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首相、乗りたくない? 原発再開 基本路線なのに (東京新聞 7月5日朝刊11版S 2頁)
菅直人首相が九州電力玄海原発(佐賀県玄海町)などの運転再開問題への対応に複雑な表情を浮かべている。政府としては、電力確保へ再稼働を進めるのが基本路線で、首相自身も言及しているが、自然エネルギーへの転換をアピールしたい政治的立場からすれば”旗振り役”になりたくない…。そんな思いも見え隠れする。
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(6月18日、海江田経産相が記者会見で、重大事故に対する安全対策が適切に実施されているとして、停止中の原発の再稼働を要請したが、この)発表をめぐっては当初、中部電力浜岡原発の全面停止要請の際と同様、首相自身が行うことが一時検討されたが、周辺によると、首相が渋ったという。
(後略)
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浜岡の停止要請発表のときには、それまで準備をしてきた海江田の「手柄を横取り」して、自ら緊急記者会見を演出した(らしい)、というのは有名な話になっています。
↓
菅“卑劣”原発停止は手柄横取り!バカ丸出し会見で尻拭いも (zakzak 2011.05.26)
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110526/plt1105261618004-n1.htm
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今回も、「周辺によると…渋ったという」、というのだから、真偽のほどは一応不確定だが(東京新聞T記者署名入り記事)、ありそうな話だと思わせる。
なぜ、「いかにもありそうだ」と思わせられるのか。
やはり、あれもパフォーマンス、これもパフォーマンスだからだろう。
すべて、自らの政治的利害に役立つか、からのみ物事を決定し行動する。
おいおい、国民の生命がかかっているのだ。そういう意味では浜岡のときよりはるかに、こっちが重大だ。
玄海再稼働の今回こそ、自ら出てきて、「原発うごかす。私が責任をとる」とでも言ってみろ。そうすれば賛成派の人たちは安心して、「頼もしい」と思うだろう。
もっとも反対の私たちからすれば、「原発うごかす。動かせといわれた。あとは知らない」と聞こえるが、それでも逃げ回るよりまだましだ。
国民の生命を、自らのパフォーマンス=政治的延命に利用するのだけはやめてほしい。
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