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自民党の礒崎陽輔参院議員が、菅直人首相が逃がした日本人拉致犯・辛光洙との関係暴露、一巻の終わりか?
2011年07月07日 21時50分49秒
◆菅直人首相の化けの皮が、ついに剥がされてきた。それは、北朝鮮との深い暗闇の関係から、馬脚が現れて、そこから芋づる式に化けの皮がズルズルと剥がれてきたのである。その正体たるや目を覆うばかりの醜悪な文字通り、この世のものとは思えない見るに堪えない妖怪変化の姿であった。
私は、2003年10月25日刊行の拙著「小泉・安倍VS菅・小沢 国盗り戦争」(日新報道刊)のなかで、菅直人首相の馬脚に狙いを定めて、その犯罪的な政治行動に食いついていた。必ずやいつの日か、化けの皮を剥がして白日の下に曝してやろうという意気込であった。菅直人首相の限りなく胡散臭い政治行動を疑いの目で凝視し続けたのである。その疑惑を以下のように力説していた。
「新・民主党は、果たして朝鮮半島をめぐる外交をまともに展開できるだろか。答えは『否』であり、外交能力に疑義がある。その主な理由は、以下の通りである。第一は、菅直人は、日本人拉致の主犯格工作員・辛光洙(しんがんす)が韓国に捕らわれていたにもかかわらず、身柄を釈放し北朝鮮に帰国させるよう韓国政府に働きかけていた。その後、辛光洙は釈放されて帰国し、『人民英雄』として金正日から勲章を受けている。辛光洙を救った菅直人に日本人の生命、身体、財産を身命を賭して守る気概があるのか疑わしい限りである。菅直人の国家観、国防観が厳しく問われる。(中略)菅直人は、日本人拉致の主犯格工作員・辛光洙(しんがんす)が韓国に捕らわれていたにもかかわらず、身柄を釈放し北朝鮮に帰国させるよう韓国政府に働きかけていた。このことを、北朝鮮の日本人拉致問題に対して早い時期から真剣に取り組んでいた安倍晋三衆院議員(現・自民党幹事長)が、平成九年六月四日に開かれた衆院外務委員会で指摘している」
しかし、菅直人首相は、総理大臣に就任してから、野党自民党から、厳しく追及される度に「署名を頼まれてサインしただけだ」と発言し続けた。
◆ところが、世の中には、凄い人がいるものだ。まるで、米国のテレビドラマ「逃亡者」のジェラード警部のような、とてもしつこい人物である。それは、自民党の礒崎陽輔参院議員である。夕刊フジが7月8日付け紙面(1〜2面)で、「菅北献金」「拉致関係者団体に6250万円」「公安、米情報機関も関心」という見出しをつけて、以下のように報じているので、やや長文だが、この問題が、菅直人政権に引導を渡すことになる可能性があるから、あえて全文を引用しておこう。
「菅直人首相に対する北朝鮮絡みのスキャンダルが再び炸裂した。日本人拉致事件の容疑者の親族が所属する政治団体の派生団体に、菅首相の資金管理団体が計6250万円もの政治献金をしていた問題が国会で追及されたのだ。菅首相はかつて、拉致実行犯である元死刑囚の釈放を韓国政府に求める要望書に署名したことでも知られる。献金先の団体には公安当局や米情報機関も関心を寄せており、背後には深い闇が広がっていそうだ。 『(北朝鮮による拉致事件)容疑者親族の関連団体に、多額の寄付をしている。首相としておかしいと思わないのか。どんな関係があるのか。(団体代表者は)マルクスレーニン主義者であることを隠していない。思想的には極左だ。極左と民主党が切っても切れない関係にある』自民党の礒崎陽輔参院議員は7日の予算委員会で、こう切り込んだ。東大法学部を卒業し、旧自治省に入省した元キャリア官僚。内閣参事官時代には安全保障を担当するなど問題意識は明確だ。これに対し、菅首相は『政治資金規正法に則って適正に報告している』『党役職者として、ローカルーパーティとの連携支援のために寄付した』などと繰り返すだけで、北朝鮮や拉致事件には触れなかった。礒崎氏が問題にしたのは、菅首相の資金管理団体『草志会』が2007年から3年間にわたり、政治団体『政権交代をめざす市民の会』に行っていた計6250万円もの政治献金。この『めざす会』は、北朝鮮の金正日総書記が指揮したとされる日本人拉致事件の容疑者の親族が所属する政治団体『市民の党』から派生した政治団体だ。親族とは、1980年に石岡亨さん=拉致当時(22)=と、松木薫さん=同(26)=を欧州から北朝鮮に拉致したとして、結婚目的誘拐容疑で国際手配されている森順子容疑者(58)と、よど号ハイジャック犯の故田宮高麿元リーダーを両親に持つ長男(28)。北朝鮮で生まれ育ち、7年前に日本に帰国した。今年4月の東京都三鷹市議選に『市民の党』から立候補して、落選している。『めざす会』は、『市民の党』の代表が設立を呼びかけた派生団体で、会の代表も『市民の党』出身者。公安当局や米情報機関も関心を持っており、『両団体はかなり重複しているとみている』(公安筋)拉致事件では、中学生だった横田めぐみさん=同(13)=をはじめ、何の罪もない数多くの日本人が北朝鮮の国家機関によって拉致され、たった一度の人生を無茶苦茶にされた。愛する人を突然奪われた家族の怒りと悲しみも深い。
その容疑者の親族が関わる団体に、日本のリーダーが数千万円もの多額献金することは、法的にはともかく、国民感情的には到底納得できないだろう。6日の衆院予算委員会でも、自民党の石原伸晃幹事長が「『めざす会』は、極左過激派団体により結成された『市民の党』から派生し、設立された。拉致事件との関係も取り沙汰されている」などと問題に触れた。菅首相は『事実だ』と認め、『私の政治資金の流れは、すべて正式に届け出をしている』と述べ、適正な献金と強調した。『めざす会」には、鳩山由紀夫前首相の資金管理団体も1000万円を献金し、『市民の党』にも民主党議員6人の関係団体が献金。逆に『めざす会』が民主党国会議員3人の関係団体に献金しており、民主党、市民の党、めざす会の密接な関係が指摘されている。自民党は7日午前、拉致問題対策特別委員会を開き、この問題を徹底調査・追及していく方針を確認した。
◆他にもある朝鮮半島との『関係』
菅首相と朝鮮半島との関係は、他にもある。 菅首相は89年、北朝鮮の元工作員で拉致実行犯である辛光洙元死刑囚の釈放を求める韓国政府への『要望書』に署名。辛元死刑囚は99年に恩赦で釈放され、翌2000年、英雄として北朝鮮に帰国した。また、『草志会』が06年と09年に、在日韓国人から計104万円の献金を受けていたことが3月11日に発覚。同日発生した東日本大震災で追及はウヤムヤになっているが、東京地検特捜部は5月上旬、菅首相に対する政治資金規正法違反罪の告発状を受理している。菅首相は政府の拉致問題対策本部長でもあるが、朝鮮半島や拉致関係者との不可解なつながりが問題解決の“障害”になることはないのか。元公安調査庁第2部長の菅沼光弘氏は『菅首相は市民運動出身で、北朝鮮に共鳴する部分があるのだろう』といい、こう続ける。「辛光洙の釈放署名について、菅首相は《よく知らずに署名した》と説明していたが、今回の献金問題や半島関係者との付き合いを見るかぎり、とても信じられない。現在、北朝鮮は朝鮮総連中央本部(東京都千代田区)の競売問題などをめぐり、日本政界にひそかに接近しているとも聞いている。北朝鮮絡みの動きには、表に出ていない闇の部分がかなりある』日本の総理大臣が“闇”に関わっているとは信じたくないが・・・」
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