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−この国にとって最大の障害が菅直人。「真の復興」は菅退陣からスタートする−
渦中の松本龍復興担当相が5日辞任しました。先月27日に就任してからわずか9日目での異例のスピード辞任です。これは菅直人首相や枝野幸男官房長官にとっても寝耳に水だったようで、5日午前9時頃松本氏と差して会談した菅首相も「慰留したものの本人の決意が固く仕方なかった」という状況だったようです。
松本氏の電撃辞任は、退陣表明しながら、いつ辞めるとも知れずダラダラ総理のイスに未練たらしくしがみつき続けている菅直人に、「責任ある立場にある者の出処進退とはこういうものだ」と、図らずも身を以って示した格好となりました。
いずれにしても松本復興相の辞任は当然と言えば当然です。
「知恵を出さないやつは助けない」「こっちも突き放すところは突き放す」。岩手、宮城両県知事との会談で飛び出した暴言は、ただ単に両県知事に対して言ったのではなく、被災地、被災民すべてに向けられた暴言であり、到底許されるべきものではないからです。
被災地の地元紙『河北新報』は5日付けで、『松本復興相辞任「当然」 被災者怒り沸々』と題した記事を掲載しています。それによりますと、
宮城県石巻市の石巻高校に身を寄せている主婦鎌田信子さん(69)は、「あまりに高飛車な態度。(被災地に)努力を求めるにしても、あんな発言をする人には任せられない」と、辞任の報を聞いてもまだ怒りが収まらない様子で話しています。
また宮城県南三陸町の歌津中学校で避難所生活を送る熊谷健一さん(66)も、「復興を担当する者の発言とは思えなかった」と呆れ顔。「被災者は焦っている。こんなことで復興が足踏みするのは困る」と注文をつけています。
『ネット河北新聞』
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/07/20110705t71025.htm
この被災地、被災民全体を突き放したような暴言は、震災復興を最大の大義名分として国会会期を大幅延長した菅内閣、ひいては菅直人そのものの本質なのでないか?と疑われても仕方ありません。
現に菅首相は、松本氏の発言が問題化しても被災地に向けて謝罪するどころか、一言のメッセージも発していません。もちろん松本大臣を更迭もしなければ、直ちに官邸に呼んで厳重注意すらしていません。「ズル菅」「ダマ菅」流の、都合の悪いことはダンマリを決め込むいつもの手に出たのです。むしろ閣僚からは松本擁護論さえ聞かれたほどです。
唯一の存在理由が「震災復興が第一」のはずの菅“ダラダラ延命”首相&内閣の、この緊張感の無い無関心ぶりは一体何なんだ ! 被災民ならずとも、国民の一人として「怒り沸々(ふつふつ)」です。
一連の騒動に当っては、当然のごとく野党から、菅首相の責任を問う声が厳しく挙がっています。例えば石原伸晃自民党幹事長は「甚だ遺憾と言わざるをえません。この閣僚を任命した菅首相の責任、そして菅内閣には一日も早く退陣していただくことが、東日本の被災された地域の復興・復旧に一番資するのではないか」とコメントしています。
そしてその声は身内の民主党内からも挙がっているのです。党内の声を代弁するように鳩山由紀夫前首相は、「被災者の神経を逆なでしたのだから辞任は当然だ」と指摘しながら、「首相の任命責任も当然出てくる。本気で復興に当るためには“本気の内閣”を作らなければだめだ」「次の方にバトンを渡すことが、国民を救うことになる」と、改めて菅首相の早期退陣を強く求めています。
また一貫して菅支持派長老だった渡部恒三最高顧問ですら、「国民、被災者のためにも一分でも一秒でも早く辞めてもらいたい」と、3予算案成立を待たずに直ちに辞任すべきだと表明しています。
しかし“蛙のツラに小便”菅首相は、当然そんな声には耳傾けるはずもなく、5日中に早々と次の復興担当相を決めてしまいました。ここでも菅は記者会見に応じず、記者団が声をかけても答えぬ傍若無人ぶりでした。
新復興担当相(兼防災担当相)に就任したのは平野達男氏(57)。「平野達男、Who?」と思いましたが、内閣府副大臣を務め、その堅実な仕事ぶりは与野党問わず評価が高く、「内閣で数少ない実務家」(経済官庁幹部)と官僚の信頼も厚いのだそうです。参議院議員2期目で、焦眉の急の岩手県選出。そのため大震災の発生後たびたび被災地を訪れ、政府の被災者支援などで中心的役割を担ってきたといいます。
前任の暴言大臣よりは、明らかに「使える大臣」であることは間違いなさそうです。そして何より注目すべきは、岩手県選出で分かるとおり、小沢一郎元代表のグループの一員であることです。大臣としては小沢グループから菅内閣で初の入閣となります。平野新復興相は就任後の会見の中で、「(就任に当たり、小沢元代表に)相談はしていないが、報告はしないといけない」と話しています。
この人事、「脱小沢」路線亡者・菅直人も遂に前非を悔いて、小沢元代表へのせめてもの罪滅ぼしかと言えばそうでないようです。当初「三つ巴」「三すくみ」(小沢−菅−仙谷)の一人の仙谷由人官房副長官に就任要請したものの固辞され、仙谷氏が平野氏を説得して決まったもののようです。
それはそれとして。新大臣を早々と決めたからと言って、松本暴言問題が不問になるわけでは決してありません。
とにかく菅政権は、“菅”硬変、“菅”機能障害の末期症状を呈しているのです。大臣交代という小手先の対応では何の治療にもなりはしません。(折角発掘した平野氏という有能な人材は、この先いくらでも働き場所が与えられます。)
今の「宰相不幸社会」のこの国にとって、“菅”全摘出、つまり菅直人が総理大臣の座を降りて官邸から去ってくれることが、国民にとって「最大幸福」となる抜本的治療法なのです。
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