http://www.asyura2.com/11/senkyo115/msg/866.html
Tweet |
政治家、エコノミスト、マスコミも財務省のデータくらい見て頂きたい、所得課税負担率は先進諸国より可成り低いことが分かるはず。
しかるに、消費税増に賛成者は先進諸国水準だ、反対者は景気が悪くなるからだ、とのみ、所得税増については一切ふれていない。
財務省のデータも見ないで政治を動かしているとしか思えてなりません、呆れるばかりで日本政治の大問題ですね。
▼個人所得課税負担率(対国民所得比)は海外に比べ格段に低い、
日本7.6%と1桁で11カ国中最低、他国は全て2桁なのです。
(低い順に)
日本7.6%,フランス10.3%,ドイツ10.9%,アメリカ12.0%,ノルウェー12.6%,イギリス13.5%,イタリア14.4%,カナダ16.8%,フィンランド18.5%,スウェーデン22.2%,デンマーク39.3%,
(財務省のデータ、日本08年、他国は05年)
▼仮に個人所得課税負担率が米国と同じ12.0%なら税収は16.8兆円増になる、
負担率日本は7.6%なので米国と同じなら4.4%増になる
2008年の国民所得は384兆円なので、384×4.4%=16.8
▼直間比率(個人所得課税負担率÷消費課税負担率)、高い順で米国がトップで日本は11ヶ国中5番目、
(高い順に)
米国 2.03、デンマーク1.66、カナダ1.43、スウェーデン1.19、日本1.10、フィンランド0.97、イギリス0.95、イタリア0.92、ドイツ0.79、ノルウェー0.79、フランス0.69、
福祉大国スウェーデンやデンマークよりも低い、
※仮に消費税率が10%になれば最低レベルになってしまうのです。
したがって消費税増より所得税増が筋なのです。少なくとも消費税増ならそれ以上に所得税増すべきなのです。
▼米国の消費課税負担率は日本より低く、食料品にはかからない、
消費課税負担率、日本6.9、米国5.9
(参考)アメリカで消費税のかからないものは次のどれ、税率%は?(メリーランド州03年)
こめ、バナナ、りんご、りんごジュース、ミネラルウオーター、コーヒー豆の粉末、コーラ、ビール、チョコレート、ビタミン剤、せき止飴、ピスタチオ、ピクルスの瓶詰、お菓子のオレオ、綺麗な飾り箱に入ったドロップ、歯ブラシ、歯磨剤、電気、家賃、ガス、水道、ガソリン、アイスクリーム、デコレーションケーキでは?
http://www002.upp.so-net.ne.jp/HATTORI-n/111.htm
▼GDPが増えても税収は減る、日本税制の問題点
1990年〜2005年の15年間に、GDPは実質89兆円増(名目59兆円増)、消費税は5兆円増、なのに国税は逆に13兆円税収減となった。
一方この15年間に個人金融資産は480兆円増、うち現金と預貯金は年平均19兆円増え続けて計290兆円増加した。
結果として個人金融資産は1506兆円(うち現金と預貯金で770兆円)と、反面、財政赤字は650兆円増で865兆円と膨れ上がった。
※これからも分かりますが、景気が良くなれば税収増になると言われているがそう簡単には増えないのです。
▼米国の税制「EITC」も知らないのでしょうね。これを知らずして税を語る資格がないのです。
「EITC」は税額控除の税制なので「納税額=給与全額×税率ー控除税額」
したがって低額所得者(課税最低限以下)は納税額がマイナスになり、マイナス分の現金が支給される。
したがって米国はベーシックインカムの導入を始めていると言っても良いのです。
課税最低限も日本より高い、特に物価も安く電気、食料費などは日本の1/2以下ですよ。
だから米国は貧乏人には暮らしやすいようです。
▼「税の集め方使い方日米比較」(以上はこの一部抜粋)
税制と公務員の賃金が米国と同じなら財政赤字も福祉切り捨てもあり得ないのです。
日本は米国より可成り貧乏人に厳しく金持ちに甘いのです、財務省や文科省を含む全てのデータで言えるのです。
※逆のデータがあったら指摘して下さい。
※善し悪しや社会の比較ではなく、税制予算の比較です、念のため付言します。
※軍事費に多額の費用を要する軍事大国米国に出来るのに日本に出来ないはずはないのです。
消費課税負担率も日本より低いのにですよ。
http://www002.upp.so-net.ne.jp/HATTORI-n/a220.htm
▼与謝野大臣を始め、政治家、エコノミスト、マスコミの皆様方にお願いします。
「逆のデータったら指摘して頂きたい」
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK115掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。