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【陸山会公判】「威迫と利益誘導あった」 調書却下詳細判明 特捜部の取り調べ批判
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110703/trl11070300310000-n1.htm
2011.7.3 00:29 産経新聞
小沢一郎民主党元代表(69)の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐり、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪に問われた衆院議員、石川知裕被告(38)ら元秘書3人の公判で、検察側が証拠請求した調書を東京地裁(登石郁朗裁判長)が不採用とした決定の詳細な内容が2日、判明した。東京地検特捜部の取り調べを「威迫と利益誘導を織り交ぜていた」と批判し、調書の任意性を否定する内容となっている。
地裁は6月30日、検察側が証拠申請した元秘書3人の調書計38通のうち、石川被告分10通と元私設秘書、池田光智被告(33)分2通を却下。他にも多数の調書を部分的に却下した。
決定では、石川被告が逮捕前日の昨年1月14日の取り調べで検察官から「特捜部は恐ろしいところ。何でもできるところだぞ」と迫られたことで、「強い心理的圧迫」を感じたと断定。この取り調べ後、政治資金収支報告書への虚偽記載を石川被告が認める調書が作成されたが、地裁は今回の決定で任意性を否定した。
さらに石川被告が逮捕後、「小沢元代表に虚偽記載を報告して、了承を受けた」と認めた調書も、検察官から「これぐらいなら書いても小沢さんは起訴にならないから」と説得を受けた上で作成されたと指摘。「硬軟両面からの言辞で調書に署名させた」と結論づけた。石川被告の後任の事務担当だった池田被告が、小沢元代表らとの共謀を認めた調書についても「長時間に及んだ厳しい取り調べの結果」として検察側に問題があったと断定した。
また、石川被告が保釈後の任意聴取で、検察官との会話をICレコーダーでひそかに録音した点を重視。石川被告から確認を求められた検察官が、「特捜部は恐ろしいところ」などと発言した点について認める会話が録音されており、「録音がなければ、取り調べの内容について(検察側と弁護側との)水掛け論に終始した可能性がある」などと評価した。
今回の決定で、検察側は今月20日に予定されている論告の内容について見直しを迫られる可能性もある。
決定内容について、検察幹部は「この事件は調書で決まるとは思っていない。有罪立証に致命的な問題はない」と自信を見せるが、別の検察幹部は「ここまで却下されたのは予想外。特捜部の事件ということで裁判所に特に厳しい目で見られた印象だ」と話した。
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