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3・11で日本は戦後最大の国難をむかえた。福島原発の事故は、地元住民は勿論、日本人いや人類全体に重大事態を突きつけた。これまで通し続けられていた「原発のウソ」が明らかになり、無残に広がるカタストロフィーが誰もの眼前にさらけだされた。この悲劇に世界中が反応した。勿論日本人も同様だ。子供を抱える親たちは不安におののき、反原発・脱原発を求めるデモはかつてない程に人を集めている。原発について知るにつれ、これを無くす必要性を強く認識している。今後脱原発化の方向に進むのは、日本人の当然の意識の流れとなっている。
しかし周知のように日本には「原子力村」という利権集団が存在し、それが半ば日本を支配をしている。それがこれまでしてきたように、ウソで日本人をだまし、自らの権益を必死で守ろうとしている。利権集団の一つであるマスコミを使って国民の意識をミスリードしようとする。
ここで国民が心しておかなければならないことは、先ず現実をしっかり見つめること。原発の失敗をはっきりと認識することだ。失敗の事実はなかなか認めたくないものである。戦争に負けた時もその敗戦の認識を拒否する者も多くいた。しかし起きてしまった結果は、しっかり見つめ、これまでのウソを繰り返させないことが大事だ。パニック状態の「原子力村」にはっきりレッドカードを突きつける必要がある。
東日本大震災の復旧復興と共に政治が取り組まなければならない最重要の課題がそれだ。
しかしこの問題をめぐって菅直人という人が、それを自分のセイルスポイントとして売りこもうとしている。浜岡原発を止めたし、再生エネルギーの法案を通そうとしているからという根拠で。浜岡原発はこの状況では誰でも止めざるを得ないだろうし、しかも菅内閣は防潮堤ができるまでの措置であるとしている。玄海原発では「安全宣言」までして再稼動を要請している。この状況で。再生エネルギーにしても政争の具に使うような課題では最早無いだろう。この内閣について国民の知っていることは、マニュフェストを始めとして約束をことごとく破り、身内を裏切り、「ペテン師」と言われようとテンとして恥じない集団だということである。
朝日などは例によって幻想をふりまいて国民をたぶらかそうとしているが、脱原発を実行するのがこの内閣でないことぐらい、国民は既に知っている。しょうもない目くらましに時間を費やすのではなく、国民の望む政治を真面目に追求すべきだ。
国難の時期にこの程度の政治しか存在しないことが国民の悲劇なのだ。
福井孝典ホームページhttp://plaza.rakuten.co.jp/fukuitakanori/diary/?ctgy=1
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