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政界再編論者 亀井静香の野望は潰えたのか
http://gendai.net/articles/view/syakai/131250
2011年6月29日 掲載 日刊ゲンダイ
なぜ格落ちの特別補佐官に?
自民党参院議員だった浜田和幸(離党)の一本釣りで暗躍した国民新党の亀井静香。74歳の策士は、菅に要請された副総理ポストを蹴り、特別補佐官という格落ちポストを引き受けた。この男、いったい何を考えているのか。
「オレが何人か連れてくるから、しっかりしろ」。亀井は15日、公邸でサシで会った菅にこう激励したという。大幅改造を進言する一方で、元自民参院のボス・村上正邦に協力を要請し、参院自民の引き抜きに動いた。最終的に菅が大幅改造を見送ったことで、提示ポストがなくなり、一本釣りは浜田1人に終わった。
「大規模に改造していたら、自民からもっと来て、ねじれを解消できたのに」。閣僚人事が決まった27日夜、周囲にぼやいた。
ぼやきの裏にどんな思い、思惑があったのか。
「亀井は今年初めから村上正邦や石原慎太郎らと連絡を取りながら、自公も加えた救国内閣を目指していた。あわよくば自分が総理に、という思いもあったのではないか。ところが、菅の“辞める詐欺”で、野党は猛反発し、構想は頓挫した。そこで今度は、大幅改造をにおわせて参院自民の切り崩しを画策し、ねじれ解消を狙った。自ら復興相に就任して超党派の実務をこなすことで、政界再編への足がかりを築こうとしたのではないか」(民主党関係者)
新党が狙いだったとの見方も強い。
「国民新党は郵政改革法案の成立こそがレゾンデートル。その時点で使命は終わりです。そこで政界再編の起爆剤となる亀井新党を画策していたのだろう。最終的には民主からも引き抜いてね」(政界関係者)
危険なにおいを察知した菅が、大幅改造を見送ったことで、亀井の野望はついえたかに見える。しかし、そこは老獪(ろうかい)な政治家。まだあきらめてはいない。政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏はこうみている。
「亀井氏が副総理を引き受けていたら、単なる菅内閣の一員で終わってしまう。ところが政務全般が担当の特別補佐官なら、大臣のような権限はないが逆に仕事の枠もない。官邸内で自由に暴れまわることができるのです。消費税引き上げ、TPP反対の亀井氏が好き勝手に動いたらどうなるか。首相の命運と世論を左右することだって可能になる。悲願の政界再編に向けて次の一手を考えているはずですよ」
特別補佐官を引き受けた亀井は「今後とも徹底的に支えていきたい」と記者団に語った。だからといって、おとなしく従うわけではないのである。
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