が優秀になればなるほど、菅総理の退陣論の声が薄れていくのは確かでしょう。
問題は、被災者救済の行動があまりにも遅過ぎる!
そして優秀なブレーンが居ない為に国民までもが不幸に陥っている。
もはや残されている時間は少ない。

原発の事故処理が出来ないのならば、日本は原子力発電から撤退するという勇気こそ必要。
エネルギー消費量を常識で考えれば無理に近いが、ウソを塗り固めた安全という言葉が詐欺と化した今、
大きなエネルギー転換の必要性がある。

エコ商品が売れてもエネルギー消費が増加するのは何故か。
この矛盾社会を認知することで、本当のエコ社会になってくだろうと思いたい。


12. 2011年7月09日 14:57:17: LrX6GshfQo
ストレステストの中身が分からない限り、全て無意味な議論である。むしろ、菅がこれを持ち出した瞬間に、ペテン的要素が紛れ込んでしまっている。ストレステストは、国民を騙して原発再開への道を開くペテンに用いられるのが落ちであろう。

中身を明示しないストレステストをもちだした菅は、やはり、ペテン師としか言いようがない。工学を少しかじっただけで、ほとんどの時間を「市民」運動に費やした男の、考え付きそうなペテンでしかない。菅が、次々に打ち出す政策なるものは、何かのポリシーに基づいているわけでもないので、何の一貫性もない。こうした、保身のためのゲリラ的策略は国政を混乱させるという意味において、まさに、国民に対するテロ行為そのものである。

新しい指導者のもとで、順に原発を廃棄していくしかない。


13. 2011年7月09日 15:29:04: ZRLzynP9rU
 あの、植草さんの言葉尻をとらえていうつもりはございませんが、地球の生命は100億年とのことですから滅亡までは約54億年残っていることになります。人類時代は今から数千年後、氷河期がピークを迎えて気温が一気に下がるとともに人類の時代は幕を閉じる(フューチャー・イズ・ワイルド記述)とも言われております。いづれにしましても取り返しのつかない原発事故で人類の終わり(地球は終わらない)をはやめるなどバカなことをしてはならないと思います。政治家や官僚などある種の政策を遂行しようとするときによく使う言葉で子や孫たちの世代につけを云々といいますが、原発などその最たるものであることはチェルノブイリや福島の原発事故が自明です。

14. 2011年7月09日 15:45:49: fhqMEypoT6
>>13
本当はストレステストが通ったから絶対安全とは言えないと思う。
原発は想定外の事故が起こるとてつもないものだと思うんだ。
地震や津波なしでもこれまでも原発はトラブルを起こしている。
ストレステストが終わりました。これでひと安心、
じゃなくて、その後もかなりの覚悟と準備はした方がいい。
もちろん、ストレステスト時点で問題があればもうこれは論外だ。
想定外を最大限想定するのが原発行政の責任だ。

15. 2011年7月09日 16:57:28: Hrr2jC5VRw

一部の原発推進派を除いて、安全性を一番においている。
だから、ストレステストどころか、
それだけでほんとに大丈夫と思っている。

まず、安全宣言そのものに問題がある。ほんとに対策が完了されては
いなくても、計画があればいいことになっているみたいだ。

問題は、菅、海江田が「安全宣言」し、「再稼動指示」をして、
もちろん、これは、菅、海江田共に、官僚、財界のいいなりにであるが、
菅の了解のもと、海江田が佐賀県まで説明に出向いて、再稼動させようと
したのに、突然菅が、「ストレステスト」なるものを持ち出したかである。
単なる菅の「思いつき」??
どんな連中が、このまま原発再稼動するのは、やばいと思っているのか??
アメリカ、米軍?
自民、公明、財界、官僚、マスコミではなさそうだが、、、

>02のように、ここ最近、またわけのわからない菅支持のコメントが
あるけど、
菅を存続させて利益のある連中って、なんだろう???

海江田、松本元大臣など、なぜ菅の片棒を担ぎ、責任を負わされることに
ガマンしているのだろう??


16. 2011年7月09日 20:51:15: TuoNVXVrVg
菅に騙され続けたら、たとえ、いいこと言ってもペテンに聞こえてしまう。そてが
不信というもの。

17. 2011年7月10日 00:33:22: cgQYc4Hk76
植草にここまで諭してもらわないと状況が把握できい子供同然の小沢信者が不憫でならない

18. 2011年7月10日 14:46:27: QxmfXMTwTU
ストレステストの効用を信じる馬鹿がまだいる。

やらせメールや検察とマスコミと…もうすべて捏造社会でっしゃろ、日本という国は?

ストレステストというたぐいの「なんじゃらほい」をやろうとやるまいと、日本の原発はすべて壊れる運命にあるというのが事実やろ。遅かれ早かれという時期の問題なんだよ。人災や天災による。

「ストレステストの結果はようございやしたから、明日から原発始動再開」というシナリオづくりに決まってんじゃ! こんなもの認めていたら、またまた人災がおこっちゃうよ。

おそろしいね、日本という国は、いまのところは東日本の半分だけだけれど、日本列島は人一人住めない国になっちゃうのかああああ!


19. 2011年7月10日 21:33:06: dNaszbvwzM
玄海原発再稼働は、停止中の原発、今後定期検査で停止する原発が(福島原発事故を収束できない状態でも)稼働してゆく糸口であった。他方、限界再開を止め、他の原発再稼働を難しくすることは、(とくに奈津を経過うすることで)ますます原発が稼働数を減らす中でもやってゆけることを露わにしてしまう。
そのため、原発推進派は、焦りを持って玄海原発再稼働を策動した。
管は、ストレステストを口実に、玄海再稼働を、ともかくもストップした。そのことで、原発再稼働の流れに傾くことを、この局面で阻害した。
福島の事故継続中、玄海再開という情勢下での、このストップの重大な政治的意味を踏まえることが、管やストレステストを論じる前提である。
管が、系統だって脱原発かどうか、延命のために脱原発を利用したのかどうか、などは、その次の問題である。
延命のために脱原発を利用できたとするなら、それは、脱原発への正当な自覚・要求が広がっていることを意味している。それに管が乗ったにすぎない。誰が乗ろうが、誰が直接の「功績」を手にしようが、そんなことはどうでもよいことである。
管は、官僚、アメリカ、検察などに迎合する政治を行ってきた。ここにきて、原発利権と軋轢を起こしている。
このような管を信じられるのか、だまされないのか、などと論じるのは話にならないことである。
「だまされるかどうか」というなら、その危険は大きい。
しかし、だます以前に、脱原発を巡っては、管ほどにも表明せず、また、そのことを国民に発信していない小沢氏や小沢派の多くの方がさらに悪い。
ポスト管とマスゴミが担いでいる現政権の連中に至っては(最近の発言では岡田を筆頭に)さらに悪い。
こうした政治関係の中で、玄海再開を妨害したような管の(客観的に脱原発に寄与する)行動を、それとして評価し、その成果を結実化する展望を考えることが必要である。
それを小沢派ができるのか、もしできるのであれば、今から行っているはずである。
脱原発に関して、管の後、原発利権との「管程度」の軋轢さえ引き起こすことのできる政権ができるのかどうか、この点が、今のところ、まったく見えない。
しかし、管であれ、ポスト管であれ、その政権を脱原発に向けさせなければならない。
管への評価如何は、こうした政治関係の問題である。
それを抜きにして、管のどうしようもなさをあげつらって(これを並べるのに苦労はない)、管の排除だけを叫ぶのは、上の多くのコメントにもあるように、原発推進派による管降ろしを手伝うだけのことになる。


20. 2011年7月10日 22:30:28: dNaszbvwzM
19です。

2行目から3行目

×(とくに奈津を経過うすることで)
○(とくに電力需要の大きい夏を経過することで)

です。すみません。


21. 2011年7月10日 23:38:17: tQP1QJNiFY
植草さん。 あなた、言う事、日替わりで、コロコロ、変わりますね。 菅直人は、朝礼暮改だ、内閣不信任案再提出せよ、と息巻いていたのは、あれは、一体、何でしたか。 没論理、感情過多、支離滅裂。 でも、あなたには、愚かな、小沢信者が、憑いているから、菅直人の、悪口さえ、言っていれば、阿修羅では、安泰ですが。

22. 2011年7月11日 00:34:21: QxmfXMTwTU
[19]さんの論には一理あります。
「とくに電力需要の大きい夏を経過することで、原発がなくてもやっていけるということがあらわになる、だから短期間であろうと停止させておかなければならない」という考えかたです。だから、ストレステストが菅延命のための後付けであろうと、浜岡原発停止が日本人の安全のためではなく横須賀米軍基地機能を保護するためであろうと、それは菅の仕事だと?

しかし、こういう考え方もあります。原発がなくても困らないと、ここ阿修羅住民は知っています。知らないのは「りんごは赤い」と教育されてきたwebものぞかない絶対多数の一般市民です。彼らは「国」という言葉を善的絶対なものだと信じ込んでいます。マスコミに乗せられてときには右往左往しますが、深層では「国は潰れない」と無思考的に信じ込んでいます。そんな彼らは原発があろうがなかろうが、国は電気をつくると信じて疑いません。そんな彼らですからストレステストという目新しい言葉を思考することなしに鵜呑みにします。「ストレステストを通れば、その原発は絶対安全」だと信じ込みます。すなわち、新しい「原発安全神話」の誕生です。

実際に国を動かしているのは自分たちの既得権だけに関心がある、そのためにはどんな悪いことも考えだす霞ヶ関住人です。菅には詐欺的策力はありますが、国民のための策を考える創造力や発想力がないことは、彼の言行から一目瞭然です。菅の延命願望と東電&経産省の利権存続(原発継続)とを同時に満たす案がストレステストという新語です。

付け加えれば、小沢氏や小沢派に関して、何もしていないと言われていますが、感から党員資格を剥奪されている小沢氏に表だって何ができるでしょうか? しかも小沢氏は冤罪で四面楚歌のなかにいます。小沢氏やその派を出してうんぬん言いだした時点で「19」さんの論は壊れてました。 


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