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[菅首相] 内閣改造失敗3つの誤算
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日刊ゲンダイ2011/6/28 :「日々担々」資料ブログ
小沢派は入閣拒否、亀井新党も幻に
まったくサプライズのない結果に終わった菅内閣の改造人事。菅周辺は「大幅な改造になる」と吹聴していたが、フタを開けたら、新たな入閣は細野豪志(39)1人だけ。なぜ、こんなドッチラケの内閣改造になったのか。
◆自民党から10人が寝返るはずが…
今回、スッカラ菅の裏で絵を描いていたのが、国民新党の亀井静香代表(74)だ。亀井代表は、いまや“死に体”首相の数少ない味方。首相に「小沢グループも取り込んだ挙党態勢をつくるために大幅改造すべきだ」とアドバイスし、今月15日には「俺が自民党の参院議員を何人か連れてくるから心配するな」とハッパをかけている。
「結局、自民党を離党したのは、今回、復興担当の政務官に就いた浜田和幸議員(58)だけでしたが、亀井さんは10人近くに離党を働き掛けていた。あっと驚く大物参院議員も入っています。亀井代表は、声を掛けた10人と『亀井新党』を立ち上げるつもりだった。もし、10人が寝返れば“ねじれ”が解消し、菅政権も一気に安定する。ところが、首相が大幅改造に踏み切れなかったために、提示するポストが不足し、土壇場で離党を見送る議員が続出。誘いに乗ったのは浜田議員しかいなかった。亀井周辺は『あと4、5人は引っ張ってこられたのに』と不満を漏らしています」(国民新党事情通)
10人近くの自民党参院議員が離党し「亀井新党」が誕生していたら、政界に激震が走り、内閣改造もまったく違う形になっていたはずだ。
◆亀井静香の入閣も実現せず
菅首相にとって誤算だったのは、亀井静香に入閣を断られたことだ。副総理就任を打診したが固辞された。
「亀井本人は復興担当相に就くつもりでした。ところが、首相は松本龍を任命した。
しかも、小幅改造で済ませようとした。小幅改造では、自分が入閣したら、国民新党の自見庄三郎金融担当相が辞任しなければならない。さすがに、子分を辞任させてまで入閣できなかったのでしょう。
しかし、いま首相に味方し“菅降ろし”を批判しているのは亀井ぐらい。コワモテの亀井を閣内に置いておけば防波堤になったのに、首相は本当に人事がヘタです」(政界関係者)
◆小沢グループの取り込みも失敗
「小沢グループも取り込んだ挙党態勢をつくれ」と亀井静香にアドバイスされたスッカラ菅は、小沢グループの幹部、山岡賢次(68)に入閣を要請したが、あっさり断られたという。これも菅首相には誤算だった。
民主党はきょう(28日)、両院議員総会を開く。少しでも“菅批判”を抑えたい首相は、小沢グループを抱き込み、挙党態勢を演出するつもりだった。しかし、散々“小沢叩き”をやっておきながら、いまさら挙党態勢を呼びかけても、小沢グループが「はい、わかりました」と了解するはずがない。
◆蓮舫は予定通り使い捨て
組閣人事で割を食ったのが、大臣をクビになった蓮舫(43)と首相補佐官を外された馬淵澄夫(50)の2人だ。この人事だけは首相の強い意志が反映されている。
「ひとりだけ大臣をクビになった蓮舫はカンカンですが、首相は最初から蓮舫を切るつもりだった。かつての人気はないし、この先“仕分け”をやることもない。閣内に置いておくメリットがないのです。要するに使い捨て。なにより、これから節電が大問題になるだけに、無能な蓮舫では節電担当大臣は務まらないと判断したようです。人望があり評判のいい馬淵補佐官を外したのは“ポスト菅”に名乗りを上げているのが許せなかったのでしょう」(民主党事情通)
いったい、なんのための改造だったのか。“死に体”首相はさらに弱体化しただけだ。
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