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玄海原発は「安全」=首相対応は相談−海江田経産相。
海江田万里経済産業相は5日の閣議後会見で、九州電力玄海原発2、3号機の再稼働について「安全性に責任を持つのは国しかない」と改めて強調した。その上で「2、3号機は安全だ」と言明し、地元に対して再稼働に理解を求めた。また、佐賀県の古川康知事が菅直人首相に「対応」を求めていることに関して、首相と同日午後にも相談する考えを示した。(2011/07/05-11:19時事ドットコム)
<コメント>
玄海原発は日本で最も危ない原発だと研究者らが最近警告している。簡単に言うと、原子炉の圧力容器が老朽化しているためで、コップに熱い水を入れると割れる逆、つまり熱い容器内を急激に冷やすと原子炉が破壊される危険性があるという。
そのために「脆性遷移温度」の推移を記録しているわけだけれども、その温度が35℃('76年)、37℃('80年)、56℃('93年)、そして98℃('09年)と急激に上昇していることを研究者は問題視している。91度が安全ラインの限度だとされ、それを2009年に超えているのだ。
ヨウ素の漏洩が問題になり現在、稼動をこの第一号機は止めているが、福島原発事故が起き、そして今、再稼動に九電や国が躍起になっているというわけだ。研究者たちは、このまま稼動すると爆発の可能性を指摘している。その被害の規模は福島原発の事故の規模をはるかに上回るという。
福島はメルトダウンといって放射能の漏洩だが玄海の場合は圧力容器の爆発で容器内の放射能が全部拡散してしまうからだ。大阪も避難区域で住めない土地になるなど被害は広範囲に渡ると京都大学の研究グループは言及している。そこで彼らは再稼動するなら、その前に現在の脆性遷移温度のデータを出して欲しいと九電に要求しているが、九電側はなんと「安全であり、その必要は無い」とにべもなく、データを出そうとしないのだ。
普通ならこういうケースで国がチェック機関となるのが普通なんだが、国はちゃんと安全を検証せずに、福島の事故が収束していない状況にまだある中で、「安全」と太鼓判を押して危険な原子炉を再稼動しようというのだから担当大臣に気は確かか?頭は大丈夫か?と疑わずにいられない。
そんなに自信があるなら海江田は九電にデータを提示しろ、嘘だと刑事被告人になるぞぐらいの姿勢で、要求するというのが、国民に顔が向いた政治ではないのか。そんなことでは被曝圏といわれる福岡、佐賀、長崎どころか、遠くは関西、あるいはプサンなど隣国の住民は安心できないだろう。安心できる生活を提供するのが政治の役目であり責任じゃないのか。
ちなみにこの玄海町長、実弟が社長の地場ゼネコンが九州電力の下請けで自身もそのゼネコンの大株主だとわかりネットでは今、ちょっとした騒ぎになっている。県知事の父は九電のOBだと知られている。
海江田は経団連のロボットで福島の事故が起こる前はTPPに前向きな大臣として問題視され、原発事故の際は、東京都ののハイパーレスキュー隊に、死と隣り合わせの高濃度の現場の中、「俺たちの指示に従えないのなら、お前ら、やめさせてやる」と恫喝 (詳しくは←クリック)したことが問題になった。
今日、復興担当大臣の松本龍が辞任したが、松本はともかくとして、国民に顔が向いていない、大企業や米国にだけ、いい顔をしているこんな大臣こそ、ただちに国民は「辞めろ」コールを送るべきではないだろうか。
http://ameblo.jp/yama1717/entry-10944039458.html
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