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今日は七夕。被災者の方々が、早く希望が持てる&充実した
生活を送ることができますように。日本が平和で平穏な国で
あり続けられますように。心から祈っているです。(-人-)
頑張ろう、東日本&ニッポン!一歩一歩、前進を。o(^-^)o
まずは、前記事の『小沢派が平野起用に反発?・・・』の続報を。
昨日、松本龍復興担当大臣が辞任し、小沢派&岩手選出の参院
議員である平野達男氏(内閣府副大臣)が新たな大臣に任命
されたのだけど。(・・)
mewは、菅首相が平野氏が復興の仕事を担当していたことに
加えて、小沢派への配慮もあって、平野氏を登用したのかなと思う
とこがあったし。一部メディアは、小沢派の取り込みかという
見方もしていたのだけど。
<国民新党の亀井代表が、小沢氏も納得する内閣改造をやるべき
だと進言してたしね〜。^^;>
何とその当日に、小沢一郎氏が会長を務める岩手県連が、平野
氏が大臣を受諾したのは、菅首相の辞任を求める県連の方針に
沿うものではないと批判する異例のコメントを発表したと知り、
「あれれ?」という感じに。(・o・)
で、6日の報道を見ると、やはり小沢氏は、平野氏が新大臣に
なることを了承していなかったようだ。(~_~;)
* * * * *
昨日、新大臣就任の会見の場で、平野氏はよどみなく質問に
答えていたようなのだが。
『唯一、言葉に詰まったのは同じく岩手選出で地元に絶大な影響力
を持つ小沢一郎民主党元代表に(大臣就任を)相談したかどうかを
問われた時だ。「相談していない」と答えた後、「電話だけは
秘書官を通じてしました」と汗をぬぐった』とのこと。
<読売新聞6日>
小沢氏は、自分個人では携帯電話を使用しておらず。また、
もともと昔から、かかって来た電話に、直接、応じるケースが
ほとんどないことで知られているのだけど。^^;
どうも平野氏が小沢氏の秘書に連絡をした際に、小沢氏側から
要請を受けないように言われていたようなのだ。(~_~;)
東京新聞6日の朝刊の紙面には、『小沢元代表「受けるな」平野
氏に」という小さな記事が載っていた。
この記事は、ネットには出ておらずコピペ引用できないので、
その要旨を記すなら・・・
『平野氏が菅首相から大臣就任を要請された際、小沢元代表に
連絡したところ、元代表側から「受けるな」と固辞するように
促されていたことを、5日、民主党関係者が明らかにした。
平野氏は結果的に要請を受諾し、小沢元代表の”圧力”が奏功
しなかったことになる。
平野氏は入閣が正式に決まった後、小沢元代表に伝えようと再び
連絡を試みたが、返答は得られなかったという。』
* * * * *
産経系のZAKZAK6日にも、こんな記事が載っていた。
『復興担当相に就任した民主党の平野達男氏(57)が、小沢一郎
元代表(69)の制止を振り切って入閣していたことが分かった。
平野氏は小沢氏の地元・岩手出身で、小沢グループにも所属して
いる。子飼い議員の“造反”は、小沢氏の求心力低下を象徴する
出来事といえそうだ。(中略)
党内では小沢グループに所属しているが、小沢系が反対している
消費税増税と環太平洋連携協定(TPP)を推進する立場で、小沢
氏とは距離を置き始めていた。最近では「反小沢」の玄葉光一郎
国家戦略担当相に近づいているという。』
平野氏は、小沢氏の選挙区である岩手県北上市出身の元農水官僚
で、小沢自由党から01年の参院選に当選。その後、共に民主党に
合流しており、まさに小沢派の一員だったのだけど。
小沢氏は、もともと消費税増税を主張だったし。また、自由党
の頃は、新自由主義に近い立場で、TPPのような自由貿易を
推進することに賛同していたので<今も原則としては賛成だと
言っているけど>、平野氏とも考えが合っていたのではないかと
思われる。
でも、小沢氏は、民主党代表になってから、経済状況の悪化や
連携を続けて来た国民新党や社会党の政策などに配慮して、当面の
間、消費税増税や自由貿易などに反対する立場をとるようになった
ため、2人の間に距離が生じていた可能性はある。^^;
また平野氏は、被災地・岩手県の出身である上、副大臣として
復興の仕事に携わっていたこともあり、松本前大臣同様、党内
対立を望ましく思っていなかったようなので、ここで小沢サイドの
指示によって大臣就任を拒むことに抵抗を覚えた部分もあるの
かも知れない。^^;
他方、小沢Gからは副大臣や政務官として菅内閣に入閣して
いる議員はいるものの、大臣はひとりもおらず、その分、菅批判
をしやすい部分もあったのだが。
ここで、グループの議員が復興担当大臣を担うことになれば、
グループが一体となって倒閣運動をやりにくい状態になることを
警戒した部分もあるのかも知れない。(~_~;)
<参院2期の議員が、さらに経験年数の多い議員より先に入閣
したのも、結束を乱す要因になると思った可能性も?^^;>
まあ、実際のところ、小沢氏自身が平野氏の入閣について、どの
ように考えているのかor言ったのかは知ることができないのだけど。
ただ、岩手県連が異例のコメントを出したところを見ると、
小沢氏も含め、小沢派の議員や関係者が、平野氏の入閣を歓迎して
いないのは確かだろう。(~_~;)
<知人は、これは岩手県連の国会議員や地方議員に、平野復興
担当大臣の仕事に協力するなというメッセージになるのでは
ないかと懸念していた。(-"-)>
そして、この平野氏の入閣を機に、小沢派と菅首相の関係が
またまた悪化するおそれがかなりあるのかもな〜と危惧している
mewなのだった。_(。。)_
<この件は、改めて書きたいのだが。昨日、自民党の石破政調会長
が、今国会中に、一事不再議の原則を破ってでも、もう一度、内閣
不信任案を出すことも検討していると発言したとのこと。
前記事に書いたように、昨日から、小沢氏に近い立場の議員も
含め、民主党内でも菅攻撃が激しくなっているところを見ると、
改めて、自民党と民主党との間で、不信任案可決による「菅おろし」
作戦が立てられている可能性や小沢派がその作戦に乗ることを
考えている可能性も否定できない。^^;>
〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜 * 〜
話は変わるが・・・。
昨日、mewが一番気になったのは、防衛省の有識者会議が
武器輸出禁止三原則の見直しを求める中間報告を出したという
ものだ。(-"-)
今、民主党の保守勢力(特に前原・野田G)や自民党が、菅首相
を1日も早く退陣させたい&絶対に9月に訪米させたくないと
考えて、「菅おろし」に必死になっている大きな理由の一つが
ここにある。
菅首相は、基本的に集団的自衛権の禁止や武器輸出禁止の三原則
を見直す気がないからだ。(**)
同時に、mewが菅首相が辞任した後、前原・野田Gなどの保守
タカ派議員が代表&首相になって自民党と連立or連携する形で政権
を握ることを何とか阻止したいと訴えている最大の理由もここに
ある。(`´)
<ちなみに、前原、野田、枝野氏らも、他にポスト菅候補になって
いる樽床、小沢鋭、原口氏も、み〜んな保守タカ派だからね!(~_~;)>
もし彼らが実権を握ったら、憲法改正はすぐに実現できないと
しても、短期間のうちに、集団的自衛権の解釈変更と武器輸出原則
の見直しを行なうであろうことは目に見えているからだ。(ーー)
<これらの原則の見直しは、別に国会の決議を経なくても、その
気になれば、首相&内閣で決めるだけでOKになってしまうし。
一度、原則見直しが決まって、日米政府や諸企業がどんどんと
色々な計画を実践してしまったら、もう簡単には後戻りできなく
なってしまうのよね。(ノ_-。)>
* * * * *
『防衛省は6日、防衛装備品の開発や生産のあり方を有識者らと
検討する「防衛生産・技術基盤研究会」(座長・白石隆政策研究
大学院大学長)の中間報告を公表した。厳しい財政状況の中、装備
の高度化を進めるには、戦闘機などの国際共同開発に参加する必要
があると指摘。そのために、原則としてすべての武器輸出を禁じて
いる「武器輸出三原則」の見直しを求めた。
中間報告は、「厳格な管理」を前提に、国際共同開発・生産への
参加や重機など人道目的の装備品輸出に道を開くよう提案。さらに、
防衛関係予算の増加が見込めない中、装備品の開発・生産について
「選択と集中」を進めるべきだとして、(1)国産を維持する重点
投資分野(2)国際共同開発が有効な分野(3)輸入で対応する
分野−−に区分するよう促した。
同省は昨年末に策定した「防衛計画の大綱」(防衛大綱)への
三原則見直しの明記を目指していたが、見直しに反対する社民党に
配慮し見送られた経緯がある。<毎日新聞6日>』
自民党は、小泉・安倍政権の頃から、集団的自衛権と武器輸出
三原則の見直しを本気で検討していた。
自民党を中心に保守タカ派議員の多くは、日本の軍事力増強&
軍事拡大を目指しているし。米国からの強い要求に加え、軍事
産業に進出して利益を拡大したいと考えている大企業(特に
経団連)からも、武器輸出原則の見直しに対する要望が出ていた
からだ。(-"-)
<経団連の御手洗前会長は、御手洗ビジョンとして、武器輸出
原則の見直しを公表していたぐらいだしね。(ーー)>
ただ、安倍元首相は、07年、米国に対して早急にこれらの
見直しをすると約束したものの、同年夏に安倍政権が参院選で
惨敗したため、約束が実現できず。<それが、9月にブッシュ
大統領との会談後にいきなり辞任した大きな要因だと見られて
いる。>
麻生自民党も、何とか新防衛大綱(今後5〜10年の日本の
防衛の方針を決めるもの)に2原則の見直しを明記しようとして
いたのだが。09年夏の総選挙で、民主党に政権を奪われたため、
実現できないまま終わっていた。(-"-)
* * * * *
しかし、米国や経団連は、民主党政権にもこれらの原則の
見直しを強く要求し続けていたし。
防衛省も、集団的自衛権はムリでも、武器輸出三原則の見直し
は新防衛大綱に明記する気でおり、10年秋からの最後の攻防
は大変なものがあった。^^;
10年秋には、ゲイツ米国防長官が来日して、北澤防衛大臣
がその圧力に押し切られそうになるのだけど・・・。、
産経新聞10年10月12日のぶら下がり会見の記事には、
菅首相が明確に武器原則の見直し否定した発言が載っている。
『【武器輸出三原則の見直し】
−−北沢防衛相が、ゲーツ米国防長官との会談で「武器輸出
三原則の見直し」に前向きな考えを示した。これは政府として、
今後の防衛大綱に盛り込むべく検討を進めていくということか。
また、引き続き遵守していくのか、それとも見直しを含めた議論
を行っていく考えか
「武器輸出三原則の基本的考え方を変えるつもりはありません」』
* * * * *
その後も、米国、経団連だけでなく、与野党の保守タカ派勢力
や防衛官僚とのせめぎ合いが続いたのだが。
菅首相は、最後は社民党の力を借りる形で、見直しは明記
しないという方針を貫くことの成功。"^_^"
<社民党が反対したからということにしているけど、実は菅首相
自身もイヤだったのよね。^^;>
mewとしては「最後まで、よく頑張った」と喜んでいたの
だけど。菅首相は、このことで、米国や自民党&党内などの保守
タカ派勢力や経団連などに嫌われることになったのだった。^^;
でも、もし民主党や自民党の保守タカ派政権になったら、折角
の菅首相らの粘り&頑張りも水の泡になってしまう。(-"-)
<関連記事・『武器原則見直しで、最後の攻防。菅は、瑞穂パワー
を借りて、周囲の圧力に勝てるか? 』
『菅民主が社民との連携を確認&国新も賛同し、武器原則見直しは
後退の方向に』
『新防衛大綱が決定。平和維持の重要な4原則を堅持。菅&民主党
を評価したい』など>
* * * * *
この手の話になると、つい熱くなって、どんどん長くなって
しまいそうなので、今回はここで終わりにしたいのだが。
mewも、菅首相にも色々と問題があるとは思うのだけど・・・。
ただ、今、異常なまでに与野党議員やマスコミが菅首相を早期
退陣に追い込もうとしている背景には、このブログにアレコレ
書いているように、菅首相の安保軍事&外交政策が気に入らない
勢力や、脱原発のエネルギー政策を阻止したい勢力、復興&原発
利権を手にしたい人たちなど様々な思惑があることを、多くの
国民に気付いて欲しいと思うし。
<先述の石破氏の不信任案提出に関する発言のウラにも、
このような思惑が絡んでいると見ていいと思うし。(-"-)>
菅首相が退陣した後、誰が中心になって、どのような政策を
行なうのかということを考えないまま、ただ「菅が首相を辞め
さえすればいい」というムードが広がっていることに<そういう
ムードを広げようとしている人たちがいるのよね>、大きな
とまどいや抵抗感を覚えているmewなのである。(@@)
THANKS
http://mewrun7.exblog.jp/15075265/
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