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居座る菅首相に焦る小沢氏 「退陣」タイムリミットは8月末「衆院は常在戦場だ!」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110630/stt11063008560001-n1.htm
2011.6.30 08:55 産経新聞
民主党の小沢一郎元代表が、菅直人首相の露骨な居座りに焦りを募らせている。秋には自らの資金管理団体をめぐる政治資金規正法違反事件の公判が始まり、影響力は大幅に減退する公算が大きい。つまり首相を退陣に追い込むリミットは会期末の8月31日となる。次期代表選の有力候補に関する情報収集を着々と進める小沢氏はいかなる「復権プラン」を描いているのか−。(山本雄史)
「われわれが掲げた『国民の生活が第一』の精神を忘れているところに国民の不信感が募っている。原点に返り一生懸命努力すれば必ずまた支持を得られる。選挙があるとは思わないが、衆院は常在戦場だ!」
29日夕、小沢氏は都内で開かれた東祥三内閣府副大臣のパーティーでこうハッパをかけた。報道陣を前に発言したのは6月1日以来。解散権を振りかざす首相の姿を見て闘争心に再び火が付いたのか。その後、鳩山由紀夫前首相とも密会した。
「君たちの力で首相を追い詰めることができたじゃないか。次の代表選が勝負だ…」
2日に内閣不信任決議案が否決された後、小沢氏は中堅・若手議員と連日のように酒を酌み交わしてはこう説いた。衆院中堅の「一新会」、衆院1回生の「北辰会」、参院などに分かれた小沢系グループの統合構想にも意欲をみせる。うまくいけば総勢120人の大所帯が誕生する。
そうなれば「ポスト菅」レースで小沢氏が主導権を握ることは間違いない。平成3年の自民党総裁選で経世会会長代行として故宮沢喜一元首相や故渡辺美智雄元副総理ら総裁候補3人を面接したように…。
「野田佳彦財務相はどうだ?」
15日、小沢氏は東京都世田谷区の私邸で開いた会合で千葉県選出の議員に「ポスト菅」有力候補の野田氏の地元での評判をそれとなく尋ねた。議員が答えに窮すると「地元の議員がそれじゃあダメなんだな…」。鹿野道彦農水相についても「かつては安倍派(清和会)のホープだったけどな…」。なかなか意中の候補は見つからない。
ただ、首相が居座りを決め込む限り打つ手はない。両院議員総会で党代表の解任動議を可決できるほどの勢力はない。国会の「一事不再議」の原則により延長国会中は内閣不信任案の再提出もできない。
「8月31日以降も首相が居座るのならば秋の臨時国会で不信任案に同調し、今度こそ息の根を止める」
小沢系若手はこう息巻くが、首相が下野覚悟で解散すれば、選挙基盤が脆(ぜい)弱(じゃく)な若手の多くは落選する。公判を抱える小沢氏の元に討ち死に覚悟で集結する同志は何人いるか。
小沢氏は、20世紀初頭の米大統領、セオドア・ルーズベルトの言葉を都内の事務所の壁に掲げた。
《真に賞賛しなければならないのは泥と汗と血で顔を汚し、実際に戦いの場に立ち勇敢に努力する男、努力につきものの過ちや失敗を繰り返す男です。たとえ敗れる時であっても敢然として戦いつつ敗れます》
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