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民主党執行部に新たな頭痛のタネ 松本辞任問題が復興の影に
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110705/stt11070500350002-n1.htm
2011.7.5 00:34 産経新聞
二転三転した国会延長問題、浜田和幸総務政務官の一本釣り−。菅直人首相に振り回され続けてきた民主党執行部に、松本龍震災復興担当相の「暴言」という頭痛のタネが加わった。「チーム・ドラゴン(龍)」率いる松本氏は、国会審議だけでなく、政府の復興施策まで波乱含みに変えた。(千葉倫之、岡田浩明)
4日午前、民主党の岡田克也幹事長は国会内で自民党の石原伸晃、公明党の井上義久両幹事長らに深々と頭を下げた。
「2つのことで信頼関係が失われ、国会が不正常になったことをおわび申し上げます。今後は公党間の約束は守っていきます…」
岡田氏が陳謝したのは、3党幹事長間で一度合意しながらほごにした国会延長問題。もう一つは浜田氏の一本釣り。これで野党が矛を収め、国会正常化へのセレモニーとなるはずだったが、自公両党は「3つ目」をあげつらった。
「これまで防災担当相として被災地を見てきたのにどこの市が何県にあるか知らなかったのか。これではお客さまじゃないか!」
岡田氏は「松本氏の発言は突出しているように思う」と困惑顔で語り、直後に松本氏に電話した。
「6、7両日に衆参予算委員会の集中審議がある大事な立場なので発言に十分に注意してほしい」
ところが、松本氏に反省の色はなかった。
「誤解だ。発言を全部見てもらえれば分かる」
なぜ松本氏がここまで強気を貫くのか。松本氏は「物静かで温厚」「純粋で真面目」との人物評が定着していた。養祖父は部落解放の父と言われる松本治一郎氏。父の松本英一氏も参院議員を務めた。面倒見もよく、中堅・若手の信望も厚い。
ところが、震災復興担当相に就任直後から豹(ひょう)変(へん)した。先月28日の記者会見にはサングラス姿で臨み「3月11日以来、私は民主も自民も公明も嫌いだ」と断じた。1日の記者会見では米フォークグループ「ピーター・ポール&マリー」のヒット曲「私の試練」を引用して「この歌を腹に入れて試練に立ち向かいたい。(私の気持ちを)深読みして正解者がいたら1万円差し上げます」。
復興を一手に担う重責もあり、自らを鼓舞しようとしたのか。村井嘉浩宮城県知事は旧知の仲だったこともあり親しみを込めて厳しい言い方をしたようだが、被災地の住民感情を逆なでしたことは間違いない。
村井氏は4日の定例記者会見で「国と地方は対等なパートナーだ。命令口調ではなくお互いの立場を尊重した方がよい。被災者の皆さんは本当に国と県、市町が協力して手をつないで対応してくれるか、不安に思われたかもしれない」と不快感を表明した。
これは政府の復興策が滞りかねないことを意味するが、松本氏はなお事態の深刻さを理解していないようだ。4日昼、首相官邸で記者団から村井氏らの反発を伝えられ、こう答えた。
「知事が? 本当に? うわあ、すっごい知事やなあ!」
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