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菅追放も小沢追放も仙谷が中心 菅は訴追が怖くて椅子から降りられない?
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2011年07月08日 | 日記 :世相を斬る あいば達也
今や菅直人は日本国中を敵に回した観がある。筆者は菅直人を “権力亡者” “気がふれている” と誹謗中傷と云うか真実の姿を主張し続けてきたが、ほとほとこの男の権力への執着には怒りを通り越し、感嘆の声まで上げそうになってしまう。 “満身創痍、刀折れ矢尽きようとも、私は私の役目が終わらない限り辞めない” う〜ん、ウッカリ感心してしまいそうだ。
現在の内閣で菅の味方は江田五月、細川律夫、北沢俊美くらいのものだ。敢えて追加するとしても自見庄三郎と与謝野馨くらいだ。民主党執行部に至っては悉くに近く菅追放を叫んでいる。勿論、野党は概ね敵。官僚組織も敵、マスメディアも敵に回しているのだから、正真正銘の四面楚歌だ。
最近では外国人からの政治資金受領問題や資金管理団体「草志会」が、北朝鮮による日本人拉致事件容疑者の親族が所属する政治団体から枝分かれした別の政治団体に、計6250万円を献金していた等と追求を受けるに至っており、公安や検察も非常に興味を持っていると云うキナ臭い話まで噂に上っている。筆者は菅が内閣総理大臣を辞められない理由はこの辺にあるのかもしれないと疑念を持っているが、現時点では漠たる印象に過ぎない。
しかし、このような事態は、内閣総理大臣としてよりも、政治家として、或いは一個人として重大な法的瑕疵を抱えたと云う点では非常に重荷な筈である。総理ゆえに訴追を免れている可能性があるのだ。しかし、何故公安や検察が興味を抱くような情報が此処に来て散見するのか?その弱味を知っている人間が情報を何処かにリークしている可能性は否定できない。菅もその男の弱味を握っているので、お互いにチキンゲームをしているのかもしれない。
ただ、2009年3月からの小沢一郎追放劇は法務省及び検察によって行われた事だが、根っこの根っ子に迫って行けば日本の司法組織に結びつき、霞が関官僚組織、そして米国インテリジェンス勢力に繋がるのだろうと考えている。この先兵である司法関連の中に人脈を持ち政界を泳いでいるのが、仙谷由人と枝野幸男だ。凌雲会(前原グループ)は現在実質的に仙谷がリーダーとして深く関与している。 そのいわば仙谷グループが小沢追放を画策?途中から提灯をつけたのかもしれないが半分成功した。おそらく鳩山由紀夫追放にも深く関与していただろうし、昨秋の小沢一郎の民主党代表選出阻止を企て、党員資格停止まで追い込んだ中心人物は、菅直人、岡田克也よりも仙谷だろう。
対小沢で魑魅魍魎な徒党を組んだ菅・仙谷・前原・岡田・枝野・安住・玄葉グループは、此処に至って、今度は菅直人の追放を目論むことになったのだから、イヤハヤな話だ。まさに内ゲバと云う言葉がピッタリの状況だ。 こともあろうか、この仙谷は自民党大島・石破と組むことで「菅抜き、小沢抜き、民自大連立」を企てた。この企てに谷垣がクビを縦に振らず、あえなく頓挫したのだが、まだ火種は残されている。
この焼けボックイに火をつける為には、理屈抜きに “菅追放” が持参金になるわけだ。右顧左眄、二股膏薬、日和見、臨機応変等々だが、これは仙谷の経歴そのものであり、また弁護士(三百代言)独特の習性でもある。仙谷は左翼であり右翼なのだ。こう云う男に政治の実権を握られると、尖閣事件のような右顧左眄な政治が展開される事になるだろう。
そう云う意味で、菅直人の早期退陣は仙谷・前原・岡田・枝野・安住グループにとって政権維持の絶対条件なのだ。現時点で菅直人は四面楚歌に至って小沢に阿吽の呼吸を送っているわけだが、小沢グループも現時点 “菅降ろし” と云う点では一歩も引く構えを見せていない。鳩山グループも小沢グループとの連携を明確にし、次期代表選への布陣を明確にし始めた。マスメディアは未だに “小沢影響力にかげり” の論調を繰り返し念仏のように唱えているが、唱えれば唱えるほど “小沢一郎復権” のニオイが強く印象づけられる。
“菅降ろし” と云う目標は同じなのだが、仙谷グループと小沢・鳩山グループの目指す方向は極端に異なる。仙谷らは完璧にコテコテの自民党だ。原発推進、増税、隷霞が関、隷米等々だ。小沢・鳩山グループは09年マニュフェスト堅持、プラス脱原発だ。菅直人ひとりが、ぽつねんと総理の椅子に座っているわけだが、椅子の足は一本しか残っていない。 “菅降ろし” では外見上共同歩調に見えるが、勿論似て非なるものだ。
代表選を視野に入れた動きを両陣営がしているのは事実だが、肝心の菅直人は辞める気配を微塵も見せていない。菅内閣不信任案の提出で「一事不再議」は慣例であり憲法に規定があるわけではない。提出者が別なら「一事不再議」には当たらないとか言われて騒がしいが、「総理として全権限を駆使しても・・・」と菅直人が発言する限り、伝家の宝刀を抜いて “原発解散” に打って出る可能性が残されているわけで、8月末退陣、9月代表選のスケジュールに向け順調に推移するとは限らない。
ただ筆者の推測では、上述の訴追のリスクを抱えた菅直人が易々と解散に打って出る可能性は低いが、変わりに不信任の提出には無理があり、国会の秩序を大きく崩壊させる問題でもあり、強行には幾多の困難があるだろう。そうなると、菅直人は行けるところまで粘り、訴追関連の免責を明確にするまで、内閣総理大臣を降りないと遮二無二頑張ることになるだろう。つまり、何時民主党代表選が行われるか、定かではない。
そうなると、小沢・鳩山グループは菅直人・仙谷グループとの決別も視野に入るのだろう。折角の正統民主党与党を作ったわけだが、苦渋の選択で “新党結成” もあり得るだろう。意図的に仙谷グループに菅直人を押しつけて、 “民主党サラバ” と云う可能性が強くなる。あくまで可能性だが、小沢・鳩山新党は10月、11月の旗揚げになるだろう。また、自民党の一部、公明党と組むことで、衆議院最大会派になる可能性を秘めている。
さてはて、どのような政局になるものか、国民としては嘆かわしいなどと、したり顔は抜きにして愉しむべきだろう。 小沢一郎の“天命に遊ぶ”と同様、国民も“運命に遊ぶ心”で国政の行く末を見守っても良いのではなかろうか。あらゆる事が遅々として進まないのだろうが、復旧復興は徐々には進む。逆に増税やTPPや原発推進など国益に関するものは梃子でも動かないので、日本沈没のようなトンデモナイ事にはならない。
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