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松本復興担当大臣が5日朝、菅総理大臣に辞表を提出した。
松本復興担当大臣は3日、岩手、宮城両県を訪問、両県知事と会談した。復興相就任後、初めての被災地入りだった。その際、両県の知事に 「知恵を出したところは助けるが、出さないやつは助けない。そのくらいの気持ちで」などと、取り組みの意欲を恫喝的なトーンで求めていた。
宮城県では、応接室で待たされたことに立腹、1分ほど遅れて部屋に入り握手を求めた村井知事に対して、「握手はあとだ」 と握手を拒否、会談のなかで「お客が来るときは先に部屋に居ろよ」 (長幼の序のことは自衛隊出身者だったらやっているはずという趣旨の言葉も添えて) 厳しい言い回しで迫った。
また村井知事が提唱して県民から反発をうけている「水産業復興特区」構想に関連して、「県がコンセンサスを得ろよ。そうしないと、 われわれは何もしないぞ」と独特の言い方で知事の姿勢を確認。これらの言い方を自分でもまずいと思ったか、即座に、「今のはオフレコだから。 書いた会社は終わりだから」と、メディアに対して釘をさしてみせた。
TBC東北放送(宮城、TBS系列局)はその日の夕方のTBCニュースで「松本龍復興相が知事を叱責」を放送、一部始終を伝えた。 この映像がYOUTUBEにアップされるとツイッターなどネット上で素早く広範に伝播、松本氏に対する痛烈な批判の声が広がった。
ツイッター上では民主党議員の一部が、松本氏が村井知事に厳しく詰め寄った背景として、しんぶん赤旗が伝えた記事(次項で紹介) を紹介して、松本氏に対する市民の怒りを鎮めようとする動きも見られたが、まずは松本氏の「オフレコ発言」 とメディアの癒着体質に対する批判、報道したTBCに対する賛辞、他社あるいは記者クラブに対する批判へとつながった。
そして松本氏が口にした「長幼の序」。復興担当大臣と県知事の関係は主従関係ではなく対等の関係であることから、 上から目線で命令口調で迫った松本氏の勝手なやり方に対する反発へと結びついていった。4日いっぱいは、 松本氏は丁寧に説明し陳謝することで復興相に留まるとの観測が強まったが、5日朝、辞表提出となった。菅首相は慰留したが、 松本氏の決意は固かったと報じられている。実際のところはまだわかっていない。後任には平野達男内閣府副大臣(復興担当)が就く。
松本氏の復興担当大臣への就任は先月27日のことで、民主党は、自民党が長くひきずってきた体質の延長線上(あるいは相似形、 あるいはその未熟な状態)にあり、そこから脱していないことや、そもそもの人材の層の薄さをまたまた露呈したかたちだ。
復興相 発言責任取り辞表を提出(NHK5日)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110705/t10013974351000.html
松本龍復興相、宮城県知事を恫喝! 書いた社は終わりだから(YOUTUBE)
http://www.youtube.com/watch?v=TpvGCRA4228&NR=1
復興相に平野副大臣 官房長官「実務面に影響ない」(日本経済新聞5日)
http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C9381949EE2E7E2EA808DE2E7E2E5E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2
▽地元の反発を無視する村井宮城県知事の背後にいる勢力
村井・宮城県知事が進める「水産業復興特区」構想に、漁業者が激しく反発。知事は「撤回するつもりはない」とつっぱる。 知事の背後には、シンクタンク・野村総研の“全面バックアップ”があった。それを明らかにしたしんぶん赤旗5月末の記事。
松本龍復興相の辞任は、同氏の個人的な資質・感覚が大きな原因として働いたものといえるが、一方で、 野村総研などを背後に抱いた村井・宮城県知事の独断専行ぶりが松本氏の大臣辞任で無罪放免となるわけではない。
記事は、震災復興計画第1次案の事務局原案ついて意見を出す県の「復興会議」は、 野村総研顧問や三菱総合研究所理事長らが委員として顔をそろえ、「委員12人のうち県内在住者はわずか2人」(河北新報18日付)と指摘、 委員19人全員が県内在住者である岩手県の「津波復興委員会」と著しい対比をなしていることや、第2回「復興会議」は、 「委員の大半が首都圏在住のため…村井知事らが上京」(同)して、都内で開催するありさまと告発している。
また、村井知事は4月25日の記者会見で、会議の委員選定について問われ、 「あえて地元の方はほとんど入っていただかないことにした」と表明。その理由として 「地球規模で物事を考えているような方に入っていただいて、大所高所から見ていただきたいと考えた」などと語っていたことなどを伝えた。
宮城県の復興計画/野村総研が全面関与/知事「地元の人 入れない」 (しんぶん赤旗5月29日)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik11/2011-05-29/2011052901_02_1.html
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