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菅首相「10月訪中」検討 周辺に調整を指示、長期続投に強い意欲
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110703/plc11070301310000-n1.htm
2011.7.3 01:30 産経新聞
菅直人首相が10月に中国訪問を検討していることが2日分かった。首相周辺が明らかにした。首相はすでに退陣表明しており、延長した通常国会の会期末は8月末だが、今秋以降の続投にも強い意欲を示しているとみられる。ただ、外交を理由とする新たな「居座り」画策は野党だけでなく、民主党内からも強い反発を招くのは必至で、政局は一層混乱しそうだ。
首相が検討しているのは、清朝崩壊のきっかけとなった辛亥革命の「武昌蜂起」から100年にあたる10月10日前後の北京訪問。中国ではこの時期に国を挙げた記念行事が予定されている。首相は記念行事に出席したい意向で、実現すれば就任後初めての訪中となる。10月10日は首相の65歳の誕生日でもある。
首相は6月2日に退陣の意向を表明し、同月27日の記者会見では、平成23年度第2次補正予算案と再生エネルギー特別措置法案、特例公債法案の3つの成立が「(退陣の)一つのめどになる」と述べた。
だがこの際も、具体的な退陣時期は示さず、訪中への意欲を失わなかったとみられ、最近、側近に対して「10月10日の辛亥革命100周年の記念行事にあわせて訪中したい」との意向を改めて伝え、中国側との調整を指示した。
首相の辛亥革命への思い入れは強く、今年1月の施政方針演説では「中国の近代化の出発点となった辛亥革命から今年で100年になる」とあえて言及。さらに「来年の日中国交正常化40周年を控え、改めて両国の長い交流の歴史を振り返り、幅広い分野での協力によって戦略的互恵関係を充実させることが重要だ」と述べて、沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件で悪化した日中関係の改善に強い意欲を示していた。
また2月16日の衆院予算委員会でも「いろいろな催し物を日本政府としても応援し、(来年の)日中国交回復40周年の大きな節目の年につなげていきたい。機会があれば、ぜひ私自身も行きたい」と10月訪中への強い意欲を見せた。
日中両国は毎年首脳の相互訪問を実施しており、今年は日本の首相が訪中する年。5月に東京で行われた日中首脳会談で温家宝首相は菅首相の年内の訪中を招請。菅首相は「本年の都合の良い時期に中国を訪問したい」と応じていた。
◇
【民主漂流】首相の延命口実、ついに「外交」まで
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110703/plc11070301310001-n1.htm
2011.7.3 01:31 産経新聞
東日本大震災復興、再生エネルギー特別措置法案、社会保障と税の一体改革−。延命の口実を次々と作ってきた菅直人首相が、ついに「外交」まで道具にし始めた。10月訪中が実現すれば、11月中旬の米ハワイでのアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議まで外交日程は続く。民主党執行部は首相の「逃げ切り」を許すまいと必死だ。
6月22日に通常国会の会期を8月31日まで70日間延長して「8月までの続投」というパスを手にする一方、首相はその先を見据えて訪中に向けた布石を打ってきたことになる。
確かに6月27日の記者会見で首相は補正予算案など3案の成立を退陣条件に掲げたが、8月末退陣を明言したわけではない。「一本釣り」の影響などで与野党交渉が難航する中、首相が掲げた退陣条件が8月末にそろわない可能性もある。
民主党内には、細野豪志原発事故担当相の入閣についても「中国と太いパイプのある細野氏の入閣で、訪中の地ならしをさせる狙いがあるのではないか」という臆測すら出ていた。
こうした動きに仙谷由人官房副長官や岡田克也幹事長らが反発を強めるのは確実だ。仙谷氏は2日、徳島市内で記者団に「政治にはけじめが必要だ」などと首相の早期退陣を要求した。
仙谷氏らは3案を8月上旬までに仕上げ、お盆前後に民主党代表選を実施するシナリオを描いたが、「訪中プラン」でそれが根底から覆りかねないからだ。
首相の思惑通りになれば、9月からは外交の季節だ。9月前半の訪米、オバマ大統領との日米首脳会談、下旬の国連総会、そして10月の訪中、11月のホノルルAPEC…。毎年変わる「日本の顔」を、外交イベントの途中で代えるだけの大義名分を見つけるのは難しくなる。
首相が側近に10月訪中への調整を改めて指示したのは、当面、与野党協議が進まないという厳しい国会状況を「逆手」に取ろうとしているともいえる。
「官邸に入ってしまうと情報も限られ現場感覚がなくなる。野党との折衝にエネルギーを割いていることが皮膚感覚で理解できなくなってしまっている」
岡田氏は2日のテレビ東京番組で国会運営を無視して延命にきゅうきゅうとする首相を当てこすった。
その首相は2日、終日公邸にこもった。あえて「現場感覚」を遮っているかのようだった。
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