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小沢一郎氏「連日連夜の会合」 政治的影響力低下に滲む焦り
http://bunshun.jp/shukanbunshun/thisweek_pol/110714.html
週刊文春 2011年7月14日号「THIS WEEK 政治」
いっこうに辞める気配のない菅直人首相の前に、存在感がかすむ一方なのが、民主党の小沢一郎元代表だ。
小沢氏は六月二十九日夜、東京・四谷の寿司屋で鳩山由紀夫前首相と会談し、
「なかなか、しぶとい男だなあ」「尋常な精神力じゃない」
と愚痴をこぼしあった。
鳩山氏は内閣不信任決議案でともに「菅降ろし」を仕掛けながら、土壇場で裏切った人物。その鳩山氏と語りあい、「まあ、次の代表選では連携しよう」と確認しあったところに、小沢氏の苦境がにじむ。
事実、最近の小沢氏は誰とでも会う。鳩山氏と会談した翌日には、首相補佐官を退任して事務所へ来た馬淵澄夫前国土交通相を「いろいろと大変だったな」とねぎらい、「またいろいろ聞かせてほしい」と今後の連携を約束した。夜は赤坂の「飲み会」で側近議員を前に「菅は本当によく分からない奴だ」などと首相を批判する一方で「鳩山さんも、よく分からないんだよな」と本音を漏らす場面も。
連日連夜の会談、居酒屋や東京・深沢の自宅での側近たちとの小沢氏の会合を、民主党の他グループ議員は「求心力が落ちた焦りの表れ」と冷ややかに分析する。不信任案の採決前日には七十人を集めて「さすがは小沢氏だ」と党内外を唸らせたが、いまや小沢一派も足並みが乱れる。
六月下旬には側近の一人、中塚一宏氏が「ポスト菅」の有力候補である野田佳彦財務相に会って「財務相を辞め、増税路線もやめれば代表選に推す」と伝えた。これに岡島一正氏ら「四天王」といわれる最側近グループが激怒する一幕もあった。
選挙基盤が弱く、菅首相の「脱原発解散」におびえる若手たちに、小沢氏は「解散なんてできるはずがない。二年後にダブル選挙だ」と鼓舞するが、具体的に阻止する手立てがあるわけでもない。
「四十〜五十人をまとめて代表選で勝負。勝てる候補なら野田でも、前原誠司前外相でもいい」(小沢グループ幹部)
と息巻くが、相手側が受け入れる保証もない。
唯一の明るい話題は、一連の「政治とカネ」問題の公判で、東京地裁が元秘書らの調書の一部を採用しないと決定したことくらい。「小沢氏本人が無罪となる可能性が高まった」と側近はみるが、それでも判決はまだまだ先。
「ポスト菅」の代表選には間に合わず、当面、小沢氏が政治的影響力を発揮できる状況にはない。
◇
鳩山グループが幹部入れ替え 「親小沢」議員を登用
http://www.asahi.com/politics/update/0707/TKY201107070557.html
2011年7月7日21時48分 朝日新聞
民主党の鳩山由紀夫前首相のグループ(約30人)は7日の会合で、鳩山氏の会長復帰に伴い、幹部を入れ替えた。小沢一郎元代表に近い議員が登用され、「ポスト菅」を選ぶ党代表選に向けた「小沢グループとのさらなる連携強化が狙い」(中堅議員)という。
新たな幹事長に松野頼久元官房副長官、事務局長に米長晴信参院議員が就任。松野氏は小沢氏と頻繁に面会し、米長氏は小沢代表時代に初当選するなど両氏とも「親小沢」の色合いが強い。会合には山岡賢次党副代表や民主党会派からの離脱を表明している渡辺浩一郎衆院議員ら小沢氏に近い議員も出席した。
鳩山氏は会合で「首相のレームダック(死に体)が長引くと、民主党も日本もレームダックになる」と菅直人首相の早期辞任を改めて求めた。
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