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(日刊ゲンダイ2011/6/27)
[陸山会裁判]7月に論告求刑!焦りまくる地検特捜部
水面下で急展開
民主党・小沢一郎元代表の3人の元秘書が政治資金規正法違反(虚偽記載)で起訴された「陸山会裁判」が、水面下で“重大局面”を迎えている。
今月1日の公判で法廷での実質審理は終了、次回7月20日に論告求刑が行われる予定だが、東京地検特捜部がここにきて「ヤバイんじゃないか」と焦りまくっているという。立証のための“柱”が、根底から崩されそうな雰囲気になってきているからだ。3人の元秘書が虚偽記載への関与を大筋で認めたとする検察調書のことである。
「裁判所は現在、石川知裕、池田光智両被告の検察調書について、証拠採用するかどうかを検討しています。近く結論を出すとみられているが、検察の調書に相当な疑念を抱いているようなのです。何しろ、石川氏が録音したICレコーダーで検事のデタラメな取り調べが赤裸々になった揚げ句、大久保隆規被告の調書を作成したのは、大阪地検の証拠改ざん事件で実刑を食らった前田恒彦検事。後ろめたい検察が大久保氏の調書の証拠請求を取り下げようとしたのに対し、裁判所はあえて前田検事がどう取り調べたかを知るために、採用した経緯がある。今回、裁判所の結論がなかなか出ないのは、検察の調書を却下する決断を下すつもりだからではないか、とささやかれているのです」(司法関係者)
“供述こそすべて”の特捜部にとって、調書が証拠として採用されなければ、白旗を揚げるしかない。検察のチョーチン記事を書いてきた大マスコミも戦々恐々らしい。どうなるか見ものだ。
2011-06-27(18:04)
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