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菅直人首相は、松本龍環境相を復興担当相に当てることを内定したという。しかし、これにはガッカリした。復興担当相は、かなりの政治力がなければ務まらない。国土交通省や総務省、環境省、経済産業省など複数の中央省庁の官僚を束ねて、縦横無尽に動かさなければならないからである。それには、ベテランの実力者を据える必要がある。
ところが、松本龍環境相は、あまりにも軽量すぎ、菅直人首相の復興に賭ける熱意のほどが疑われるのである。ズバリ言えばやる気がないのではないかとさえ感じる。msn産経ニュースが6月24日午後3時15分、「復興担当相に松本龍氏」という見出しをつけて、以下のように配信した。
「菅直人首相は24日、同日施行の東日本大震災復興基本法に基づき新設する復興対策担当相に、松本龍環境相兼防災担当相を充てる人事を内定した。後任の環境相には別の閣僚を充てる」
政府は6月27日にも松本龍環境相を復興担当相に当てる人事を正式決定し、復興対策本部の初会合を行う予定。松本龍環境相は、防災担当相を引き続き兼務するものの、環境相は辞任する意向を首相に伝えているという。
松本龍環境相は、福岡県福岡市出身である。部落解放の父と呼ばれた松本治一郎の養孫。実家は養祖父の代からのゼネコン・松本組。自身も顧問を務めている。福岡市立馬出小学校から福岡市立福岡中学校、福岡県立福岡高等学校を経て中央大学法学部政治学科卒業。1980年、父・松本英一(参議院議員)の秘書を務めて、1990年の総選挙に日本社会党から出馬して初当選し、以後7回連続当選している。
1996年には、社民党を離党して旧民主党結党に参加した。部落解放同盟副委員長であり、人権擁護法案の推進派として2010年9月17日、菅改造内閣において環境相兼内閣府特命担当大臣(防災担当)に就任し、初入閣した。防災担当相が環境相兼任は異例と言われた。だが、国土交通省や総務省、環境省、経済産業省など複数の中央省庁の官僚との人脈が薄く、信頼感もない。
菅直人首相は、国民新党の亀井静香代表から、「内閣の大幅改造」を進言され、頷いていたと言われているが、これを無視してしまっている。亀井静香代表は、おそらくは、裏切られた気持ちであろう。菅直人首相は、延長国会末期に、退陣して民主党代表選挙を覚悟しているが故の人事で終わらせようとしているのか、それとも9月上旬に大幅な内閣改造を意図しているのか、いずれとも即断できないけれど、被災地の被災者に、復興の意欲が伝わらなければ、深い失望感を抱かせるのみである。
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/dbb1b6f08c864bd1e18a50d838fd8fc3
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