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小沢側は平野の入閣に反対していた!+武器原則の見直し提言&嫌菅の背景(日本がアブナイ!)
http://www.asyura2.com/11/senkyo116/msg/371.html
投稿者 元引籠り 日時 2011 年 7 月 08 日 22:22:20: dkOnWN./sADdA
 

今日は七夕。被災者の方々が、早く希望が持てる&充実した
生活を送ることができますように。日本が平和で平穏な国で
あり続けられますように。心から祈っているです。(-人-)

頑張ろう、東日本&ニッポン!一歩一歩、前進を。o(^-^)o 

まずは、前記事の『小沢派が平野起用に反発?・・・』の続報を。

 昨日、松本龍復興担当大臣が辞任し、小沢派&岩手選出の参院
議員である平野達男氏(内閣府副大臣)が新たな大臣に任命
されたのだけど。(・・)

 mewは、菅首相が平野氏が復興の仕事を担当していたことに
加えて、小沢派への配慮もあって、平野氏を登用したのかなと思う
とこがあったし。一部メディアは、小沢派の取り込みかという
見方もしていたのだけど。
<国民新党の亀井代表が、小沢氏も納得する内閣改造をやるべき
だと進言してたしね〜。^^;>

 何とその当日に、小沢一郎氏が会長を務める岩手県連が、平野
氏が大臣を受諾したのは、菅首相の辞任を求める県連の方針に
沿うものではないと批判する異例のコメントを発表したと知り、
「あれれ?」という感じに。(・o・)
 
 で、6日の報道を見ると、やはり小沢氏は、平野氏が新大臣に
なることを了承していなかったようだ。(~_~;)

* * * * *

昨日、新大臣就任の会見の場で、平野氏はよどみなく質問に
答えていたようなのだが。
『唯一、言葉に詰まったのは同じく岩手選出で地元に絶大な影響力
を持つ小沢一郎民主党元代表に(大臣就任を)相談したかどうかを
問われた時だ。「相談していない」と答えた後、「電話だけは
秘書官を通じてしました」と汗をぬぐった』とのこと。
<読売新聞6日>

 小沢氏は、自分個人では携帯電話を使用しておらず。また、
もともと昔から、かかって来た電話に、直接、応じるケースが
ほとんどないことで知られているのだけど。^^;

 どうも平野氏が小沢氏の秘書に連絡をした際に、小沢氏側から
要請を受けないように言われていたようなのだ。(~_~;)

 東京新聞6日の朝刊の紙面には、『小沢元代表「受けるな」平野
氏に」という小さな記事が載っていた。
 この記事は、ネットには出ておらずコピペ引用できないので、
その要旨を記すなら・・・

『平野氏が菅首相から大臣就任を要請された際、小沢元代表に
連絡したところ、元代表側から「受けるな」と固辞するように
促されていたことを、5日、民主党関係者が明らかにした。
 平野氏は結果的に要請を受諾し、小沢元代表の”圧力”が奏功
しなかったことになる。
 平野氏は入閣が正式に決まった後、小沢元代表に伝えようと再び
連絡を試みたが、返答は得られなかったという。』

* * * * *

  産経系のZAKZAK6日にも、こんな記事が載っていた。

『復興担当相に就任した民主党の平野達男氏(57)が、小沢一郎
元代表(69)の制止を振り切って入閣していたことが分かった。
平野氏は小沢氏の地元・岩手出身で、小沢グループにも所属して
いる。子飼い議員の“造反”は、小沢氏の求心力低下を象徴する
出来事といえそうだ。(中略)

 党内では小沢グループに所属しているが、小沢系が反対している
消費税増税と環太平洋連携協定(TPP)を推進する立場で、小沢
氏とは距離を置き始めていた。最近では「反小沢」の玄葉光一郎
国家戦略担当相に近づいているという。』

 平野氏は、小沢氏の選挙区である岩手県北上市出身の元農水官僚
で、小沢自由党から01年の参院選に当選。その後、共に民主党に
合流しており、まさに小沢派の一員だったのだけど。
 小沢氏は、もともと消費税増税を主張だったし。また、自由党
の頃は、新自由主義に近い立場で、TPPのような自由貿易を
推進することに賛同していたので<今も原則としては賛成だと
言っているけど>、平野氏とも考えが合っていたのではないかと
思われる。
 でも、小沢氏は、民主党代表になってから、経済状況の悪化や
連携を続けて来た国民新党や社会党の政策などに配慮して、当面の
間、消費税増税や自由貿易などに反対する立場をとるようになった
ため、2人の間に距離が生じていた可能性はある。^^;

また平野氏は、被災地・岩手県の出身である上、副大臣として
復興の仕事に携わっていたこともあり、松本前大臣同様、党内
対立を望ましく思っていなかったようなので、ここで小沢サイドの
指示によって大臣就任を拒むことに抵抗を覚えた部分もあるの
かも知れない。^^;

 他方、小沢Gからは副大臣や政務官として菅内閣に入閣して
いる議員はいるものの、大臣はひとりもおらず、その分、菅批判
をしやすい部分もあったのだが。
 ここで、グループの議員が復興担当大臣を担うことになれば、
グループが一体となって倒閣運動をやりにくい状態になることを
警戒した部分もあるのかも知れない。(~_~;)
<参院2期の議員が、さらに経験年数の多い議員より先に入閣
したのも、結束を乱す要因になると思った可能性も?^^;>

 まあ、実際のところ、小沢氏自身が平野氏の入閣について、どの
ように考えているのかor言ったのかは知ることができないのだけど。
 ただ、岩手県連が異例のコメントを出したところを見ると、
小沢氏も含め、小沢派の議員や関係者が、平野氏の入閣を歓迎して
いないのは確かだろう。(~_~;)

<知人は、これは岩手県連の国会議員や地方議員に、平野復興
担当大臣の仕事に協力するなというメッセージになるのでは
ないかと懸念していた。(-"-)>
 
 そして、この平野氏の入閣を機に、小沢派と菅首相の関係が
またまた悪化するおそれがかなりあるのかもな〜と危惧している
mewなのだった。_(。。)_ 

<この件は、改めて書きたいのだが。昨日、自民党の石破政調会長
が、今国会中に、一事不再議の原則を破ってでも、もう一度、内閣
不信任案を出すことも検討していると発言したとのこと。
 前記事に書いたように、昨日から、小沢氏に近い立場の議員も
含め、民主党内でも菅攻撃が激しくなっているところを見ると、
改めて、自民党と民主党との間で、不信任案可決による「菅おろし」
作戦が立てられている可能性や小沢派がその作戦に乗ることを
考えている可能性も否定できない。^^;>
 
〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜

 話は変わるが・・・。

 昨日、mewが一番気になったのは、防衛省の有識者会議が
武器輸出禁止三原則の見直しを求める中間報告を出したという
ものだ。(-"-)

 今、民主党の保守勢力(特に前原・野田G)や自民党が、菅首相
を1日も早く退陣させたい&絶対に9月に訪米させたくないと
考えて、「菅おろし」に必死になっている大きな理由の一つが
ここにある。
 菅首相は、基本的に集団的自衛権の禁止や武器輸出禁止の三原則
を見直す気がないからだ。(**)

 同時に、mewが菅首相が辞任した後、前原・野田Gなどの保守
タカ派議員が代表&首相になって自民党と連立or連携する形で政権
を握ることを何とか阻止したいと訴えている最大の理由もここに
ある。(`´)
<ちなみに、前原、野田、枝野氏らも、他にポスト菅候補になって
いる樽床、小沢鋭、原口氏も、み〜んな保守タカ派だからね!(~_~;)>

 もし彼らが実権を握ったら、憲法改正はすぐに実現できないと
しても、短期間のうちに、集団的自衛権の解釈変更と武器輸出原則
の見直しを行なうであろうことは目に見えているからだ。(ーー) 

<これらの原則の見直しは、別に国会の決議を経なくても、その
気になれば、首相&内閣で決めるだけでOKになってしまうし。
一度、原則見直しが決まって、日米政府や諸企業がどんどんと
色々な計画を実践してしまったら、もう簡単には後戻りできなく
なってしまうのよね。(ノ_-。)>

* * * * *

『防衛省は6日、防衛装備品の開発や生産のあり方を有識者らと
検討する「防衛生産・技術基盤研究会」(座長・白石隆政策研究
大学院大学長)の中間報告を公表した。厳しい財政状況の中、装備
の高度化を進めるには、戦闘機などの国際共同開発に参加する必要
があると指摘。そのために、原則としてすべての武器輸出を禁じて
いる「武器輸出三原則」の見直しを求めた。

 中間報告は、「厳格な管理」を前提に、国際共同開発・生産への
参加や重機など人道目的の装備品輸出に道を開くよう提案。さらに、
防衛関係予算の増加が見込めない中、装備品の開発・生産について
「選択と集中」を進めるべきだとして、(1)国産を維持する重点
投資分野(2)国際共同開発が有効な分野(3)輸入で対応する
分野−−に区分するよう促した。

 同省は昨年末に策定した「防衛計画の大綱」(防衛大綱)への
三原則見直しの明記を目指していたが、見直しに反対する社民党に
配慮し見送られた経緯がある。<毎日新聞6日>』

自民党は、小泉・安倍政権の頃から、集団的自衛権と武器輸出
三原則の見直しを本気で検討していた。
 自民党を中心に保守タカ派議員の多くは、日本の軍事力増強&
軍事拡大を目指しているし。米国からの強い要求に加え、軍事
産業に進出して利益を拡大したいと考えている大企業(特に
経団連)からも、武器輸出原則の見直しに対する要望が出ていた
からだ。(-"-) 

<経団連の御手洗前会長は、御手洗ビジョンとして、武器輸出
原則の見直しを公表していたぐらいだしね。(ーー)>

 ただ、安倍元首相は、07年、米国に対して早急にこれらの
見直しをすると約束したものの、同年夏に安倍政権が参院選で
惨敗したため、約束が実現できず。<それが、9月にブッシュ
大統領との会談後にいきなり辞任した大きな要因だと見られて
いる。>
 麻生自民党も、何とか新防衛大綱(今後5〜10年の日本の
防衛の方針を決めるもの)に2原則の見直しを明記しようとして
いたのだが。09年夏の総選挙で、民主党に政権を奪われたため、
実現できないまま終わっていた。(-"-)

* * * * * 
 
 しかし、米国や経団連は、民主党政権にもこれらの原則の
見直しを強く要求し続けていたし。
 防衛省も、集団的自衛権はムリでも、武器輸出三原則の見直し
は新防衛大綱に明記する気でおり、10年秋からの最後の攻防
は大変なものがあった。^^;

 10年秋には、ゲイツ米国防長官が来日して、北澤防衛大臣
がその圧力に押し切られそうになるのだけど・・・。、
 産経新聞10年10月12日のぶら下がり会見の記事には、
菅首相が明確に武器原則の見直し否定した発言が載っている。

『【武器輸出三原則の見直し】

 −−北沢防衛相が、ゲーツ米国防長官との会談で「武器輸出
三原則の見直し」に前向きな考えを示した。これは政府として、
今後の防衛大綱に盛り込むべく検討を進めていくということか。
また、引き続き遵守していくのか、それとも見直しを含めた議論
を行っていく考えか

「武器輸出三原則の基本的考え方を変えるつもりはありません」』

* * * * *

 その後も、米国、経団連だけでなく、与野党の保守タカ派勢力
や防衛官僚とのせめぎ合いが続いたのだが。  
 菅首相は、最後は社民党の力を借りる形で、見直しは明記
しないという方針を貫くことの成功。"^_^"
<社民党が反対したからということにしているけど、実は菅首相
自身もイヤだったのよね。^^;>
 mewとしては「最後まで、よく頑張った」と喜んでいたの
だけど。菅首相は、このことで、米国や自民党&党内などの保守
タカ派勢力や経団連などに嫌われることになったのだった。^^;

 でも、もし民主党や自民党の保守タカ派政権になったら、折角
の菅首相らの粘り&頑張りも水の泡になってしまう。(-"-)

<関連記事・『武器原則見直しで、最後の攻防。菅は、瑞穂パワー
を借りて、周囲の圧力に勝てるか? 』
『菅民主が社民との連携を確認&国新も賛同し、武器原則見直しは
後退の方向に』
『新防衛大綱が決定。平和維持の重要な4原則を堅持。菅&民主党
を評価したい』など>

* * * * *

 この手の話になると、つい熱くなって、どんどん長くなって
しまいそうなので、今回はここで終わりにしたいのだが。

 mewも、菅首相にも色々と問題があるとは思うのだけど・・・。

 ただ、今、異常なまでに与野党議員やマスコミが菅首相を早期
退陣に追い込もうとしている背景には、このブログにアレコレ
書いているように、菅首相の安保軍事&外交政策が気に入らない
勢力や、脱原発のエネルギー政策を阻止したい勢力、復興&原発
利権を手にしたい人たちなど様々な思惑があることを、多くの
国民に気付いて欲しいと思うし。
<先述の石破氏の不信任案提出に関する発言のウラにも、
このような思惑が絡んでいると見ていいと思うし。(-"-)>

 菅首相が退陣した後、誰が中心になって、どのような政策を
行なうのかということを考えないまま、ただ「菅が首相を辞め
さえすればいい」というムードが広がっていることに<そういう
ムードを広げようとしている人たちがいるのよね>、大きな
とまどいや抵抗感を覚えているmewなのである。(@@)
 
                   THANKS

http://mewrun7.exblog.jp/15075265/  

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コメント
 
01. 2011年7月09日 10:49:02: q7YR98LoZU
敵をあざむくには味方からってね

02. 2011年7月09日 11:46:14: a86qkILbnA
菅は政権維持のために嘘と裏切りを重ね責任を取らずに居座っているだけ。
ソーラー利権に熱心ではあるが、脱原発など本気でやろうとはしていない。
自然エネ推進は元から原発推進とセットだった。
政権維持のためにはまた必ず裏切る。
菅がO157の原因はカイワレという会見を一緒にやったのが重松逸造。
水俣病、チェルノブイリ安全宣言で裏切りを繰り返してきた重松を知らずにやったのか?
市民運動家出身が聞いて呆れる。
福島事故でも、いくら助言されても小出や広瀬らを使わず、御用学者を使い続けている。
原発推進側の手で事故を収束させて体制を変える気がない証。
TPPや消費税は官僚の言いなり。
民主の慎重派に代えた方がましである。

03. 2011年7月09日 11:52:32: a86qkILbnA
アフター菅については、何も語られない、ムードだけというのも嘘だ。
それこそ既得権側の思う壷にはまっている。
個々の議員のブログやツイッターを見れば明瞭にその考えがわかる。
官僚、既得権側がダミー菅を利用している限り、何か言えばマスコミを駆使して官邸が潰しに来る。
ライバルに国民に支持される案があれば、抱きついて奪って居座る。
菅という人間が今まで政敵、ライバルにしてきたことを見れば、罠を警戒せざるを得ないだろう。
クーデターは突然起こる。



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