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【新聞チェック】菅首相は「稀代のご都合主義者」 擁護派だった毎日新聞に批判コラム 首相支持する全国紙が皆無に
http://news.livedoor.com/article/detail/5656247/
2011年06月23日13時11分 BLOGOS編集部
「希代のご都合主義者の本領発揮である」。菅首相を猛烈に批判するコラムが、ある全国紙の一面を飾った。政権批判の急先鋒だった産経新聞ならともかく、主要紙の中では最後まで菅政権を擁護してきた毎日新聞に載ったのだから驚きだ。
政治部長の古賀政氏の署名入りで“近い将来の退陣を約して強制退去を免れた人物が、身を翻して延命に猛進する。かつて「熟議の国会」を唱えていたことなど眼中にない”と切り捨てた。与野党からの辞任要求を無視して首相の座に居座り続ける菅首相に、ついに見切りをつけたようだ。朝日新聞は6月4日以降、菅批判に転じており、これで日本の全国紙で菅続投を支持する新聞は皆無となった。
「復旧・復興政策を人質に取る」と怒る
22日の衆院本会議で、この日に切れる国会の会期が8月31日まで70日間延長されることが決まった。菅首相の退陣と引き換えに赤字国債発行に必要な特例公債法案などの成立を図るとした自民、公明両党と民主党との合意は、首相の退陣時期が明確にならなかったため破綻してしまったのだ。
続投に固執する菅首相のせいで、国会審議の停滞は必至。産経新聞では、「この1週間、俺は何のために走り回ってきたのか…」と愚痴る岡田克也幹事長の姿を報じている。
今回の毎日新聞のコラムは、通常国会の70日間延長が決まったこと自体は支持しているが、「本来中立的であるべき時間に、ギラギラした政治性を持ち込んだのは首相自身だ」として、以下のように首相への怒りの言葉を並べている。
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首相は全体構想などお構いなしに、電力業界に風穴を開けろと迫る。相手が拙速を戒めようものなら、正義を振りかざして悪態をつく。
そんな「けんか民主主義」で衆参ねじれの国会をどう運営するつもりなのか。復旧・復興政策を「人質」に取るような首相の姿勢は、国政を私していると言うほかない。
議院内閣制は、国会の多数派が首相を選ぶ仕組みだ。すなわち菅首相は民主党議員の支持によって政治権力を得ている。しかし、現状はどうだろう。党側の支持を取り付けるどころか、党執行部の意見をはねつけて我を通した。
菅氏はこの政体が想定する首相像からかけ離れた存在になりつつある。
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このように菅氏に対して、首相の座にふさわしくない人間と引導を渡す記事となった。
これまでの毎日新聞の論調は
今回の記事が出るまで、毎日新聞は首相続投を支持するような記事ばかり載せていた。
6月4日の社説では、菅首相を「ペテン師」と批判した鳩山由紀夫・元首相を「密室談合の中身を金科玉条のごとく取りあげる感覚を疑う」と書いている。さらに同月7日の紙面では「家庭内野党」伸子夫人に聞くという首相夫人インタビューを掲載。「これまで首相がいともあっさり、簡単に辞めちゃった方が不思議ですよ」と続投に期待する声を紹介していたほどだ。
各紙が首相批判に転じる中、唯一の首相応援団だったわけだが、民主党幹部の意向すら無視するようになった菅氏にはサジを投げざるを得なかったようだ。
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