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人の道に反する!“一本釣り”浜田が自民に2千万借金してた
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110701/plt1107011600005-n1.htm
2011.07.01 夕刊フジ
菅直人首相に「一本釣り」された自民党の浜田和幸総務政務官が、同党鳥取県連に2000万円以上の借金を残していることが1日、分かった。今回の内閣人事について、同県連は事前に何も知らされず、離党届の提出前に借金も返却されなかった。県連内には「人の道に反する。菅政権に協力するなら即返却すべきだ」と憤慨する声も多いという。
県連の宇田川隆久事務局長によると、浜田氏は昨年夏の参院選で初当選したが、選挙費用や政治活動費として、県連は約4776万円を立て替えていた。その後の県連大会で「2000万円は寄付する」と決まり、昨年9月末、約2776万円の借金が確定したという。
ところが、浜田氏は「領収書を精査する」「使った記憶がない」などといい、返却を先延ばしにした。さすがに県連内でも問題となり、今年3月末、「約2776万円を無利子で4年間で返却する」という契約書が交わされ、4月末に1回目の約694万円は返却された。
約2カ月後、浜田氏が突然、「一本釣り」された。県連には何の連絡もなかったという。
宇田川氏は「県連内には浜田氏への批判がすごい。『応援したのに、何も言わず、後ろ足で砂をかけていくなど許せない』『自民党に借金したまま、民主党に寝返るなど人の道に反する。寄付した2000万円も含めて、即刻返却を求めるべきだ』といった声が多い。5日に党本部の党紀委員会で処分が決まる。その後、県連としての対応も決めたい」という。
浜田氏は1953年、鳥取県米子市生まれ。国際政治学者として活躍した後、昨年夏の参院選で、鳥取選挙区から自民党公認で出馬し、約15万8400票を獲得して初当選した。
浜田事務所は、夕刊フジの取材に対し、「契約書を交わしているので、現段階ではとりあえず、その方向(=4年間で返却する)で考えている」とコメントしている。
◇
「私はスケープゴートにされただけ」一本釣りの浜田総務政務官
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110701/stt11070122120007-n1.htm
2011.7.1 22:08 産経新聞
自民党に離党届を提出し、菅直人内閣の総務政務官に就任した浜田和幸参院議員が1日、産経新聞のインタビューに応じ、今回の一本釣り人事について「私はスケープゴートにされただけ」などと語った。主なやりとりは次の通り。(新井好典)
−−今回の離党劇で、村上正邦・元自民党参院議員会長や国民新党の亀井静香代表から説得は?
「政務官に就任する1週間ぐらい前、村上氏から『意見交換をしたい』と誘われ会いに行くと、そこに亀井氏もいた。2人とも初対面だったが、『今はみんなで力を合わせるべきだ』という話を聞いた」
−−その際、内閣に入れとの要請は
「それはない。その時は海外から協力の申し出や提案が来ているが、(政府に)取り上げてもらえないという話をした。それを亀井氏が首相の耳に入れたと思う。数日後、枝野幸男官房長官から連絡があった」
−−枝野氏からは?
「復興対策本部に入ってほしいと。ただ、副大臣か政務官になっていないと責任のある仕事ができないので、外務省か総務省かどちらかでお願いしたいと」
−−これまで被災地に何回入ったのか?
「一度も行ってない。2日に初めていくが、宮城県石巻市や福島第1原発などを視察する」
−−今回の離党騒動で国会は1週間止まった。
「私がスケープゴートにされたというだけの話だ」
−−首相が交代すれば与野党協力が進むという声は強い
「議論としては分かる。大連立とかパーシャル連合とか。でも、誰も首相の首に鈴を付けられていない」
−−菅政権は8月末までというのが大方の見方。大した仕事はできない
「決して望ましい状況ではないが、8月以降もずるずると菅政権が続く可能性はゼロではない。それに、今を無駄にしたくない」
−−自民党にいても復興対策はできるはず
「そういう人は多いが、所詮は一年生議員。どんな提言をしても10年早いと なる。だから、対策本部の中に入って動かしていくことが重要で、その場を首相が与えてくれた」
−−自民党公認で当選した。議員を辞めて民間人として協力すべきでは
「自民党鳥取県連は文句を言っているが、昨夏の参院選では借金して県連に寄付したし、党本部から来た金も私の口座に入ったけど、(県連が)引き出して相談なく使っている。その金を返せって言うのはどういうことか」
−−政務官が終わったら政治家を辞める気は
「6年間の任期はまっとうする」
−−政府の一員だが、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)や外国人参政権にも賛成するのか
「こんなことやったら国がますますおかしな方向になると思ったら、良心に従って判断する。無条件に賛成するわけではない」
◇
【プロフィル】浜田和幸 はまだ・かずゆき 鳥取県出身の58歳。東京外大中国科、米ジョージワシントン大院卒。新日鉄、米戦略国際問題研究所、米議会調査局勤務を経て昨年の参院選に鳥取選挙区から自民党公認で初当選した。国際政治経済学者として「50冊以上」(事務所)の著書がある。
人工的に地震や津波など自然災害を引き起こす環境・気象兵器に度々、言及しており、4月には「恐るべきTPPの正体」(角川マーケティング)を出版。菅直人首相が意欲を示すTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)に疑問を示し、首相を「国民不在の亡国的政治主導」と批判した。
5月2日付の自身のブログでは、中国大使館の東京都内の土地購入問題を取り上げ、「自ら国土を献上するような行動をとる(菅政権の)姿勢にはあきれはてる」と断罪。民主党政権について「実に幼稚な、懲りない集団だ。この政権は余命いくばくもない」と書いていた。
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