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菅直人の延命には協力者は不可欠 それが誰なのかが謎といえば謎
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2011年07月09日 | 日記 :世相を斬る あいば達也
村井宮城県知事の経歴への興味の話を拙コラムも松本龍放言騒動の最中に語ったが、続報を書こうと思う頃には多くのブロガーによって切り刻まれたようなので、続報は中止する。ただ、村井宮城県知事が防衛大学を卒業、自衛官(宮城地方連絡部募集課広報班長)であったこと。退官後、松下政経塾に入塾13期生であること。その後、宮城県議(自民党)を3期務め、県知事に当選。 前リベラル系知事であった浅野史郎前知事の目玉政策を悉く覆した。警察裏金疑惑の解明に蓋をし、二人の娘の父親だからかどうか知らないが性犯罪者やDV男へのGPSによる常時監視法案など、ひどく警察官僚寄りの知事である。地方首長であるにもかかわらず中央を信じる体質は強く、ひどく中央集権型の知事である。
復興会議での村井知事の提案も野村総研の入れ知恵は明白で、政経塾先輩の前原の子分の面目躍如なのである。復興とファンドと仲介のコンサルティング企業と云う図式を描いている。コテコテの大阪人であり、前原並の市場原理主義者であることは間違いない。めちゃめちゃ中央経済界との関係は良好で、企業誘致など県民からの支持は高い。まぁ原発誘致知事同様利益誘導型の旧態依然とした知事だともいえる。 村井知事への興味は去った。あまり深く関与するほどの人物ではない。
さて、見出しの話に移ろう。菅直人がどれ程馬鹿で権力亡者であろうとも、ここまで厚顔無恥で居られるのは、或る意味で非常に不思議な現象でもある。海江田の梯子を外して、唐突にストレステストを持ちだしたのも奇異だ。“原発解散”の切っ先をチラつかせる狙いだろうとマスメディアは語っているようだが、そう云うことではないだろう。
だいたいマスメディアの菅に関する解説の論調は、殆ど外れている。 それは何故か?菅直人への直接取材が皆無な事だ。つまり、記者クラブ発信メディアになってしまい、ジャーナリスト魂を失った故に起きている取材能力の欠陥が如実に現れているのだ。小沢一郎に関しても同様で、小沢一郎にマスメディアは一社たりとも、一人の記者すら直接取材を試みようとしていない。
つまり、日本の政局で忘れてはならない最大勢力小沢一郎の取材が出来ないのが、すべての元凶なのだ。ヘラヘラと薄っぺらな評論家面の政治家にだけ取材を試みて、真偽もたしかめずに、そのコメントを垂れ流すだけなのだから、真実に近づく筈がない。 菅と小沢の本意を取材出来ず、遠巻きに「何処へ行った。なにを食った、誰と食った」マスメディアはこれしか出来ないのだ。(笑)夜更かしの中学生でも出来そうな事を東大卒の記者達がやっている。菅のことも、小沢のことも、コレッポッチも判らずに記事を書く、挙句に社説まで書いてしまうのだから、筆者の妄想コラム以下になってしまうのだ。今日本の政局で起きている事は政治史にない事態であり、100年、1000年に一度の国難なのである。
なにが起きても不思議ではない、と想像力を逞しくしないと読み解くのは難しい局面なのだろう。 菅が退陣の「一定のめど」にしている3法案だが、自然エネルギー法案に反対する事は自公も無理で、概ね通過するだろう。2次補正も概ね通過するだろう。問題は特例公債法案だが、子ども手当撤回が野党の要求で、民主党執行部は“丸飲みも”視野に入れているが、それを菅総理の了解を得ようとして、頓挫する可能性はある。早い話が菅の得意技“梯子外し”をやる可能性がある。「こども手当の理念に齟齬が出る」ナンチャッテ発言で、岡田・安住・玄葉を煙に巻く。3法案をスンナリ通過させない発言を繰り出せば、菅直人の辞任時期は後ろへ後ろへと云うことだ。
発送電分離までケリをつけないと自然エネルギー法案の魂が入らないことになる、そう言うかもしれないわけだ。(笑)菅直人は未だに「退陣、辞める」等とは言っていないと強弁しているわけだが、与野党すべてが束になれば、無茶苦茶な内閣不信任案2度提出の裏技もあるだろうが、民主党にしてみれば政権与党としての矜持とか、その後の政権運営であまりにも多くの恥部を見せるわけで、与党としての力を失う。
おそらく、菅直人は3法案が通過しようとしまいと、8月末の会期が来ても辞めないだろう。 しかし、会期末が来ても辞任しないとなると、何処かで臨時国会を開かなければならないのだが、これもギリギリまで開こうとはしないだろう。外交日程で身動き取れないとか、何やかや主張して臨時国会開催の日時を先送りする。臨時国会を10月に入って開催するかもしれない。
此処で気がつく人はエライ!9月に入れば石川議員らの地裁の判決が出る可能性がある。小沢一郎の検審起訴の公判も始まるかもしれないが、村木事件的要素が現れてきているので、郷原弁護士ではないが、今度こそ検察側の敗訴の可能性が高い。森ゆうこ議員の活躍の成果が出てくるのもこの頃だろう。つまり、小沢事件が検察により捏造事件であったとなるのが菅直人が辞任する時である。
オマエは何を言っているのだ、と叱責の声が聞こえてくるが、一つの分析だ。小沢を未だに党員資格停止にしておいて、何を言っている!なのだが、そうとでも考えないと、菅直人の自信の裏付けがなさ過ぎる。不信任を出し成立させるには、小沢・鳩山の数の力は大きい。自民党の数を上回っているのだから。
或る意味で、菅にとっては延命であり、脱原発に導いた総理になれる。小沢鳩山グループは民主党を割らずに政権が維持できる。小沢にとって、10月であれば、公判のめども立ち、無罪が確定的になる状況が生まれ、代表選への出馬の可能性も出てくる。 10月の時点で、菅がまた小沢鳩山を裏切る可能性もある。しかし、その時点では小沢事件の概ねの状況が判明しているので、小沢自身が被告人であっても、あまり問題にはならなくなっているわけで、もう怖いモノがない。両院議員総会で解任、不信任案出すぞと云う手もある。しかし、菅は己の刑事訴追の免責を約束して貰えば、禅譲的に小沢総理誕生に一役買うと云う名誉も出来るので、裏切らないだろう。ただ、それでも菅直人の裏切りの確率はゼロではない。その時は、今度こそ「新党」なのだろう。つまり、菅直人は実は心の中で、鳩山と小沢を信じていると云う自己矛盾、人間としての不条理を抱えているのではないかと思う次第だ。
いまさらフザケルナ!と云う気分満載の憶測。否、妄想的解釈だが、筆者はどうしても、菅のあの自信の裏付けに、“何かがある”と考えないわけにはいかない。
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