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意気軒昂な菅直人、虚脱感の党執行部 すべてがヤラセだったとしたら
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2011年06月24日 | 日記 :世相を斬る あいば達也
今ほど、時事や読売の速報で、“復興担当相に松本龍防災担当相を起用する意向を固めた。”同氏は環境相であり、防災担当相であり、復興相のトリプル大臣になる。復興相と云うドエライ仕事を担う大臣がかけ持ち大臣と云うのも解せない。 下世話でNO1候補の亀井静香の線はあっさり消えたようだ。今日の時点を見る限り、復興相と云う10兆、15兆の利権渦巻く妙味大臣を、小者に任せる事で、菅直人は自分の発言力を担保したのだろう。
小沢や亀井と比べるまでもない松本龍、仙谷、玄葉より政治的力量は落ちるわけで、菅には好都合なのだろう。菅直人が、震災復旧復興や原発事故処理に、本音で興味を持っていない証左のような人事である。 記憶では、初めに24日に小幅改造、次に28日に小幅改造と報道されていたが、24日に戻ってしまった。このまま終われば、上述のような菅直人の思惑だけで、人事がなされたと云うことだ。しかし、常識的には環境相まで兼務は如何に都合の良い政治家だと云っても行き過ぎだろう。後日、あらためて本格的内閣改造の可能性は否定できない。
おそらく、環境相は外すだろうから、その穴埋めが必要だ。その際、大幅改造に打って出るか、或いは、“大幅内閣改造”の人事カードを菅は温存するかもしれない。 そもそも今回の国会会期延長騒動が70日で決着と云うかごり押ししたのは良いのだが、国会は閉会同然で何ひとつ審議などしていない。来週の半ばまで、国難も政治も中休みとでも言いたい政治家の動きである。震災復旧・原発等々の国難が休むわけはないので、早い話“放置”するのである。
本当に学級委員会並の菅政権である。国民の痛みを感じると云うのは明らかに口先だけで、中休みしても、心などチクリとも痛まない、トンデモナイ学校の“虐め集団”と同等の人格だけが集まったのだから、凄い。
「菅が辞めないなら俺が辞める」と大見得を切った連中は何処に行ったのだ?本人が自らの口で言い放ったのを筆者は聞いたわけではない。オフレコなんちゃって言いながら、マスメディアに垂れ流させたのだろうが、イザとなったら「そんなこと言っていない」と口を拭うのだろう。仙谷由人や岡田克也、玄葉光一郎、野田佳彦、安住淳らがオフレコで“菅降ろし宣言”をたしかにした筈だ。
官邸に夜な夜な6人衆が集まって、菅を囲み“辞めろ!いつ辞めるのだ”と問い詰めた如く報道されているが、この報道も今となっては胡散臭い。仙谷、岡田、輿石、枝野、玄葉、安住だったかな?本当にがみがみと議論白熱したのだろうか?そこからして怪しいと思うべきかもしれない。
思い出すと、この“菅降ろし騒動”の発端は衆議院における、菅内閣不信任決議案騒動の時点になる。この時、不信任決議案に賛成する民主党議員が何人であったか、代議士会における鳩山由紀夫の“意味不明・首相退陣宣言”のお陰で定かではないのだが、鳩山を騙してでも切り抜けなければならなかった状況に追い込まれていたわけで、ほぼ不信任案は議決されたのだろう。そうなると、菅政権を救ったのは、結果的に鳩山由紀夫と云うことだ。
今になってみると、“意味不明・首相退陣宣言”を引き出した鳩山由紀夫と菅直人の密談自体、怪しいものだと思う必要が出てきた。鳩山は退陣時期を明示しな菅に対し“ペテン師”発言をしたわけだが、それとても“阿吽の呼吸”であれば、アノ程度の誹謗中傷は政治家にとって造作もないことである。後日、鳩山は“言いすぎた”と“ペテン師”発言を撤回している。つまり、菅直人と鳩山由紀夫が小沢グループと野党を騙す為に“意味不明・首相退陣宣言”を代議士会で演じたと云う推論も成り立つ。
この推論を原点に、今回の“菅降ろし騒動”で官邸に夜な夜な集まった6人衆の激論の場も、実は懇談会であった可能性さえある。“刺し違える”とまで言い放った連中が、平気の平左で永田町を歩きまわっているのだから、菅直人と6人衆のマッチポンプと推理する事も可能だ。 彼等は選挙で政権を維持する器量はないのだが、不思議に野党を騙し、国民を騙す知恵だけは並外れた能力を発揮する。偏差値の高い学級委員会等と云うものは、弱者の級友を虐める、強きものの味方集団になりやすい。挙句に保身への気配りも充分で、みんなで言ったのだから怖くないのだ。
菅直人はおそらく、小沢や亀井と本気で融和するつもりなど微塵もないのだろう。そして、如何にして野党を復興復旧に協力しない国賊勢力と云うレッテルを貼る事に腐心するのだろう。 このような推論を思い描く環境が整備されつつあるのが、現在の民主党政権だ。
誰も責任を取らず、震災の復旧復興に自らを捧げる矜持もなく、原発事故対応は東電と云う地域独占私企業に丸投げ、死に物狂いで終息させる気など毛頭ない。どう考えても、原発処理の陣頭指揮は政府が取るべきだ。東電に任せるのは間違いだ。“面白そうだ”と他を押しのけて掴んだオモチャを危ない!熱い!、だから手放すと云う菅直人の態度は人間業ではないのだが、民主党の学級委員会仲間の間では、今では話題にさえのぼらない。
当分、菅政権と云うか、民主党政権全体の動きを注意深く観察しなければならないのだが、歴然としている事は、復旧復興も原発処理にも、政府が指導力を発揮しない、出来ないと云うことだ。2+2もセレモニー状態で、普天間返還問題もたな晒し、社会保障と税の一体改革もたな晒し、公務員制度改革、地方分権、すべてがたな晒しになる雲行きだ。何とも怖ろしき集団に日本は乗っ取られたものだ。勘違いしないでくれよ、だからと云って筆者が大連立や自民党政権が良いと言っているわけではない。
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