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【単刀直言】
林芳正自民党政調会長代理 「次の総裁選は天命。もう逃げない」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110705/stt11070500330001-n1.htm
2011.7.5 00:25 産経新聞
社会保障と税の一体改革の政府・与党案に「消費税10%」という税率が明記されましたね。まあ、よくあそこまでいったな。われわれより2、3周遅れていたけど、やっと1周追い付いてきたんじゃないですか。
だが、目玉政策の最低保障年金の所要額は空欄のままですね。何兆円もかかる話なんだからここをきちっとしないと与野党協議は始められない。それに一刻も早く閣議決定して正式な政府・与党案にしてほしい。そうしないと菅直人首相が退陣表明後に「辞めるとは言っていない」と言ったのと同じことが起きる可能性があるでしょ。まあ、菅さんはその余地を残しておきたいのかもしれないけど。
「菅さんの下では約束が実行されない」という状況が続けば何をやっても無駄になる。「ペテン師」とか「だまされた」とか情けない言葉が飛び交う状況を本気で整理してもらわないとね。これらの条件が整えば、われわれは「菅さんが首相だから」という理由だけで協議を断るようなまねはしませんよ。
自民党は震災の復興・復旧に必要なことには全面的に協力している。さらに協力をスムーズに進めるアイデアとして自民、公明、民主3党の政調会長会議の定例化を提案したいですね。テーマを絞り政府で案を作る段階からチェックすれば非常に効率的です。
でも自民党の協力はほとんど注目されず、内閣不信任決議案とか政局絡みのことばかりが注目されて「政治がダメだ」とお叱りを受ける。自民党が与党だったときは「政府・与党はダメだ」とお叱りを受けたが、なぜか野党も共同責任を負わされてしまった。
とはいえ、行政がいかに動くかは政府と与党の責任ですよね。野党は政府がいかに早く予算を執行し、効率よく仕事をこなすかまでは力が及ばない。自民党も、その辺の発信を工夫すべきじゃないかな。
もう1つ、支持が回復しない原因は、自民党内で、世代交代がガラッと進むようなイメージが出ていないこともあるのでしょうね。斬新というか、抜本的な改革というか…。谷垣禎一総裁は大変努力をされており、成果も上げている。その任期はみんなで支えていくのが基本でしょう。ただ、野党の総裁は営業部長。自ら乗り込んで売り上げに結び付けていくことが必要なんですよ。
私は最近「3年後に首相を目指す」と言っています。今までは経験を積む方が大事だと思って、2年前の総裁選も若手から「出てくれ」と言われたけど出馬をお断りした。でも東日本大震災もあって「そんな悠長なことを言っている場合か」と反省しています。
来秋の総裁選は「天命」なのでもう逃げません。いつでも首相をやれるという人が何人もいなければ、自民党の支持率は上がらないですよ。
天命を実現するために衆院にくら替えする話もありますが、参院議員であっても総裁選に出たい。前例を打ち破ることにもなる。参院議員は首相になれないと思っている人も多いですが、そうであれば「衆議院議員が首相になる」と憲法に書かれてあるべきなんです。参院議員のまま首相になれるのなら無理してくら替えしなくてもいい。しかし必要ならば逃げません。
なぜ首相を目指すのか。それは首相にならなければできないことがあるからです。「日本型国家」というか「成熟型アジア」というか。私は日本がもともと持っている強さを再び引き出したい。首相として3・11後の新たな日本のグランドデザインを描きたいですね。 (桑原雄尚)
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はやし・よしまさ 参院山口選挙区。当選3回。東大法学部卒業後、ハーバード大大学院に留学。国際派で金融・財政にも明るく防衛相、経済財政担当相を歴任した。元蔵相の義郎氏の長男。祖父の故佳介氏も衆院議員、高祖父の故平四郎氏は貴族院、衆議院議員を務めた。音楽好きで同僚議員とバンド「Gi!nz(ギインズ)」を組む。50歳。
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