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菅はズット辞めない 「独裁」を気取る菅の命運
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2011/6/29 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
ひどいものだ、原発事故は収束しない、地震被災民は救われない
--ナメられている国と国民、なぜこの疫病神を退陣させられないのか
大新聞がまた大ウソを書いていた。菅首相が退陣の3条件を明言したというのである。
27日の記者会見を受けた記事で、確かに菅は「今年度第2次補正予算案の成立、再生可能エネルギー特別措置法案の成立、特例公債法案の成立がひとつのメドになる」とは言った。「3つの法案が成立すれば辞める」と言ったようにも聞こえるが、あの菅が辞めるか? これまでも散々、騙されてきたではないか。
真に受けて書くのはアホみたいなのに、大新聞はこぞって、1面デカデカ報道。またまた、ペテン師の術中にはまっているのだから、世話はない。
ねじれ国会で参院が過半数割れなのに、どうやって法案を3本も通すのか。しかも、そう言っているそばから、菅は自民党の浜田和幸参院議員を総務政務官に一本釣り。懐に手を突っ込まれた自民党はカンカンで、与野党協議はテーブルにもつけないありさまだ。
浜田一本釣りには「菅の仕掛けじゃないか」「わざとケンカを売って、法案を成立させない腹だ」とみる向きがある。法案が成立しなければ、いつまでも退陣しなくて済むからだ。
「まさか」と思うが、社民党の福島瑞穂党首も同じ見方で「首相は本気で法案を成立させたいのか。国会を空転させる材料をわざわざ提供している」と呆れていた。
震災で困っている国民を人質にして、法案成立を迫りながら、その一方で野党を挑発。国会をもつれさせて、居座るハラだ。万が一、自民党が協力してくれれば、次の延命策を持ってくるだけ。こんな狡猾な魂胆が見え隠れする。
◆いまだに菅の正体が分からない大メディア
このタイミングで、再生可能エネルギー特別措置法を持ってきたのも巧妙だ。当初は退陣条件に入っていなかったのに、菅が岡田幹事長のネジを巻き、「審議入り」を条件に国会を延長させると、今度は「成立」までハードルを上げて、「退陣条件」という名の「居座り理由」に付け加えた。この法案は3月11日に閣議決定したものの、自民党の抵抗で審議入りすらできていないシロモノだ。たった70日間でどうやって成立させるのか。
要するに退陣3条件なんて、ちゃんちゃらおかしくて、「絶対に辞めません」という宣言に他ならないのだ。
改めて、その破廉恥ぶりには慄然とするが、きのうの両院議員総会もぶったまげた。
「エネルギー政策をどのような方向に持っていくかは次期国政選挙でも最大の争点になる」
「2年前に政権をいただいた民主党は必ずしも国民の信頼、理解を得られていない。残された2年間で必ず、国民の理解と信頼を得たい」
菅はこう言って、「あと2年間はやる」と言わんばかりだったのである。政治解説者の篠原文也氏はこう言った。
「私は退陣3条件を聞いた時、菅首相は辞めないつもりだな、とピンときました。私は過去に菅さんを3回インタビューしていますが、そのとき、本質を見たからです。その取材で私は尊敬する政治家を問うた。菅さんは毛沢東と中曽根元首相の名前を挙げました。理由を聞くと、毛沢東は時に敵とも手を組み、粘り強く戦い、権力をものにした。その持久戦に学びたいと。中曽根さんからはしたたかさを学びたいと言っていた。
なるほど、彼が今やっているのは、したたかな持久戦です。辞める気なんてこれっぽっちもないし、権力を維持するためには敵とも組む。味方も騙す。そう考えれば、いまの言動が理解できる。菅さんが簡単に辞めると思ったら大間違いですよ」
それを知らないのは、垂れ流し報道の大マスコミとアホな民主党執行部だけである。
◆今さら「菅を首相に選んだ不明を恥じる」だと!?
それにしても、民主党も自公両党も、ナメられたものだ。国民だって同じ思いだ。誰が見たって無能は歴然なのに、世紀の我利我利亡者に翻弄されっぱなしだ。
民主党執行部のひとりは今さら、「こんな首相を選んだ不明を恥じる」と嘆いていたが、このセリフにもボー然とする。今まで気付かなかったのか、このバカは。人を見る目がなく、ふがいない執行部が、狂犬に権力という刃物を与えてしまったのだ。「どーすんだ!」と怒っているのは国民だ。
大新聞は「首相と執行部の溝は埋めがたいものとなっている」とか書いていたが、これは「溝」ではない。菅にやられっ放しなのである。辞める首相が次のエネルギー政策を語り、人事を動かし、野党から政務官を持ってくるデタラメ。それを執行部はナーンにも知らないテイタラク。もう笑っちゃうようなマヌケぶりだ。
この先、「独裁」を気取る菅が何をやるのか。人事はやりたい放題、官邸機密費や外交報償費など国の“裏ガネ”は使い放題。独善的で狂気じみた政権運営にさらに拍車がかかることになる。
両院議員総会では、川上義博参院議員が「めだかの一本釣りのエサは何か? ポストとカネじゃないのか」と迫っていたが、浜田起用のウラで多額の見返り資金が動いた、と多くの議員が疑っている。川上は「機密費や報償費は使っていないと首相に明言してもらいたい」と畳みかけたが、菅は答えようとしなかった。
逆らう者が次々とクビをはねられるのもよく分かった。今回の改造人事では、蓮舫行政刷新相と馬淵澄夫首相補佐官の2人がポストを外された。「馬淵は本人が、蓮舫は親分の野田財務相が“ポスト菅”に意欲を見せたから、その腹イセ人事」(民主党関係者)と、もっぱらだ。菅の意に沿わない人材はドンドン使い捨てにされることになる。
◆ヒトラー、スターリン、始皇帝と並ぶ狂気
「権力志向の強い人物は落ち目になると、例外なく狂気性を帯びるものです。末期のヒトラーやスターリン、ロベスピエールや始皇帝など過去の独裁者たちも、意に沿わない側近を次々と殺しました。菅首相も同じです。彼は今、閣僚や党幹部の“オフレコ懇談メモ”をカキ集め、誰が自分の悪口を言っているのか、熱心にチェックしているそうです。そうやって背信の部下をあぶり出し、人事で切り捨て、細野原発相のような“ゴマスリの天才”だけを重用する。狂気じみた独裁者の周りがイエスマンで固まれば、恐怖政治が待っています」(政治評論家・森田実氏)
こんな男が権力の中心に居座っていれば、この国はムチャクチャに荒れ果ててしまう。今だって延命のために、原発収束を長引かせ、被災者対策も平然と先送りしているのが菅だ。東北の復旧、復興は進まないのではなく、あえて進めないのが菅直人なのである。
BNPパリバ証券チーフストラテジストの島本幸治氏は言う。
「財政・経済も心配です。このまま、特例公債法案が成立しなければ、公務員給与の支給ストップなどさまざまな政府機能の停止が囁かれていますがもっとも恐ろしいのは国債の急暴落です。いつまで税収がやりくりできるのか。財務省がハッキリ言わないので、10月か、11月までなのかは分かりませんが、こんな不透明な状況では国債市場の緊張は高まるばかり。何かのハズミで日本国債が暴落しかねないのです」
それでも菅は自らの延命のために自民党を挑発し続けるのである。ある警察キャリアOBはいみじくもこう言っていた。
「世が世なら、菅は殺されている」
国に災厄をもたらす疫病神の命運はいつまで続くのか。スッカラ菅と心中では国民はたまったものではない。
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