http://www.asyura2.com/11/senkyo115/msg/710.html
Tweet |
人格サイテー菅!魅せた“狡猾裏切り”仙谷&亀井激怒も涼しい顔
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110627/plt1106271653006-n1.htm
2011.06.27 夕刊フジ
★鈴木哲夫の永田町核心リポート
菅直人首相が大物議員2人を激怒させた。27日、松本龍環境相を復興担当相に正式任命、後任環境相らの最終調整を行ったが、今回の閣僚人事で、仙谷由人官房副長官と、国民新党の亀井静香代表を裏切ったのだ。人間性を疑わせる手法で、菅首相と2人の間には修復不能な大きく深い溝ができた。被災地を無視し、政権延命を優先した閣僚人事の実態について、政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏が迫った。
復興基本法が24日に成立・施行され、復興担当相を置かなければならなくなり、閣僚人事が行われることになった。
その前夜、2人の大物政治家が菅首相に面会した。仙谷氏と亀井氏。実は、菅首相が今回の人事で、完全にハシゴを外した2人なのである。
復興担当相は、松本氏の横滑りとなった。メディアは「いつ退陣するか分からない菅首相に誰も協力しなかった。追い詰められた中で苦肉の人事」と伝えている。
しかし、菅首相を侮ってはならない。取材を進めると、松本氏の起用は確信犯で、相変わらずの「排除の論理」と「狡猾な計算」があった。
23日夜、民主党の前原誠司前外相のグループは、港区内で会合を持っていた。仙谷氏も参加していたが、途中でこう言い席を立った。
「今から公邸に行ってくる。総理が話があると言うんだ」
グループのメンバーはこう言った。
「人事ですかね? もしかすると仙谷さんを復興担当相にして、和解しようということかもしれませんね」
仙谷氏は「さあ」とだけ答えて、公邸に向かった。
震災直後、副長官として呼び戻された際、菅首相は「復興を中心的にやってほしい。将来は復興相にと思っている」と仙谷氏に伝えていた。人事を前に「被災地復興に意欲はあったため、仙谷さんは『それもありか』と思っていたはず」(前出議員)という。
公邸で向かい合い、菅首相はこう言った。
「これからも協力をお願いしたい」
ところが、関係修復を望む言葉とは裏腹に、菅首相が次に発した言葉に仙谷氏は耳を疑った。
「仙谷さんを復興担当相にすることは考えていません」
そして、誰にするかは告げずに、会談は終わったのだった。
仙谷氏が、松本氏の起用を知らされたのは翌日。首相本人からではなく内閣スタッフからだった。直後に仙谷氏と会った関係者に、仙谷氏は怒りをぶつけたという。
「結局は、菅さんの人格の問題。要するに『自分より力のある人に、自分より前に出てほしくない』ということだ。官僚との関係だって、どのラインを使うかで(自分とは)ぶつかる。それが嫌なんだ」
松本氏は、防災担当相でもあり、起用は妥当だが、それならば阪神大震災時の小里貞利震災担当相のように、震災直後に全権限を与えて現地に張り付かせればよかった。
現実の被災地復興は大幅に遅れたまま。復興体制を一新するチャンスだったのに…。仙谷氏はこう吐き捨てたという。
「納得できないに決まってるじゃないか! ハシゴを外された。(菅首相に)喧嘩を売り直されたということだ」
■仙谷の「菅降ろし」に火!
仙谷氏の「菅降ろし」に、いっそう火をつけたのは間違いない。
亀井氏も顔に泥を塗られた。これまで、亀井氏は何度も菅首相を訪ね、復興担当相の新設や、大胆な内閣改造をアドバイスしていた。
「小沢一郎グループからの登用も含めた超党派の改造をやって、あなたがやりたい仕事をやり遂げればいい」
そして、「菅降ろし」に躍起になっている民主党執行部に対し、「そんなことをやっている場合か!」と批判し、菅首相を守る立場を貫いた。
亀井氏が菅首相を公邸に訪ね、内閣改造を進言したのが13日。ところが、その前後に、菅首相は「松本氏に復興担当相を打診していた」(松本氏周辺)というのだ。
13日以降も、亀井氏は菅首相に電話や直接会談も含めて3度接触し、改造をアドバイスした。そのたびに菅首相は「亀井さんも力を貸してください」「検討します」などと答えていた。
とんだ確信犯である。菅首相はハナから亀井氏のアドバイスなど聞くつもりはなかったのだ。こうした菅首相の態度について、官邸スタッフの1人が言う。
「菅首相は、亀井さんは今は『あなたを守る』と言っているが、ある程度たったら『菅降ろし』に転じて大連立を作ろうとしている、と疑っている。亀井さんを復興担当相で入閣させる気などサラサラないし、アドバイスを聴くフリをしていたようだ」
官邸スタッフは、菅首相の性格を分析する。
「大物を自分の下には置きたくない。いつ寝首をかかれるか分からないから。とにかく疑心暗鬼が強い。文句を言わない若い議員しか近くに置かない。仙谷さんや亀井さんも利用するときには近づくが、最後は切るということ」
今、国民が求めているのは、超党派・全員一致で国難を解決してほしいという一点だ。しかし、自分以外の実力者のハシゴを次々に外し、排除する菅首相に、それは望むべくもない。
■鈴木哲夫(すずき・てつお) 1958年、福岡県生まれ。早大卒。テレビ西日本報道部、フジテレビ政治部、東京MXテレビ編集長などを経て、現在、日本BS放送報道局長。著書に「政党が操る選挙報道」(集英社新書)、「汚れ役」(講談社)など多数。
◇
亀井氏「副総理」を固辞=特別補佐官に就任−首相と会談 :時事通信
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011062700447
菅直人首相は27日午後、首相官邸で国民新党の亀井静香代表と会談し、副総理として入閣するよう要請したが、亀井氏は固辞した。首相は「それなら特別補佐官として助けてほしい」と求め、亀井氏も受け入れた。亀井氏が記者団に明らかにした。 (2011/06/27-15:01)
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK115掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。