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政局の裏を読むことで定評のある評論家の板垣英憲氏が「菅総理が仲間であった仙谷氏や岡田氏からの辞任圧力に対し強気でいられるのは小沢氏の支持を得ているからだ」と分析している。
ならば何故、小沢派が先の内閣不信任決議への賛成を主導したのか疑問が残る。しかし結果をみると、菅・鳩山会談を経て民主党議員の不信任賛成派の多くは不信任案否決にまわった。
マスコミは鳩山氏の優柔不断を批判していたが、考えてみると鳩山氏が本件で小沢氏に相談しないはずが無いわけで、どうやら民主党議員の造反騒動は小沢・鳩山連合を固めるための策略だったかもしれない。
ところで小沢氏にとって最大の政治的課題は自民党を復活させないことであろう。そのためには仙谷一派が企てる「民主党を割って自民党と大連立を結ぶ」ことは阻止せねばならないと考えていたようだ。
もし大連立が実現すれば、未熟な仙谷一派はあっというまに老獪な自民党に篭絡され、自民党の復権になるからだ。仙谷一派のこの策謀を打ち砕くためには、菅をできるだけ総理に就かせておき、どこかで若手に総理を引き継がせようと考えているかもしれない。
さて、このような局面で政局に躍り出てきたのが亀井静香氏だ。小党の彼は当然、大連立は反対だ。亀井氏が自民党の浜田議員を一本釣りして谷垣氏らを怒らせたのも、恐らく仙谷一派の大連立を難しくさせるためだったかもしれない。
また亀井氏は挙党一致のために小沢派を内閣に大量起用する大改造を菅氏に薦めたが、菅氏は仙谷、岡田執行部との全面対立を恐れ、せいぜい細野氏を入閣させる程度にとどまった。しかし亀井氏が総理補佐官になったことで、大連立を目論む仙谷一派は動きづらくなっただろう。
ここで2年後の衆議院選挙で民主党が勝利するための小沢氏の戦略を考えてみよう。まずは菅氏には花道を作って9月ごろ辞任してもらい、後任の代表には原口一博氏か前原誠司氏あたりを立て挙党一致体制を確立することだろう。
その後の衆議院選挙までの2年間で小沢氏の指導の下「国民の生活が第一」の民主党公約を復活させるとともに、大胆な「東日本復興計画」を打ち出し、再び民主党の支持を高める戦略ではないだろうか。
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