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馬淵元首相補佐官が政府を痛烈批判「脱原発ではなく脱原発依存」「解散なんてあってはならない」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110703/stt11070321550007-n1.htm
2011.7.3 21:50 産経新聞
次期民主党代表選への出馬に意欲を示している馬淵澄夫元首相補佐官が3日までに産経新聞のインタビューに応じた。東京電力福島第1原発事故への政府対応を「隠蔽(いんぺい)体質といわれても仕方がない」と批判し、菅直人首相に早期の退陣を促した。
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6月27日に菅直人首相から経済産業副大臣を打診されたけど断りました。すると菅さんに「では首相補佐官を外れてもらうことになる」と言われたので退任しました。
首相補佐官を引き受けたのは、福島第1原発事故の収束という未曽有の危機に対処する仕事だったからです。国土交通相を退任して2カ月しかたっていなかったが、「ノーの選択肢はない」と思いました。
飛散防止剤の散布で放射性物質を押さえ込んだり、気体を封じ込めるためにカバリングを行ったり…。汚染水が地下へ流入するのを防ぐ対策や燃料プールの耐震補強もやり、成果は出してきたと自負しています。
志半ばで退くのは非常に残念です。でも首相が「免ずる」と言うならば従うしかない。
政府は浜岡原発の停止を要請しながら他の原発には安全宣言を出し、地元に再開を要請してますね。国民は情報開示と徹底した説明を求めているにもかかわらず、とにかく「指示した安全基準を満たせば安全だ」と。あれを見て「全然分かっていない。体質は何も変わっていない」と感じましたね。
福島第1原発事故の対応にしても「後から事実を出す」の繰り返しではなかったか。1号機がメルトダウンしていたなんて私でさえ発表まで1回も聞かされませんでした。これでは隠蔽体質といわれても仕方がないじゃないですか。経産副大臣を引き受ければこれらを追認しなければならない。とてもじゃないが、私にはできない。
菅さんにも言ったが、混迷の原因は法に基づいた責任と権限が曖昧だったことにある。
首相補佐官の時は、組織人としてこういうことは一切口にしなかったが、今は一議員。誰にはばかることなく持論をどんどん言っていくつもりです。
原発問題は、国際社会から信任を得られる安全技術基準をいかに定めるかが重要。その上で国内の原発を再検証すべきなんです。ただ、原発の全てを否定したらとてもじゃないが今日の生活はできない。大切なのは「脱原発」ではなく「脱原発依存」なんです。
どさくさ紛れでやる増税も基本的にダメですね。
大震災による社会資本の喪失を補うのは一世代でできるものではない。復興資金の償還は30〜60年の長期で考えるべきでしょう。社会保障の財源がないから消費税増税という短絡的な議論の前に景気回復、名目成長率4%を掲げていくデフレ脱却をやるべきなんです。
民主党の「国民の生活が第一」というスローガンは、田中角栄元首相の「政治とは生活だ」という言葉に通じます。生活を真っ正面にとらえない政治はない。民主党政権はそれを標榜(ひょうぼう)して政権交代を果たしたのだから、その使命感と覚悟が必要なんです。6月28日の両院議員総会で菅さんは衆院解散をにおわせているように聞こえたが、解散なんてあってはならない。
それに菅さんははっきりと「次の世代に責任を引き継いでいただきたい」と言いましたね。われわれの責任とは何か。組織のマネジメントを理解し、理念を持ったこの国の代表を作り、支えていくことです。民主党議員一人一人が傍観者ではダメだ。「次の世代」の意味をより深く考える時だと思います。
戦いに備える選手はいつでも瞬時に動けるように、足の親指に重心をかけ、かかとをちょっと浮かせた状態でいる。これを「パワーポジション」と言うんですが、私も常にそうありたい。国交相を退任する際、「アイル・ビー・バック」と言ったのは自分への鼓舞ですな。(内藤慎二)
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