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菅“挑発人事”は小泉のサル真似だ!「脱原発解散」一直線
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110628/plt1106281618004-n1.htm
2011.06.28 夕刊フジ
菅直人首相が強行した内閣人事に、与野党だけでなく、閣内からも怒りの炎が立ち上がった。菅首相は第2次補正予算案と公債発行特例法案、再生エネルギー特別措置法案の成立に意欲を見せるが、野党第1党の自民党だけでなく、民主党執行部にもケンカを売るような人事で、とても政策実現につながらない。卑劣な政権延命工作。被災地を無視し、与野党対立を激化させた先にあるのは、「脱原発」を掲げた解散・総選挙なのか。
「国会審議を考えると、野党の態度硬化は非常に厳しい状況だ。正面玄関に立って頭を下げて協力をお願いするのが筋だ」
「ポスト菅」の有力候補である野田佳彦財務相は28日午前の記者会見で、菅首相を激しく批判した。温厚で知られる野田氏を激怒させたのは、菅首相が、自民党の浜田和幸参院議員を「一本釣り」して総務政務官に起用したため。
国会運営を仕切る安住淳国対委員長も27日の役員会で、「ふざけないでもらいたい! 与野党協調でやろうとしているのに、こんな話が出てきたら国会の運営はできない」とブチ切れた。
衆参ねじれの中、党執行部は苦しい国会運営を迫られている。民主、国民新両党を合わせた参院与党勢力は、事実上の過半数である121議席に12議席も足りない。法案成立には野党の協力が不可欠だ。
ところが、菅首相は野党陣営を挑発し続けている。
先の国会延長問題でも、菅首相の異常さは際だった。民主、自民、公明党3党の幹事長は「通常国会を50日間延長したうえで、重要法案を早急に成立させ、第3次補正予算案編成は『新首相のもとで』検討を本格化させる」と明記した確認書を交わすことで大筋合意していた。
だが、菅首相は70日間延長で一歩も譲らず、3次補正の扱いも「新体制のもとで」と修正するよう強硬に要求。これに自公両党は態度を硬化させ、3党合意は破綻した。その余波が収まらないうちに、今度は「おきて破り」といえる自民党議員の一本釣りだ。
自民党は28日午前の役員会で、菅政権と徹底対決していく方針を確認。谷垣禎一総裁は「(菅首相は)切羽詰まって暴走を始めた。自民党の協力は一切要らないということだ」と突き放した。
バカにされた自民党だけでなく、野党との関係改善に動いていた民主党執行部の顔にも泥を塗る行為で、とても、被災地のために与野党が協力して政策を実現するムードではなくなったが、民主党ベテランは「これこそ、菅首相の思うつぼだろう」と言い切る。
「記者会見で、『3法案が成立しなかった場合、9月以降も続投するのか?』と聞かれ、菅首相は否定しなかった。野党が法案に協力しなければ、それだけ菅政権は延命する。さらに与野党対立が激化して、法案審議が進まなければ、菅首相は『野党が被災地復興に協力しない』『再生エネルギー法案にも反対だ』などと一方的に対立構図をアピールして、解散・総選挙になだれ込む気では。万が一、勝てればさらに延命できる」
夕刊フジは17日付の最終版で、菅首相が画策している「脱原発」解散について報じた。広島、長崎「原爆の日」の8月6日か9日に、菅首相が全世界に向けて「脱原発」をアピールし、小泉純一郎元首相が仕掛けた郵政総選挙のように、1点突破で解散・総選挙になだれ込むという驚愕シナリオだ。
東北の被災地では、8月25日に岩手県知事選が告示(9月11日投開票)され、8月28日には仙台市議選も投開票される。「国会の70日延長」「自民党議員一本釣りで与野党対立激化」という菅戦略は、政権延命のための「脱原発」解散に向けて、一直線に進んでいるようにも見える。
政治評論家の小林吉弥氏は「菅首相は政治の常識から外れたことばかりして、暴君と化しつつある。野党も被災地のためには第2次補正は通すだろうが、それ以外は無理だ。党内不満も極限に達している。暴君となって解散・総選挙を狙えば、座敷牢に入れられかねない。参院問責決議は8月下旬ではなく、2次補正後の7月に出てくるのではないか。党内一致しての退陣要求や、慣例破りの2度目の不信任案も考えられる」という。
被災地復興のため与野党協力して政策実現にあたるべき時に、不必要な対立を煽っているのは、やはり菅首相自身であることがはっきりした。
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